命のバトン浜松は、会を設立して今年の3月、5周年を迎えることができました。
5周年の節目を無事に迎えられたこと、今日まで活動を応援くださった全ての皆さまにこの場をお借りして感謝申し上げます。

5年を振り返ると、いろいろなことが走馬灯のように・・・嬉しかったこと・つらかったこと・泣いたこと・悩んだこと・・・。
「とても大事なことだね、私も講習会受けたいわ、周りに話しするね」そう言ってくださる方はたくさんいました。しかし、そこから広まったり、受講に繋がることは、ほとんどありませんでした。
子育て支援団体やサークルによって少なからず事故予防や応急手当への考えや意識が異なることは、何となく分かっていましたが、実際にお話しさせてもらうと「受講料がかかるなら難しいね」「消防の無料講習受けます」とお断りされることもありました。
そういった厳しい現状の中でも、私たちの活動に目を留めてくださり、子育て支援広場やサークルの場にお呼びいただいて講座を開催させていただくことができたこと、医療の道を志す学生さんにチラシを配ってくださった先生、ラジオを通じて私たちの活動や講座をPRできる機会を作ってくださった地元FM局の皆さまと、ここには書ききれないいろいろな方とバトンが繋がりました。
私たちの活動がきっかけになったか分かりませんが、一部の子育て支援広場で応急手当講座を消防に依頼して開催しているところもあると知り、必要と感じる方が増えていることを嬉しく思いました。
ある講座に講師で呼ばれた時、私たちが講座開催に不慣れだったことも悪いですが、話した内容がうまく伝わらず、大勢の受講者がいる中で罵倒されたこともあり、自分たちの力不足や情けなさを痛感し、依頼を受けたから・知ってほしいからと依頼者側の言うがままにならないことや引き受けないことも大切ということも活動を通じて知りました。
「もうここが活動の限界かな」という時が数え切れないくらいあり、活動は常に山あり谷ありで、どん底にいる時、不思議と団体さんからの講習の申し込みや問い合わせがあり、スムーズな受講に繋がることやメディアの取材をいただき取り上げていただくご縁をいただきました。
これは私たちが勝手に思ってることですが「バトン浜松の活動、分かってくれてる人は、ちゃんと分かってくれてるよ、だから潮時なんて言わないでほしいし、講習会の回数少なくても地道にゆっくりでいいから続けていこうよ」と後ろから背中を押して励ましてくれてる人がいるような気がします、最近、それを強く感じるようになりました。
5年活動してきてそれなりにPRはしてきたつもりですが、浜松市内でも命のバトン浜松を知らないという方は、とても多いです。
子どもの事故予防・心肺蘇生法、お子さんに事故なく蘇生法をする場面に遭遇しないことが一番ですが、県内でも子どもの事故で小さな命を失ったり、一命は取り留めても重い障害を負ってしまった子がいることも現実です。
活動を始めてしばらくは、事故予防や蘇生法の知識や手技を「これは大事だからちゃんと知ってて、パパママ気をつけて!!そんなこと当たり前でしょ」的に押し付けた講習をしてたこと、それでは受け入れられないし、受け入れてもらえない、押し付けることは親にとって酷なことになる、活動を続けいてく中で気付いてきました。
「ちょっとでも知ってた方がいいから講習受けておこうかな」と受講された方が「この前、こんな講習受けたんだ」と他の方にお話ししてくださることで、命のバトンが次に繋がっていくこと、救える・繋がる命が一つでも増えること、そのお手伝いできればと考えています。
救命講習は、消防・日赤・私たちのような市民団体等、いろいろな形で受講できる選択肢がありますが、子どもに特化した講習を開催しているところは、少ないですし、時間や日数の関係で受講したいけどできないという声も多く聞かれます。
私たちは、子どもの事故予防から応急手当、子どもの感染症や予防接種・抗菌薬の正しい知識と子どもに特化した市民講習会を2時間位のプログラムで受講していただけるように活動に協力してくださる県内外の小児科医と連携して企画開催しています。
