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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
お餅の危険性
2021年12月31日の記事転載になります。

独居高齢者に正月の餅を 日田の高校生が手作り配布
日田市内の高校生でつくる「日田地区青少年赤十字」のメンバー35人が、1人暮らしの高齢者たちに良いお正月を迎えてもらおうと手作りの餅を配る。
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/847213/

年末年始、特に年始にお餅を喉に詰まらせての事故が増えます。
医師も食べさせてはダメ、危険!!とSNSを中心に注意喚起しています。


1人暮らしの高齢者の方へ良いお正月を迎えてもらおうという青少年赤十字の皆さんのお気持ちは分かりますが、お餅以外の方法はなかったのでしょうか?
高齢者施設でもお餅を出すことはないのに、1人暮らしの高齢者へお餅を配るのはリスクが高過ぎます。

お餅を食べた方みんなが詰まらせるということはないでしょうし、どんな食べ物でも年齢に関係なく詰まらせる可能性はあります。

特にお餅は、ご自分で購入したり、身内等が持ってきた物であれば、食べることを止めるのは難しいですが、配布先が1人暮らしの高齢者宅というのも、窒息した時のことを考えたら、配る先として検討すべきことではなかったのかと思います。

青少年赤十字の活動は、学校や園単位で活動内容に関して赤十字社が直接関与はしないとのこと。
企画した子どもたちの気持ちを大切にすることも大事ですが、よいと思ってしたことも事故等があれば、あの時に誰かが止めていればと悔やむことになりますし、これだけ危険だよと言われている物であれば、教師がお餅の危険性を伝えて、お餅以外の物で新年を迎えてもらえるようにといった助言(例えば玄関への飾り物やお餅以外の食べ物等)をして、子どもたちに理解してもらうことが必要だったのではと思います。

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