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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
子どもに心肺蘇生法講習を受講させたいと聞かれたら?
 子どもに心肺蘇生法講習を受けさせたい。これを聞いて指導者の皆さんは、どう答えますか?

 大人が受講したいと言えば、ぜひ受講して下さいと即答で言えるでしょう。子どもはどうですか?年齢にもよりますが胸骨圧迫する力等々、現実的なことに直面すると思います。
私たちは、子どもたちにできることがたくさんあると考えています。私たちの定期講習会では、お子さんを連れて参加されることを大歓迎です。子どもと一緒に心肺蘇生法を学べる場は、ほとんどありません。親子一緒に講習会に参加していただくことで子どもだけなく親も学ぶものは、非常に大きいと感じています。
 
 講習はとかく手技がメインになってしまいますが、胸を押すこと以外にできることもあります。胸骨圧迫できるだけの力がないから受講は無理、そんなことありません。第1回目の定期講習会では、小学生3人が力強く胸骨圧迫と人工呼吸を頑張りました。それ以外にできることも伝えていくこと、私たちが大切にしていることです。


心肺蘇生法講習で私たちが伝えていることと取り組み
 ブログにまとめてアップします。心肺蘇生法とAED、AEDが普及して心肺蘇生法とAEDは広く市民に知られるようになりました。しかし、AEDがあれば助かる、胸を押してと言われるけど助からなかったらどうしよう?責められるんじゃないか?と一部の指導者の認識不足やそこまで伝える必要はないという考え等でバイスタンダーの心的外傷に関するケアをはじめ心肺蘇生法とAEDについてしっかり伝えられていない現状もあります。私たちは、そういった現状を少しでもなくしたいという想いから、講習の中で下記のように独自の取り組みをしています。他にも取り組んでることは多々ありますが、ますばここからという重要な部分をアップしました。私たちの取り組みと同じことをされてる応急手当普及団体さん、指導者さんもいらっしゃいます。

 先日の定期講習会でAEDトレーナーの音声メッセージを聞いた受講者からの質問。AEDの音声メッセージって小さいですが実際もこんなものですか?
トレーナーではなく実機の音声メッセージの大きさを知ってもらうことも大切と感じました。実際、かなり大音量ですから。次回の講習会は、代表所有のAED実機のメッセージを聞いてもらうことも取り入れます。

 AED実機のパッドの粘着力の強さを知ってもらうことも大切と考えています。トレーナーのパッドは、講習での使用頻度が高いのでどうしても粘着力が弱くなり、マネキンにしっかりパッドが貼れずポロッと落ちてしまうことがよくあり指導者泣かせ。
私たちは、実機で使用していた未使用パッドで交換期限がきて新品に交換後の期限切れ未使用パッドを使い、本物のパッドの粘着力は、この位強いので貼り付けたらそう簡単にはがれることはありませんよということも伝える取り組みもしています。

 AEDを覚えたかった、AEDがあれば助かるんでしょ?胸を押すことが大事なのは分かるけど助からなかったらどうしよう?講習会で市民の方のこんな声を多く聞きます。
指導者の皆さん、AEDを覚えたかった、AEDがあれば助かるんでしょ?胸を押すことが大事なのは分かるけど助からなかったどうしよう?そう聞かれた時、どう答えてますか?質問してきた受講者によっては模範解答するのが無難かもしれません。しかし、AEDや心肺蘇生法に関して誤解してる市民は多くいます。それが上記のような質問となってでてくると思います。内容によっては踏み込んだ答えを出す必要がないと思っても、そういう答えを出すことによって意識が変わってきます。胸を押すと言っても何で胸を押さなきゃいけないのか?脳に血液を送るためです。ホントにそれだけでいいんですか?実行力のあるバイスタンダーを1人でも多く育てること、これが心肺蘇生法指導者の責務であると考えます。


AEDだけではありませんが
AEDがあるのに使わなかった。その場にあれば使うべきです。電気ショックが必要か必要でないかは、AEDが解析してくれます。使い方も音声メッセージに従って操作するだけです。AEDを使ったから全ての命が助かるというものではありませんが、使わないより使った方がいいことは間違いありません。

 AEDが設置されてる教育現場(学校)公共施設、商業施設等に勤めてる方は、自分たちの働いている現場で人が倒れました、119番通報したけど救急車来るまで何もしませんでしたでは、だめなのです。AEDだけでなく、心肺蘇生法がしっかりされてることが重要になってきますが、最低でも救命講習を半年に1回受講する、AEDを点検の際に実際に触って操作を確かめる等、いざという時に最善の行動を取ることが求められています。

 働く人ばかりでなく、ボランティアで子どもを預かったり、地域の人を集めてのイベント運営な関わる方も救命講習を受けておくことが大切です。


http://news24.jp/nnn/news8826184.html
心肺蘇生法を教えることに満足してていいの?
 心肺蘇生法を教えることに満足していていいの?消防.日赤.AHA.MFAと心肺蘇生法を医療従事者以外の市民が学べる場は、確実に増えました。

