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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
救命講習の壁
 心肺蘇生法の普及活動をしている私たち。団体さんやブログ、メールを通じていろいろなお問い合わせをいただくなかで、救命講習が無料と思ってる方が多いことです。

 消防の救命講習が無料ということもあり、その流れで有料講習もありますと言うと驚かれると思いますが、そこで考えて欲しいのが無料=行政がやってることでしょ?と思わないでください。救命講習で使うマネキンや訓練用AED、テキスト、会場の照明・空調費、指導員の日当等、すべて税金です。
 
 有料と無料講習の違い。有料講習の利点は、講習の質の高さです。内容や目的に応じた講習内容ですから、受講する人のバックグランドにあわせた内容をみっちり学べますし、最後に実技と学科試験を受けて合格すれば資格として通用します。受講料は、コースによっていろいろですが、自分がしっかりした知識と手技を身に着けたいのでしたら、有料講習をおススメします。

 無料講習の利点は、その名の通り無料(笑)しかし、マネキンに触れて練習できる時間は必ずしも満足できるという保証はありません。マネキンで練習してる時間より他の人がやってるのを見てる時間の方か長いという印象を持ってる方が多いと思います。無料講習で、もう勘弁してくださいという位、心肺蘇生法の実技練習をやったという人は、私の周りで聞いたことはありません。

 有料も無料講習も一長一短があります。無料なら受講するけど、お金かかるなら受講しないと言われたことが何度もあります。地元浜松市は、救命講習は無料です。消防によっては、受講料を徴収してるところもありますが、マネキンや訓練用AEDのメンテといった必要最小限の経費に関わる部分を受講者に負担してもらってるようですが、これが本来の姿だと思います。無料・有料が救命講習の一つの壁になってると感じてますが、無料の範疇で高いレベルのものを求めるのは無理なことです。
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