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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
預かる側、預ける側双方共に『責任』が伴うこと
 子どもの夏休みに部活遠征や合宿の話しを聞く季節になりました。他校との試合や練習や交流は、厳しい中にも楽しさもあり、子どもたちも楽しみにしてると思います。

 そういった遠征や合宿、学校の先生だけでなく、保護者も付き添いで行くことが多くなりますが、当会のメンバーに保護者からこんな質問がありました。
 子どもたちをいくつかのグループに分けて付き添いで行く保護者が面倒みるということになり、その方が担当するグループに持病を持った子がいるそうで、体調不良の際の対応や過呼吸発作時の対処法を教えてほしいという質問でした。他、熱中症にならないためには?なってしまった時の対応、経口補水液の作り方等。

 過呼吸発作時の対処法を知ることも大事ですが、まずは、その子の保護者に持病の程度、薬を飲んでいたり、かかりつけ医から症状発生時の対処法や指示が出ているかを確認することが大切です。発作時の対処法だけ知っていても、それ以外の症状が出た時に対応できないという事態も考えられます。

 部活遠征や合宿で付き添いといえど他人の子を預かるということは、責任も発生してきます。そういった危機意識を持たないとだめです。過呼吸発作時の対処法は知っていても、もし心肺停止になったらどうしますか?何もできませんでしたは、言い訳になりません。

 預かる側、預ける側双方共に『責任』が伴うことを自覚した上で、楽しい部活・青春を親子共に過ごして頂きたいと願っています(´▽`*)

 子どもの安全管理・安全教育を学べる手段として、BLS.ファーストエイドコースを受講して正しい知識と手技を学ぶことをお勧めします。
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コメント
コメント
ブログいつも楽しみに見ています。
私も中学生の子がいますが、バトンさんのブログを見て、学校や先生任せではだめということを改めて感じました。保護者の意識も変わらなければいけないと思います。
2016/06/16(木) 22:10:35 | URL | ぴよぴよ1年生の母 #- [ 編集 ]
預かる保護者だけに責任を押し付けるのも酷だと思います。
ブログで言われてることは、間違いではありませんし、もっともなことですが、理想論では?講習を受けるのもお金がかかります。受けたからといって何かあったらちゃんと対応できるのかという疑問もあります。
保護者の送迎や付き添いに頼らないシステムを作ること。遠征時の送迎は、貸切バスや電車を使う。遠征先でのけがや病気の対応は、資格を持った人に対応してもらう。
金銭的な負担は増えますが、安全や命はお金にかえられないということを伝えてほしいと思います。
2016/06/18(土) 21:19:21 | URL | メタボ保護者 #- [ 編集 ]
コメントありがとうございます。

記事の趣旨は、預かる保護者だけに責任を負いなさいということではなく、保護者の付き添いや送迎が責任の所在がはっきりしていない中、義務的な状態で行われていると、何かあった時に善意でやっていたことも責任のなすりあいになる可能性が高いということを知ってほしいという意味です。

講習を受けるのにお金がかかることも承知です。どんなこともしっかりとしたことを学ぶのにタダというのはあり得ない話しです。それなりの対価を払って受講することで、自分たちの危機管理意識を高めることに繋がります。

保護者の送迎や付き添いに頼らないシステムを作ること。保護者の車ならガソリン代と高速代だけで済むかもしれませんが、慣れない地への運転で保護者の負担は重いと感じます。
どこのバス会社がいいかは依頼する側の判断になりますが、貸切バスをチャーターすれば、それなりにお金はかかりますが、安全だけでなく万一の補償もしっかり対応してくれます。

応急手当も医師や看護師なら応急手当も任せて安心と思いがちですが、実際、応急手当に長けてる医師・看護師はほとんどいません。長けてる人もいますが、医師・看護師でなくても医療処置が必要な場合は、救急車という判断がしっかりできる人を連れていくことが安心安全に繋がります。

ブログだけでは私たちの本意をうまくお伝えできなかったことを深くお詫び申し上げます。コメントいただいた内容は、私たちも考えさせられるものでした。今後とも屈託のないご意見を頂戴できれば幸いです。
2016/06/19(日) 10:07:52 | URL | 気まぐれプーさん #- [ 編集 ]
ぴよぴよ1年生の母さん
コメントありがとうございました(´▽`*)
そして、ブログをいつも楽しみに見て頂いているようで感謝申し上げます。
成長するにあたって、学校・部活・友人同士等、我が子が自分の手元を離れて活動する・活動出来る範囲が広がっていきます。
嬉しい反面、心配な事も同時にあるかと思います。そんな中、ぴよぴよ1年生の母さんのように、少しでも親目線・保護者として、何かを感じたり、見直したり、「気付き」へのきっかけとなって頂ければ幸いです。
2016/06/22(水) 12:39:40 | URL | 気まぐれプーさん #- [ 編集 ]
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