バイスタンダーによるCPRやAEDの使用率も上がってますが、現行の心肺蘇生法講習では、起き上がることはできないけど意識はある、意識はないけど呼吸はちゃんとしてる、人が倒れてるけどどうしたらいいの?といった心停止でない時の対応を学べる場はほとんどありません。心肺蘇生法は、最後の手段。そうそう使うものではありません。心停止に至らないためにすべきこと、心肺蘇生法を指導してる人は、心停止でない時の対応をしっかり学び、できることを伝えていく必要があります。これは応急手当だけでなく、予防も含めた話しになってきます。
 実際、心肺蘇生法指導者(団体問わず)で私は心停止でない時の対応もしっかり教えることができますと自信をもって言える指導者がどれだけいるのでしょうか?以前、私たちの活動を見下す言い方をした指導者の方がいました(医療従事者です)その方が心停止でない時の対応を自信をもって教えることができるかは分かりませんが、心肺蘇生法を自慢げに教えたと優越感に浸り周りからすごいと言われてる姿に違和感を覚えました。心停止でない時の対応、受講者の年齢やバックにあわせた指導ができること、自信をもって伝えられること、それこそが資格を持つ心肺蘇生法の指導者の姿だと思います。

 指導できる資格に満足していてはだめです。

 

市民が心肺蘇生法を教えることはだめなのか?
 市民が心肺蘇生法を教えることはだめなのか?そんな空気って少なからずあると思います。逆に教える側が医療従事者だと周りは「あの人お医者さんだからねとか、看護師さんだよね」と、資格だけ聞いて受け入れやすい雰囲気があります。
 街中の開業医さんや病院で市民向けの心肺蘇生法講習やってますって聞いたり見たことありますか?大きな病院では、時々、病院のイベントの一つで開催してることがありますが、市民が一番よく受診する近くの開業医さんで市民向けに積極的に心肺蘇生法の普及啓発に取り組んでるところは、ほとんど聞いたことありません。

 医療従事者みんなが心肺蘇生法をしっかり知っていて教えることができるかといえば、そうでもありません。驚かれるかもしれませんがこれは事実です。これは、医大や看護学校でのカリキュラムの中に心肺蘇生法という時間は多くとられていません。ほとんどの医療従事者は、外部の有料コースで心肺蘇生法(BLS)を学ぶことが多いのですが、これらのコースを受講する理由も様々で、配属された部署が救急で必要に迫られたり、BLSの手技が必須となる上位の資格を取得するために受講するという理由も多く、心肺蘇生法を多くの人に広めたいという志をもって心肺蘇生法を学ぶ方は、限られています。今まで医療従事者しか受講できなかった有料コースが市民も受講できる場も増えてきてますがまだまだ少ないです、市民受講大歓迎と垣根なく受け入れてくれるとこもあり、地域の温度差を感じます。私は、医療従事者個々の心肺蘇生法についての取り組み方について否定は一切しません。それは個人の考え方ですから。

 しかし、医療従事者も病院から外に出れば、できることは一般市民となんら変わりません。院内であれば薬や機材、人と揃ってますが、病院外では院内にあるものがすぐ用意できるわけではありません。
 救急車も同じです。車内には最新の医療機器が載っていて病院と同じことをしてくれると思ってる方も多いと思いますが、救急隊員もできることは一般市民とほとんど変わりありません。救急救命士は、行なえる医療処置がありますが、これらも医師から指示を受けて初めてできるもので、救命士の判断で勝手にできるわけではありません。医師から救命士にその処置は必要ないから、すぐ病院に搬送しなさいと言われたら、それに従うしかないのです。これを聞かずに指示がなければやってはいけない処置すれば、法に沿って罰せられます。
心肺停止の患者さんに救急隊員ができること、人工呼吸・胸骨圧迫です。

 市民でも応急手当普及員やインストラクター資格を持つ方は、たくさんいます。資格保有者だけならかなりの数になりますが、実際にアクティブに活動されてる方は少数です。でも、そういった方が医療従事者でないと知ると、手のひらを返したような態度を取る方もいます。それは一般市民だけでなく、消防や医療従事者にもいます。医療従事者じゃない人が心肺蘇生法を教えるって何なの?とか、講習の幅を制限されたり、あなたに何ができるの?と。アクティブに動いてる方に、こういった経験が多いと感じます。
そんな空気がある中にも、市民目線で普及活動してる方の背中を押して応援してくださる医療従事者の方もたくさんいらっしゃいます。こういう医療従事者と市民が一体となった活動が大切ではないでしょうか?市民との連携を模索している医療機関もあります。
 人の命を救うのは、病院にどんな名医や優秀なスタッフがたくさんいて、最新の医療機器があったとしても、病院に搬送される前の一次救命処置がされて、救命の連鎖が繋がらなければ、助かる命も助からない、助かったとしても後遺症を残すこともある。一次救命処置がされた全ての人の命が救われるということはありませんが、心肺蘇生法は大事ですよ~という人は多くても、病院外では医療従事者もできる救命処置は一般市民と同じということが伝わってない現状。一次救命処置から繋がる救命の連鎖のどこが一番大切なのかということを市民は、しっかりと知るべきです。

 医療従事者の目線、市民の目線は違いますが、消えそうな命の灯を消さないようにする心肺蘇生法は、医療従事者、市民を問わずやることは同じです。人工呼吸・胸骨圧迫。同じことをする、教えることに垣根を作る必要があるのでしょうか?

 心肺蘇生法を教えるのは医療従事者でないとだめとか、市民の応急手当普及員やインストラクターのする普及活動や市民目線での活動に消極的な意見や否定や制限する方に、その根拠や代わりにできる方法があるのかぜひ聞いてみたいです。根拠もなく消極的・否定的なことを言うのはなぜでしょうか?それなら、はっきりと応急手当普及員や心肺蘇生法を指導する団体のインストラクターは一般市民はなれませんと公の場で言えばいいと思います。言えないのは、その根拠がないからだと考えます。