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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
甲子園球場オーロラビジョン
 甲子園球場で春の選抜高校野球大会が始まりました。皆さん、甲子園のオーロラビジョン(得点や対戦相手等が表示される電光掲示版)を甲子園で見た方、テレビで見た方、いろいろでしょうが、オーロラビジョンに表示される内容で119番通報についてのお話しです。

 オーロラビジョンに「救急車を要請する必要がある時は、119番せずお近くの係員にお知らせください」と表示が出ます。また放送でもそういったアナウンスが流れています。何で119番通報より近くの係員へ言うの?と疑問を持つ方が大半だと思います。救命講習でも119番のかけ方や聞かれることは、教えてくれますが、こういったなぜ?というところまで質問が出ることや指導員がそこまで突っ込んだことを教えることは、ほとんどありません。

 甲子園球場に限らず多くの人が集まる施設やショッピングセンターでは、救急車をつける位置や急病人が発生した際の警備やスタッフの動きがあらかじめ定められている施設がほとんどです。イレギュラーなケースもたまにありますが、一般的には、スタッフから防災センターや警備室に一報が入り、そこから119番通報するのが一般的です。現場から発見者が119番通報すると、かけてる施設や場所は特定されてもそこが何階のどこなのか?等、そこの施設等の裏も表も知り尽くしてる人なら分かるかもしれませんが、そうでなければはっきり伝えられないことが多いのも事実。近くにいるスタッフなら自分がどこにいるか分かりますから、正しい情報が伝えられるメリットがあります。甲子園は、オーロラビジョンへの文字での表示や場内アナウンスを通じて、そうした周知をしているのでしょう。

 通報してはだめではなく、大型施設ではそうした流れがあることを知っていると、オーロラビジョンに表示されてる119番通報は、お近くの係員までという意味がお分かりいただけるかと思います。

 命のバトン浜松の講習会は、こうした少し!?コアなこともお伝えしていますが、それを聞きたくてくる人がいるとかいないとかいう噂も時々たちます(笑)
 

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