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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
保育士・幼稚園教諭対象.小児救命法講座開催しました
 7月31日(日)浜松市内で「保育士・幼稚園教諭対象.小児救命法講座」を開催しました。

 今まで市民向けに子どもの心肺蘇生法講座、子育て支援広場スタッフ向け講座は、開催してきましたが、保育士や幼稚園教諭向けの講座は、初めての開催です。
講座の開催ギリギリになりましたが、講座の記事を7月29日付の静岡新聞・中日新聞朝刊に掲載していただくことができました。

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 受講者さんは、0歳児を担任する保育士さんと保育所訪問する助産師さんの2名。
まずは、座学で心肺蘇生法の重要性、救命の連鎖、大人と子どもでは心停止に至る過程が異なること、保育所での初期対応、ポケットマスクや使い捨て手袋を用意し、子どもの命を守ることも大事ですが、まず自分の安全も確保する重要性、新しいガイドラインに沿った心肺蘇生法の流れをスライドで説明し、実技は、マネキン1人1体。乳児・小児の蘇生法、AEDの使い方、最後に窒息時の対処法をシュミレーションを通して練習し、子どもの蘇生法で重要な人工呼吸は、ポケットマスクを使用し、吹き込む量やマスクの保持の仕方等を練習しました。

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 AEDは、実際に職場に設置してあるAEDを見ておくこと、機会があれば実機を開いてみて知っておくこと、実際に操作する時は、音声メッセージに従うこと、AEDを装着してもいい場合とだめな場合についてを説明。
 窒息時の対処法は、乳児と小児の両方を練習していただきましたが、テキストに載ってるようにひざをつくのか?等の質問も多く出て、窒息解除の目的からお話しさせていただきました。

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 最後のまとめで、心肺蘇生法や窒息時の対処法の手技を学ぶことは大切ですが、職場で1人だけ知っていてもいざという時に動くことはできないので、職場内で緊急時の役割や流れを確認するシュミレーションの大切さをお伝えしました。

 今回、受講された方に最後に記入していただいた講座の感想をご紹介します。

 救急講座は、何度か受けましたが、保育の現場で実践的に役立てられる内容を丁寧に教えて頂けたのは初めてでした。
命のを預かる立場の人間としてどの年齢にも対しても対応できる知識とすぐに体が動けるシュミレーションを職場の仲間にも伝えたいと思います、ありがとうございました。

 保育士さんや助産師さんは、仕事中に子どもに何かあった時「私は、蘇生法はできません・できませんでした」と言える立場ではないこと。蘇生法も市民向けと同じ内容でいいわけありません、子どもの特性を理解した蘇生法を学ぶことは、とても大切です。 
これは、子育て支援広場スタッフや放課後児童会等に関わっている方も同じです。
 蘇生法も職場で意識の高い人だけが知っていても緊急時に動くことはできません。子どもを別の部屋へ移動する・応急手当をする・119番通報する・救急車を誘導する・保護者に連絡する等、役割を決めてそれで実際に職員がどう動けるかを確認することが大事です。

 今回、初めての企画でしたが、受講された方が受けてよかったと思っていただける講座を今後も続けていきたいと思います。開催時期は未定ですが、第2回目の開催も検討しています。
 
 参加された皆さま、お疲れさまでした!!
  
 
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