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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
受講者からの質問
 今日の午前中、命のバトン浜松の活動とは、関係ありませんでしたが、地元自治会から依頼を受けて救命講習に参加しました。
 
 9:00に地震が発生したとの想定で、5分後に津波警報が発令、避難所に住民が避難してきました。救命講習は、三角きんの使い方組と心肺蘇生法組と住民が学びたい方へ分かれました。

 私は、震災図上訓練後の参加でしたので、途中から心肺蘇生法の組に入りました。時間は1時間30分。
ベテラン普及員2人と10月に普及員講習を受ける若い女性で講習を進めてくれました。私は、それを見守りながらサポート。1時間30分で講習内容の時間配分も大切です。話し過ぎず、実技だけになり過ぎず。講習も一通り終わって、受講した方からの質問タイムになりました。

 この質問タイムが普及員(インストラクター)泣かせというか力量を問われます。今日出た質問の幾つかを紹介します。

 1.腰が曲がってしまってるお年寄りが倒れていたら、胸骨圧迫できますか?背骨は折れないですか?

 2.ドクターヘリは、どうやって呼ぶんですか?

 3.救急車は、どこの消防署にもあるんですか?

 幾つか質問をあげましたが、他にもいろいろありました。普及員側からしたら、さらっと答えられることから、ちょっと待ってください的な内容もありますが、時間の限られた講習では伝えきれない、時間をかけれない内容の質問が多いと感じます。全ての質問に的確に答えられればベストですが、そういかない内容もあります。
 指導する側として受講した方からの質問に答えられるよう蘇生法に関することだけでなく、119番通報の仕方や講習を開催する地域の救急事情等を知っておいた方がいいと思います。ただ答えるだけでなく、なぜそうなのか?といったことも含めてお答えすることもポイントです。

 講習の最後に、救急車を必ず呼んでほしい症状やけがをいくつかお話しし、受講された方の地域を出して、この症状やけがの場合は、近くに〇〇医院や〇〇外科がありますけど、近いからといって119番通報せず、自分の車で連れていったり、運んだりしないでくださいね、と話すと、皆さん、なるほど~と。地域の医療事情をミックスさせて身近なことに置き換えてお話しすると、分かりやすいねとなります。
 私は、途中からの参加でしたが、私の話しが印象に残ったのか!?帰る人みんなが、話しが分かりやすくてよかったよ~お疲れさまでしたとおっしゃってくださいました。

 講習とかけ離れた内容もありますが、市民への普及活動は、心肺蘇生法講習だけでなく、地域の医療システムを把握しておくことや、質問された内容にプラスαしてお答えすることが、受講された方の心に強く残るということを
感じました。 


 ※今日の講習で使った訓練用マネキン(愛車で休憩中)
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