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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
豆類の誤飲・誤嚥に気をつけましょう。
今日は、節分ですね。
昨日から地域で節分関係のイベントが行われていて、SNSでは「お菓子をたくさんまいてて子どもたちが喜んでいます」といった投稿も多く見ました。

ここ数年、消費者庁からの注意喚起やニュース・新聞等で報道されることが多くなったこともあり、節分のお豆の誤飲や誤嚥・注意事項について1回位は聞いたり、見たりしたことがある方も多いと思いますが、豆類の誤飲・誤嚥についてです。

豆は栄養価も高いし、節分なら厄除けに食べさせてもいいのでは?という声もあります。
なぜ、子ども(3才まで)豆類を与えてはいけないのか?なぜ危ないのか?
ピーナッツや豆類は、口の中で噛み砕いて小さなかけら状になったものを何らかの原因で吸い込んでしまって気管支に詰まらせてしまうという事故が多いです(チョコレートの中に入っているピーナッツ等も含みます)
豆類でも、枝豆は丸くて表面がつるっとしているため、気管に入りやすく、ピーナツは気管に入ると、油分で肺炎を起こしたり、膨らんで気管をふさいだりすることが考えられます。
また、ぶどうやプチトマトなどの丸い形をした野菜果物類もつるっと飲み込みやすく、豆に限らず窒息するリスクが高いです。

「豆やナッツ類・キャンディ(飴類)は3歳までは控える・与えない」というのは、歯が生えそろう前の子どもは、噛みくだく力が弱いことがあります。
 子どもに与える時にぶどうやミニトマトなどの丸くてつるっとしたものは、4分割にして丸くない形に変えるなど一工夫したり、危ないと分かってる食べ物を与えないことで事故は予防できるので、子どもに関わる全ての人が知ってほしいと思います。


 食べ方の一工夫だけでなく、子どもが食べ物を口に入れながらおしゃべりをしたり、歩き回ったりすると、息を吸い込んだ拍子に気管に入って窒息するケースもあるので、きちんと座って食事をさせ、子どもの様子に異変がないか注意してください(これは大人も同じことがいえます)
 また、豆を鼻や耳に入れたがる子も要注意です。

※浜松市舞阪協働センター内に弊会で作成した誤飲・誤嚥の啓発ポスターを掲示しています。誤飲・誤嚥の予防策をはじめ、実際にどんな物が誤飲したのかの紹介、異物を詰まらせた時の対処法も紹介しています。
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※窒息時の対処法は、こちらをご覧ください。
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