私たちが講師を務める講習会もあれば、小児科医を講師にお迎えして専門的なお話しをしていただくこともあり、小児科医と市民団体が一緒に開催する講習会は、他にはない独自性のあるものと考えています。
私たちの講習会は、代表(女性)が中心となり指導していますが、ママ目線でのアドバイスや男性スタッフでは気付きにくいさりげないフォロー、スタッフ全員で参加者がいろいろ聞きやすく、子どもと一緒に参加して学べる雰囲気作りを心がけています。
特に心肺蘇生法と窒息時の対処法は、救急車が到着するまでの時間がカギを握っていますので、マネキンに少しでも多く触れてもらうこと、窒息時の対処法は、マネキンの口に異物を入れて実際に出すこと、お子さんを抱いて体位を変えることの難しさを実感してもらい、イメージがわきやすい内容を取り入れています。
開催数や受講者数は、多くないですが、マネキン1人1体のAHA(アメリカ心臓協会)公式コースも開催しています。過去の公募コースでは、一般市民・看護学生・医師・看護師・助産師・アメリカの先生・将来、医療職を目指す高校生と幅広い層の方が当会で受講してくださいました。
先日は、市内の小児科クリニックさんでBLSプロバイダーコースを開催し、今後の院内研修を含めたご提案もさせていただきました。
命のバトン浜松を多くの人に知ってもらうことより、子どもの事故予防・応急手当の大切さが1人でも多くの方に伝わっていくこと、救える・繋がる命が一つでも増えることが私たちの願いです。これからも草の根活動になりますが、一つでも多くの命のバトンを繋いでいけるようにゆっくりでも地道に続けていきたいと思います。
どこかで命のバトン浜松、子どもの事故予防・応急手当という文字やキーワードを見かけましたら、このブログのことを思い出していただけると嬉しいです。
※中日新聞さんから活動5周年の取材をいただき、4月25日の中日新聞朝刊に掲載していただきました。

5周年の節目を無事に迎えられたこと、今日まで活動を応援くださった全ての皆さまにこの場をお借りして感謝申し上げます。

5年を振り返ると、いろいろなことが走馬灯のように・・・嬉しかったこと・つらかったこと・泣いたこと・悩んだこと・・・。
「とても大事なことだね、私も講習会受けたいわ、周りに話しするね」そう言ってくださる方はたくさんいました。しかし、そこから広まったり、受講に繋がることは、ほとんどありませんでした。
子育て支援団体やサークルによって少なからず事故予防や応急手当への考えや意識が異なることは、何となく分かっていましたが、実際にお話しさせてもらうと「受講料がかかるなら難しいね」「消防の無料講習受けます」とお断りされることもありました。
そういった厳しい現状の中でも、私たちの活動に目を留めてくださり、子育て支援広場やサークルの場にお呼びいただいて講座を開催させていただくことができたこと、医療の道を志す学生さんにチラシを配ってくださった先生、ラジオを通じて私たちの活動や講座をPRできる機会を作ってくださった地元FM局の皆さまと、ここには書ききれないいろいろな方とバトンが繋がりました。
私たちの活動がきっかけになったか分かりませんが、一部の子育て支援広場で応急手当講座を消防に依頼して開催しているところもあると知り、必要と感じる方が増えていることを嬉しく思いました。
ある講座に講師で呼ばれた時、私たちが講座開催に不慣れだったことも悪いですが、話した内容がうまく伝わらず、大勢の受講者がいる中で罵倒されたこともあり、自分たちの力不足や情けなさを痛感し、依頼を受けたから・知ってほしいからと依頼者側の言うがままにならないことや引き受けないことも大切ということも活動を通じて知りました。
「もうここが活動の限界かな」という時が数え切れないくらいあり、活動は常に山あり谷ありで、どん底にいる時、不思議と団体さんからの講習の申し込みや問い合わせがあり、スムーズな受講に繋がることやメディアの取材をいただき取り上げていただくご縁をいただきました。
