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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
3月17日.浜松市浜北区西美薗下自治会「防災カフェ」
 3月17日(土)浜松市浜北区西美薗下自治会主催の「防災カフェ」が開催されました。
命のバトン浜松は、自助・共助から繋がる応急手当をテーマにお話しさせていただくご縁をいただくことができました。

 今まで活動の中で防災に関するお話しをすることは、ほとんどなかったので、私たちにとって今回の内容はほぼ初めてのこと。自治会の皆さまにどういった内容をお話ししたらいいのか?悩みましたが、自治会の方、キーマンになってくださった方と打ち合わせを重ねる中で、お話しする内容を煮詰めていきました。

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 防災訓練で応急手当と聞くと心肺蘇生法や三角きんとイメージされる方が多いですが、災害が起きた時、心肺蘇生法や三角きんより、出血や傷を負う可能性が高いのも事実。出血やけがの応急手当は、災害時だけでなく普段の生活の中でも正しい知識と手技を知っていることはとても大事です。
 最初の講義では、自助・共助から繋がる応急手当とは?から始めて、災害現場での安全・個人防護について、災害時だけでなく普段から知っておきたい出血やけがの応急手当と感染防護、クラッシュ症候群の機序と市民にできる対処法、災害に備えて自分たちにできることを分かりやすくまとめた内容にしました。最初は、緊張してた皆さんも副代表が得意!?とする緊張した雰囲気を和ませるネタがスライドの随所に織り込まれていて緊張をほぐすことに繋がったようです。

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 講義の後は、シュミレーション形式でその場にある物を使った出血時の応急手当。
傷病者役親子とバトン代表の絶妙な演技、ナレーターの適度な突っ込み!?もありでしたが、随所で手当のポイントを解説しながら、手当だけでなく、周りも見て活動することもお伝えさせていただき、みんなで考えて意見を出し合いながらのまじめかつ笑いありで正しい応急手当の方法を体験することができたと思います。
 シュミレーションで用意した資器材が災害時に実際にあるとは限らないこと、シャツで止血した経験をお話しされた方もいて、手当の話しだけでは伝わらないことも改めて感じました。

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 今回のシュミレーションでは、傷と出血を再現したモデルを使用しました。
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 最後は、非常食スイーツを食べてお茶やコーヒを飲みながらの振り返り、参加した方からいろいろなお話しも聞けて私たちも勉強になりました。

 今回、初めて防災という場でのお話しをさせていただくことができたこと、心肺蘇生法も大事ですが、災害時に起こり得るけがの正しい応急手当を知っておくことは、自助・共助に繋がるだけでなく、普段の生活の中でも活かせること。
 今後は、子どもの事故予防・子どもに特化した心肺蘇生法だけでなく、防災を通じたファーストエイドの普及啓発も進めていきたいと考えています。

 当日は、静岡・中日新聞の取材も受け、3月20日付の朝刊に掲載していただけました。
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