市民が心肺蘇生法を教えることはだめなのか?そんな空気って少なからずあると思います。逆に教える側が医療従事者だと周りは「あの人お医者さんだからねとか、看護師さんだよね」と、資格だけ聞いて受け入れやすい雰囲気があります。
街中の開業医さんや病院で市民向けの心肺蘇生法講習やってますって聞いたり見たことありますか?大きな病院では、時々、病院のイベントの一つで開催してることがありますが、市民が一番よく受診する近くの開業医さんで市民向けに積極的に心肺蘇生法の普及啓発に取り組んでるところは、ほとんど聞いたことありません。
医療従事者みんなが心肺蘇生法をしっかり知っていて教えることができるかといえば、そうでもありません。驚かれるかもしれませんがこれは事実です。これは、医大や看護学校でのカリキュラムの中に心肺蘇生法という時間は多くとられていません。ほとんどの医療従事者は、外部の有料コースで心肺蘇生法(BLS)を学ぶことが多いのですが、これらのコースを受講する理由も様々で、配属された部署が救急で必要に迫られたり、BLSの手技が必須となる上位の資格を取得するために受講するという理由も多く、心肺蘇生法を多くの人に広めたいという志をもって心肺蘇生法を学ぶ方は、限られています。今まで医療従事者しか受講できなかった有料コースが市民も受講できる場も増えてきてますがまだまだ少ないです、市民受講大歓迎と垣根なく受け入れてくれるとこもあり、地域の温度差を感じます。私は、医療従事者個々の心肺蘇生法についての取り組み方について否定は一切しません。それは個人の考え方ですから。
しかし、医療従事者も病院から外に出れば、できることは一般市民となんら変わりません。院内であれば薬や機材、人と揃ってますが、病院外では院内にあるものがすぐ用意できるわけではありません。
救急車も同じです。車内には最新の医療機器が載っていて病院と同じことをしてくれると思ってる方も多いと思いますが、救急隊員もできることは一般市民とほとんど変わりありません。救急救命士は、行なえる医療処置がありますが、これらも医師から指示を受けて初めてできるもので、救命士の判断で勝手にできるわけではありません。医師から救命士にその処置は必要ないから、すぐ病院に搬送しなさいと言われたら、それに従うしかないのです。これを聞かずに指示がなければやってはいけない処置すれば、法に沿って罰せられます。
心肺停止の患者さんに救急隊員ができること、人工呼吸・胸骨圧迫です。
市民でも応急手当普及員やインストラクター資格を持つ方は、たくさんいます。資格保有者だけならかなりの数になりますが、実際にアクティブに活動されてる方は少数です。でも、そういった方が医療従事者でないと知ると、手のひらを返したような態度を取る方もいます。それは一般市民だけでなく、消防や医療従事者にもいます。医療従事者じゃない人が心肺蘇生法を教えるって何なの?とか、講習の幅を制限されたり、あなたに何ができるの?と。アクティブに動いてる方に、こういった経験が多いと感じます。
そんな空気がある中にも、市民目線で普及活動してる方の背中を押して応援してくださる医療従事者の方もたくさんいらっしゃいます。こういう医療従事者と市民が一体となった活動が大切ではないでしょうか?市民との連携を模索している医療機関もあります。
人の命を救うのは、病院にどんな名医や優秀なスタッフがたくさんいて、最新の医療機器があったとしても、病院に搬送される前の一次救命処置がされて、救命の連鎖が繋がらなければ、助かる命も助からない、助かったとしても後遺症を残すこともある。一次救命処置がされた全ての人の命が救われるということはありませんが、心肺蘇生法は大事ですよ~という人は多くても、病院外では医療従事者もできる救命処置は一般市民と同じということが伝わってない現状。一次救命処置から繋がる救命の連鎖のどこが一番大切なのかということを市民は、しっかりと知るべきです。
医療従事者の目線、市民の目線は違いますが、消えそうな命の灯を消さないようにする心肺蘇生法は、医療従事者、市民を問わずやることは同じです。人工呼吸・胸骨圧迫。同じことをする、教えることに垣根を作る必要があるのでしょうか?