これは私たちが勝手に思ってることですが「バトン浜松の活動、分かってくれてる人は、ちゃんと分かってくれてるよ、だから潮時なんて言わないでほしいし、講習会の回数少なくても地道にゆっくりでいいから続けていこうよ」と後ろから背中を押して励ましてくれてる人がいるような気がします、最近、それを強く感じるようになりました。
5年活動してきてそれなりにPRはしてきたつもりですが、浜松市内でも命のバトン浜松を知らないという方は、とても多いです。
子どもの事故予防・心肺蘇生法、お子さんに事故なく蘇生法をする場面に遭遇しないことが一番ですが、県内でも子どもの事故で小さな命を失ったり、一命は取り留めても重い障害を負ってしまった子がいることも現実です。
活動を始めてしばらくは、事故予防や蘇生法の知識や手技を「これは大事だからちゃんと知ってて、パパママ気をつけて!!そんなこと当たり前でしょ」的に押し付けた講習をしてたこと、それでは受け入れられないし、受け入れてもらえない、押し付けることは親にとって酷なことになる、活動を続けいてく中で気付いてきました。
「ちょっとでも知ってた方がいいから講習受けておこうかな」と受講された方が「この前、こんな講習受けたんだ」と他の方にお話ししてくださることで、命のバトンが次に繋がっていくこと、救える・繋がる命が一つでも増えること、そのお手伝いできればと考えています。
救命講習は、消防・日赤・私たちのような市民団体等、いろいろな形で受講できる選択肢がありますが、子どもに特化した講習を開催しているところは、少ないですし、時間や日数の関係で受講したいけどできないという声も多く聞かれます。
私たちは、子どもの事故予防から応急手当、子どもの感染症や予防接種・抗菌薬の正しい知識と子どもに特化した市民講習会を2時間位のプログラムで受講していただけるように活動に協力してくださる県内外の小児科医と連携して企画開催しています。
私たちが講師を務める講習会もあれば、小児科医を講師にお迎えして専門的なお話しをしていただくこともあり、小児科医と市民団体が一緒に開催する講習会は、他にはない独自性のあるものと考えています。
私たちの講習会は、代表(女性)が中心となり指導していますが、ママ目線でのアドバイスや男性スタッフでは気付きにくいさりげないフォロー、スタッフ全員で参加者がいろいろ聞きやすく、子どもと一緒に参加して学べる雰囲気作りを心がけています。
特に心肺蘇生法と窒息時の対処法は、救急車が到着するまでの時間がカギを握っていますので、マネキンに少しでも多く触れてもらうこと、窒息時の対処法は、マネキンの口に異物を入れて実際に出すこと、お子さんを抱いて体位を変えることの難しさを実感してもらい、イメージがわきやすい内容を取り入れています。
開催数や受講者数は、多くないですが、マネキン1人1体のAHA(アメリカ心臓協会)公式コースも開催しています。過去の公募コースでは、一般市民・看護学生・医師・看護師・助産師・アメリカの先生・将来、医療職を目指す高校生と幅広い層の方が当会で受講してくださいました。
先日は、市内の小児科クリニックさんでBLSプロバイダーコースを開催し、今後の院内研修を含めたご提案もさせていただきました。
命のバトン浜松を多くの人に知ってもらうことより、子どもの事故予防・応急手当の大切さが1人でも多くの方に伝わっていくこと、救える・繋がる命が一つでも増えることが私たちの願いです。これからも草の根活動になりますが、一つでも多くの命のバトンを繋いでいけるようにゆっくりでも地道に続けていきたいと思います。
どこかで命のバトン浜松、子どもの事故予防・応急手当という文字やキーワードを見かけましたら、このブログのことを思い出していただけると嬉しいです。
※中日新聞さんから活動5周年の取材をいただき、4月25日の中日新聞朝刊に掲載していただきました。

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