2月3日は、節分です。 スーパーでも節分の豆まきのお豆やお菓子コーナ ーがにぎわっています。
皆さんのところでは、鬼は誰がやるか決まってますか?
命のバトン浜松にもすごい鬼がいますが・・・。

節分というと欠かせないのが「豆」です。
豆を「歳の数だけ食べようね」 と子どもに食べさせようとする人が必ずいますが、豆を食べさせたために誤飲や誤嚥で入院することになっては大変です。数個ならいいでしょ?そんな固いこと言わなくてもと思う方もいらっしゃると思いますが、乳幼児が豆を誤嚥したことによる事故が起きてることを知らなかったり、危険性を知らない方がほとんどだと思います。
豆による事故は、2月の節分の時期に集中しています。乳幼児が、豆を食べたり、豆を拾って口に入れたりする際、誤って吸い込んでしまい起きています。子どもが豆を口にしたまま、何かに驚いたり、転んだり、泣きやんだりして、息を吸った瞬間、豆が気管や気管支に入り込みます、これを誤嚥といいます。
代表的なものは「 豆・ナッツ類」なぜ、豆・ナッツ類が誤嚥しやすいかというと、硬い&丸いため、 奥歯のない赤ちゃんは噛んで適切な大きさにすることがなかなかで きません。また、豆は、小さく硬くて飲み込みにくいために、 口の中に残ってしまうことがあり、子どもは、 食べてる時に走ったり、笑ったり、泣いたりするので吸い込んでしまいます。
詰まった豆を取るには、 気管支を見るカメラを使って豆を除去をするのですが、 取り出すピンセットのようなもので豆をつかむと崩れてしまって、 くずれたものが肺の奥に入って、これが原因で 誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。 お子さんだけでなく食べさせた方も苦しくつらい想いをします。
日本小児呼吸器学会では、3歳になるまでピーナツは与えないよう呼びかけています。日本小児科学会でも大豆の事故事例が報告されています。
どんなことに気をつけたらいいのかということで、昨年、10月に講師でお越しくださった聖隷三方原病院.小児科の南野先生の講座でのお話しからポイントをご紹介します。
・豆全般を乳幼児にあげないこと(納豆も挽き割りですよね)
3才になるまでは、ピーナッツを与えないこと。 家族が食べてると欲しがります。
・当たり前のことですが食べている時は座って食べる、 口に食べ物が入ってる時はおしゃべりしない、こういったことは、 当たり前のことと思われがちですが、 子どもを守るために必要であり、食事中に泣いたり、笑ったり、 口に入れたまま走り回っ たりというようなことがないように注意をします。
また、親も食べてる子どもを驚かせたり、 突然肩を叩いて振り向かせたりといったようなことはしないように してください。
・子どもは、落ちてるものを食べます。大人が食べる時は、 子どもの前で食べない・ 落としたら拾うことを忘れないでください。
大人であれば何でもないことがほとんどですが、乳幼児にとっては命に関わることもあります。
万一、詰まらせた時の対処法です。いざという時に備えてこうした講座を機会があれば受講しておくことで子どもの命を守ることに繋がります。

日本小児呼吸器学会では、気道異物事故対応パンフレットを作成しています。保護者の方にはぜひご覧になっていただければ幸いです。
http://jspp1969.umin.jp/ind_img/cc03.pdf
ブログをご覧の皆さまに楽しい節分が訪れますように。

皆さんのところでは、鬼は誰がやるか決まってますか?
命のバトン浜松にもすごい鬼がいますが・・・。

節分というと欠かせないのが「豆」です。
豆を「歳の数だけ食べようね」 と子どもに食べさせようとする人が必ずいますが、豆を食べさせたために誤飲や誤嚥で入院することになっては大変です。数個ならいいでしょ?そんな固いこと言わなくてもと思う方もいらっしゃると思いますが、乳幼児が豆を誤嚥したことによる事故が起きてることを知らなかったり、危険性を知らない方がほとんどだと思います。
豆による事故は、2月の節分の時期に集中しています。乳幼児が、豆を食べたり、豆を拾って口に入れたりする際、誤って吸い込んでしまい起きています。子どもが豆を口にしたまま、何かに驚いたり、転んだり、泣きやんだりして、息を吸った瞬間、豆が気管や気管支に入り込みます、これを誤嚥といいます。
代表的なものは「 豆・ナッツ類」なぜ、豆・ナッツ類が誤嚥しやすいかというと、硬い&丸いため、 奥歯のない赤ちゃんは噛んで適切な大きさにすることがなかなかで きません。また、豆は、小さく硬くて飲み込みにくいために、 口の中に残ってしまうことがあり、子どもは、 食べてる時に走ったり、笑ったり、泣いたりするので吸い込んでしまいます。
詰まった豆を取るには、 気管支を見るカメラを使って豆を除去をするのですが、 取り出すピンセットのようなもので豆をつかむと崩れてしまって、 くずれたものが肺の奥に入って、これが原因で 誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。 お子さんだけでなく食べさせた方も苦しくつらい想いをします。
日本小児呼吸器学会では、3歳になるまでピーナツは与えないよう呼びかけています。日本小児科学会でも大豆の事故事例が報告されています。
どんなことに気をつけたらいいのかということで、昨年、10月に講師でお越しくださった聖隷三方原病院.小児科の南野先生の講座でのお話しからポイントをご紹介します。
・豆全般を乳幼児にあげないこと(納豆も挽き割りですよね)
3才になるまでは、ピーナッツを与えないこと。 家族が食べてると欲しがります。
・当たり前のことですが食べている時は座って食べる、 口に食べ物が入ってる時はおしゃべりしない、こういったことは、 当たり前のことと思われがちですが、 子どもを守るために必要であり、食事中に泣いたり、笑ったり、 口に入れたまま走り回っ たりというようなことがないように注意をします。
また、親も食べてる子どもを驚かせたり、 突然肩を叩いて振り向かせたりといったようなことはしないように してください。
・子どもは、落ちてるものを食べます。大人が食べる時は、 子どもの前で食べない・ 落としたら拾うことを忘れないでください。
大人であれば何でもないことがほとんどですが、乳幼児にとっては命に関わることもあります。
万一、詰まらせた時の対処法です。いざという時に備えてこうした講座を機会があれば受講しておくことで子どもの命を守ることに繋がります。

日本小児呼吸器学会では、気道異物事故対応パンフレットを作成しています。保護者の方にはぜひご覧になっていただければ幸いです。
http://jspp1969.umin.jp/ind_img/cc03.pdf
ブログをご覧の皆さまに楽しい節分が訪れますように。

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