心肺蘇生法を教えるのは医療従事者でないとだめとか、市民の応急手当普及員やインストラクターのする普及活動や市民目線での活動に消極的な意見や否定や制限する方に、その根拠や代わりにできる方法があるのかぜひ聞いてみたいです。根拠もなく消極的・否定的なことを言うのはなぜでしょうか?それなら、はっきりと応急手当普及員や心肺蘇生法を指導する団体のインストラクターは一般市民はなれませんと公の場で言えばいいと思います。言えないのは、その根拠がないからだと考えます。
街中の開業医さんや病院で市民向けの心肺蘇生法講習やってますって聞いたり見たことありますか?大きな病院では、時々、病院のイベントの一つで開催してることがありますが、市民が一番よく受診する近くの開業医さんで市民向けに積極的に心肺蘇生法の普及啓発に取り組んでるところは、ほとんど聞いたことありません。
医療従事者みんなが心肺蘇生法をしっかり知っていて教えることができるかといえば、そうでもありません。驚かれるかもしれませんがこれは事実です。これは、医大や看護学校でのカリキュラムの中に心肺蘇生法という時間は多くとられていません。ほとんどの医療従事者は、外部の有料コースで心肺蘇生法(BLS)を学ぶことが多いのですが、これらのコースを受講する理由も様々で、配属された部署が救急で必要に迫られたり、BLSの手技が必須となる上位の資格を取得するために受講するという理由も多く、心肺蘇生法を多くの人に広めたいという志をもって心肺蘇生法を学ぶ方は、限られています。今まで医療従事者しか受講できなかった有料コースが市民も受講できる場も増えてきてますがまだまだ少ないです、市民受講大歓迎と垣根なく受け入れてくれるとこもあり、地域の温度差を感じます。私は、医療従事者個々の心肺蘇生法についての取り組み方について否定は一切しません。それは個人の考え方ですから。
しかし、医療従事者も病院から外に出れば、できることは一般市民となんら変わりません。院内であれば薬や機材、人と揃ってますが、病院外では院内にあるものがすぐ用意できるわけではありません。
救急車も同じです。車内には最新の医療機器が載っていて病院と同じことをしてくれると思ってる方も多いと思いますが、救急隊員もできることは一般市民とほとんど変わりありません。救急救命士は、行なえる医療処置がありますが、これらも医師から指示を受けて初めてできるもので、救命士の判断で勝手にできるわけではありません。医師から救命士にその処置は必要ないから、すぐ病院に搬送しなさいと言われたら、それに従うしかないのです。これを聞かずに指示がなければやってはいけない処置すれば、法に沿って罰せられます。
心肺停止の患者さんに救急隊員ができること、人工呼吸・胸骨圧迫です。
市民でも応急手当普及員やインストラクター資格を持つ方は、たくさんいます。資格保有者だけならかなりの数になりますが、実際にアクティブに活動されてる方は少数です。でも、そういった方が医療従事者でないと知ると、手のひらを返したような態度を取る方もいます。それは一般市民だけでなく、消防や医療従事者にもいます。医療従事者じゃない人が心肺蘇生法を教えるって何なの?とか、講習の幅を制限されたり、あなたに何ができるの?と。アクティブに動いてる方に、こういった経験が多いと感じます。
そんな空気がある中にも、市民目線で普及活動してる方の背中を押して応援してくださる医療従事者の方もたくさんいらっしゃいます。こういう医療従事者と市民が一体となった活動が大切ではないでしょうか?市民との連携を模索している医療機関もあります。
人の命を救うのは、病院にどんな名医や優秀なスタッフがたくさんいて、最新の医療機器があったとしても、病院に搬送される前の一次救命処置がされて、救命の連鎖が繋がらなければ、助かる命も助からない、助かったとしても後遺症を残すこともある。一次救命処置がされた全ての人の命が救われるということはありませんが、心肺蘇生法は大事ですよ~という人は多くても、病院外では医療従事者もできる救命処置は一般市民と同じということが伝わってない現状。一次救命処置から繋がる救命の連鎖のどこが一番大切なのかということを市民は、しっかりと知るべきです。
医療従事者の目線、市民の目線は違いますが、消えそうな命の灯を消さないようにする心肺蘇生法は、医療従事者、市民を問わずやることは同じです。人工呼吸・胸骨圧迫。同じことをする、教えることに垣根を作る必要があるのでしょうか?
心肺蘇生法を教えるのは医療従事者でないとだめとか、市民の応急手当普及員やインストラクターのする普及活動や市民目線での活動に消極的な意見や否定や制限する方に、その根拠や代わりにできる方法があるのかぜひ聞いてみたいです。根拠もなく消極的・否定的なことを言うのはなぜでしょうか?それなら、はっきりと応急手当普及員や心肺蘇生法を指導する団体のインストラクターは一般市民はなれませんと公の場で言えばいいと思います。言えないのは、その根拠がないからだと考えます。
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コメント
逆に、「一般市民に心肺蘇生法を指導するのは、一般市民の仕事」と考えています。
医療資格者の指導員が一般市民の指導員より優れているのは「医学的知識をより多く持っている(可能性がある)」程度だと思います。
同時に、医療資格者は一般市民の視線で物事を見る事が出来ないと感じています。いつも上から目線で。(特に消防関係の講習会)
医療資格者の指導員はALS等、医療資格者に対するアドバンスや医療資格者に対するベーシックの教育で忙しいはずですから、一般市民に対するベーシックに時間を割く事は困難なはず。
だから基本的に、一般市民に対するベーシックの教育は、一般市民が中心になるべきだと思います。
記載されている医療関係の方々はかなりの上から目線で、講習会を通じて優越感を憶えたいだけなんでしょうね。BLSのコース開催を医師にしか認めていない日○救○医○会などは、その典型だと思います。
医療資格者の指導員が一般市民の指導員より優れているのは「医学的知識をより多く持っている(可能性がある)」程度だと思います。
同時に、医療資格者は一般市民の視線で物事を見る事が出来ないと感じています。いつも上から目線で。(特に消防関係の講習会)
医療資格者の指導員はALS等、医療資格者に対するアドバンスや医療資格者に対するベーシックの教育で忙しいはずですから、一般市民に対するベーシックに時間を割く事は困難なはず。
だから基本的に、一般市民に対するベーシックの教育は、一般市民が中心になるべきだと思います。
記載されている医療関係の方々はかなりの上から目線で、講習会を通じて優越感を憶えたいだけなんでしょうね。BLSのコース開催を医師にしか認めていない日○救○医○会などは、その典型だと思います。
2013/11/05(火) 20:54:02 | URL | 同業者 #- [ 編集 ]
同業者様。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、一般市民に心肺蘇生法を指導するのは一般市民の仕事という考え。これはまさに応急手当普及員に求められてる役割だと思います。この制度がしっかり機能していれば、一般市民への心肺蘇生法の普及活動は、今以上に増えると思います。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、一般市民に心肺蘇生法を指導するのは一般市民の仕事という考え。これはまさに応急手当普及員に求められてる役割だと思います。この制度がしっかり機能していれば、一般市民への心肺蘇生法の普及活動は、今以上に増えると思います。
2013/11/05(火) 21:26:54 | URL | バイスタンダー #- [ 編集 ]
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