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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
平成28年度.浜松市舞阪協働センター.学習成果活用事業「子どもの事故予防と応急手当」第3回講座
 12月10日(土)浜松市舞阪協働センターで静岡県立こども病院、感染症科医長、荘司貴代医師を講師にお迎えして『子どもの感染症と予防接種.抗菌薬の正しい知識』の講座を開催しました。
 学習成果活用事業のテーマの「子どもの事故予防」と共通する「予防」で感染症の予防や予防接種も子どもの命を守る大事なことです。
 荘司先生にお越しいただいての講座は今回が3回目です。受講者は大人10名、未就学児4名の計14名の方が参加してくださいました。
 本講座前の兄弟前座の画像は、命のバトン浜松フェイスブックページにアップしてありますので、よろしければそちらをご覧ください。

 毎回、大好評!?をいただいている画伯筆です。
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 画伯兄描の命のバトン浜松マスコットキャラクター「ハートちゃん」初公開。
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 はじめの言葉
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 荘司先生のお話しは、感染症とはなにか?アレルギーとの違いは?予防接種=ワクチンとは?抗菌薬の正しい知識をスライドを使い、基礎知識から予防まで丁寧にとても分かりやすくお話ししてくださいました。
 みなさん!知っていましたか?人は(80歳まで生きると過程して)一生に”200回”風邪をひく事、しかも2歳までのこどもの時期に集中する事。予防は総力戦「手洗い・よく食べ・よく寝て・親の禁煙」これにかけるという事。
 危険な感染症はワクチンで予防する事。肺炎球菌ワクチンなどの導入で細菌性髄膜炎になる子どもが大幅に減っていること。
また抗菌薬を適切に使用することの重要性や風邪のほとんどは、ウィルスが原因で細菌を殺すための抗菌薬は効果がなく、抗菌薬を投与することは、肺炎や中耳炎の予防にもならないとお話しされてました。

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 質疑応答では、予防接種をはじめ素朴な疑問も多く、受講者さんの講座内容への関心の高さを知ることができました。

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 今回の講座にNHKのテレビ取材が入りました。講座の様子は、12月10日の18:45~の県内ニュースと20:45~の東海北陸ニュースで放送されました(代表と副代表は、チラッと映ってました)

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 今回の講座内容に限らず、第1回.2回講座ともに子ども・自分・家族はじめ、まわりの人すべてに関わる、直結した内容だからこそ、もっとたくさんの方々に正しい知識と予防法を知って頂きたいと、その重要性を改めて痛感した次第です。
 また、荘司先生を講師にお迎えしての講座を企画できたらと思っています。ご多忙の中お越しいただきました荘司先生に感謝申し上げます。また受講者さんもお子さんもお疲れさまでした。

☆荘司貴代先生からのアドバイス☆
 
・小児科医師は、ワクチン歴で重症感染症の予測をするので、受診時は必ず母子手帳を持参しましょう。

・風邪で受診した時、抗菌薬を処方された際には医師に本当に抗菌薬の必要性があるか、確認してみましょう。

・妊娠を希望されるご夫婦は、妊娠前に風疹ワクチン接種をしましょう。

 10月から3回シリーズで開催しました学習成果活用事業は、今回の講座をもって無事に終了しました。
本事業の運営に際して常に温かい眼差しでアドバイスや講座の受付・問い合わせ等、ご尽力くださいました舞阪協働センター職員の皆さま、ご多忙の中にも講師を快くお引き受けくださった先生、講座の周知・広報にお力をお貸しくださった皆さま、講座を受講してくださった皆さまといろいろな方のバトンが繋がって達成できた事業です。ここに改めて感謝申し上げます。
 今回の事業を通して新たな命のバトンが一つでも多くの方に繋がり、次の方へと命のバトンを繋げていっていただけることが私たちにとってこのうえない喜びです。
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