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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
水辺で遊ぶ時はライフジャケット(救命胴衣)をつけましょう
 8月に入り、夏本番といった毎日ですね。ご家族やお子さんと海や川での水辺で遊ぶ機会が増えてきますね。
水辺で遊ぶ機会が増えると、水の事故も多くなり、ニュースでも水の事故で・・・をよく聞いたり見たりするようになります。
 水の事故は、家庭内でも起こり得ることですが、今回は、ライフジャケットについてお話ししたいと思います。

 ライフジャケットと聞くと「船に乗ってる人が着てるオレンジ色のね」とイメージされる方が多いと思います。ライフジャケットは、救命胴衣ともいいます。夏に服の上から着てると結構暑く、かっこ悪い・動きにくいのも事実です。
 今は、定番のオレンジ色の物からカラフルでポケットがついてたりして機能性が高いものや子ども用サイズもあり、ホームセンターや釣り具店でも購入できます。

 ライフ1

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 これは、ライフジャケット内にボンベが入っていて水に落ちた時に自動的にボンベが開き、ボンベのガスを浮力体の部分に送るタイプですが、これは一般向きではありませんので、こんなタイプもあるよという程度で。

 ライフジャケットの重要性は、東日本大震災での津波を教訓となり、命のバトン浜松の活動拠点の舞阪町の舞阪小学校で、子ども1人1人がライフジャケットを持っています(幼稚園と保育園も同じだったと思いますが確認しておきます)一昔前は、防災頭巾でしたが、ライフジャケットも命を守る大切な物です。

 うちの子は、スイミング通っていて泳げるから大丈夫、つけなくてもね~といろいろな考えがあると思いますが、ライフジャケットをつけていれば助かったという事故も少なくありません。浜名湖周辺でも船からの釣り人だけでなく、陸から釣りをしている人もライフジャケットを着てる人が大人・子どもともに少しづつ増えている感はありますので、海・川での水遊びの時は、親だけでなくお子さんにもライフジャケットをぜひ着せてほしいです。

 ライフ3

 実際、ライフジャケットを着けて水に浮くの?と疑問を持つ方もいると思いますが、当会の副代表が学生の頃、3月に浜名湖でカヌーをやっていてバランスを崩してカヌーがひっくりかえったのですが、ライフジャケットをつけていたおかげで命だけは助かりました。3月といっても水は冷たく、服もそれなりに着込んでいたので、服が水を吸ってものすごい重さになり、一旦は沈んだもののライフジャケットの浮力で浮き、岸まで泳いでたどりついたそうですが、実際、水に落ちた時、一瞬何が起きたか分からずパニックになったそうで、水を吸った服の重さとパニックで泳げると自信のある方でもそういった状況になるとパニックになると思います。

 余談ですが、副代表の祖父は、漁師の時、仲間数名が乗った漁船が転覆して3日3晩、太平洋を転覆した船につかまって漂流して、もう助からないと考えてた時に近くを通りかかった外国船籍の貨物船に救助されたそうです。漂流して救助されるまでの間の話しの続きは、バトン講習会で。
 川と海では、水温が違いますから、どちらが生存する確率が高い・低いということは、いえませんが。

 お子さんと海や川、プールにお出かけして水遊びをする時は、ライフジャケットを着せてあげてください。着ることを嫌がるかもしれませんが「これをつけてると命を守ってくれんだぞ、かっこいいな」と大切さを伝えていただけると子どもたちもその気になってくれます。ライフジャケットをつけてるからといって親の目が届くところで事故予防にも努めて、楽しい水辺での遊びを皆さんで楽しんでよい夏の思い出を作ってくださいね。

 
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