新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、命のバトン浜松の活動を応援いただきましてありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願い致します。
新しい年を迎え、命のバトン浜松の今後について皆さまにご報告申し上げます。
命のバトン浜松が発足し、今日まで手探りの中、無我夢中で活動してきました。活動を続けていく中、定期講習会の受講者数の低迷、依頼講習会の減少、地域での認知度が上がっていかない、会の運営に関わる資金不足等、いくつかの問題点はありましたが、私たちの活動を応援・ご支援くださる皆さまのお力をたくさんいただき、何とか乗り越えてこられました。
昨年度の活動がスタートし、間もなくこれらの問題が顕著に現われるようになり、それらの解決に向けて私たちでできることをいろいろと取り組んでまいりました。そうした様々な悩みや葛藤が交わる中、活動資金も底を尽き、今までのように活動を続けていく意味はあるのか?という話しが持ち上がり、会の中で何度も話し合いを重ねた結果、今までのように活動を続けていくのは難しく縮小しようという結論になりました。
1.現在の代表.鈴木は、1月31日をもって代表を退き、新代表は、現在の副代表.田中となります。
2.定期講習会、活動拠点での活動を休止します。
3.昨年12月末をもって活動休止した提携団体.BLS浜松で開催していたAHA(アメリカ心臓協会)公式コースを引き継ぎます。こちらについては、今後、開催場所も含めてどのようにしていくか検討していきます。
4.依頼(出張)講習会は、今まで通り続けていきます。講習会についてのご相談は、お気軽にお声がけください。
大きく1~3が変わるところとなります。ブログ・フェイスブック・ツイッターでの情報発信は、頻度は減りますが継続していきます。
「多くの人に子どもの事故予防やいざという時の応急手当を知ってほしい」そんな想いから始めた活動。
1年目は、まず身近な人や場所から知ってもらうことを始め、お店へのチラシ掲示、公共施設や団体へチラシを置いてもらえるように訪問とお願い、ミニ講習会の開催、こどもの応急手当や事故予防の勉強会への参加。
2年目からは、毎月イベントのように定期講習会を開催、内容も季節に応じた内容を交えたり、こども病院の先生を講師にお招きしたりと開催準備、チラシの印刷も毎回2000枚近く、配布先回りや受講の勧誘に時間と費用を費やし、それがいつしか大きな負担となり、会の中で余裕がなくなっていました。
各種団体との連携も、子育て支援団体交流会も何度も参加する中、一部の事故予防意識の高い団体さんとの連携はとれたものの限定的だったこと、行政や保健師との連携模索も「とてもいい活動されてるのにね~何で知ってもらえないんですかね~」「事故予防や蘇生法の話しをお母さんの前ですると精神状態が不安定になるので、食育や子育ては楽しいというお話しをした方がお母さんたちに喜んでもらえるので事故予防や蘇生法はさらっと話す程度です」と体のよいお断り。
とある子育て支援者向け講習会に行った時「子どもを預かるということは責任が発生します、応急手当ができませんでしたは言い訳になりません、実際、プールで溺れた子を発見しても、救急車を呼ばずに近くにある病院に連れていくことを優先し、結果、その病院の医師が救急車を呼び、搬送された別の病院で亡くなった子どももいます、これは裁判にもなってます、通報と応急手当は大事なんですよと話したら受講生の一人が「救急車を呼ばなかったことや応急手当をしなかったこと、近くにある病院に連れて行くことのどこが悪いですか?何で訴えられなきゃいけないのですか?」と大勢の受講者がいる前で罵倒されたこと、そうした発言に講習会主催者も何も言わず・・・。この時は、私たちの活動を否定された想いになり後から副代表と泣きました。
医師でもなく救急に関わってない一般人のあなたたちが何でそんなことやってるの?あなたたち臨床経験はあるの?と言われたり、応急手当講習、消防なら無料でやってくれるけど、バトンさんは受講料かかるでしょ?それだと講習会に行こうと思わないよねと言われたり、冷ややかな目で見られることも日常茶飯事でした。
「応急手当、すごく大事だね、自分たちのとこでもやりたいわ~、〇〇幼稚園でやってほしいんだけど、私が話しするから大丈夫」とその言葉に何度も期待を持ち、内容を考えていた時「ごめん、聞いてみたらやっぱりできないって言われた」と終わったこと。
私たちの活動拠点だった施設で定期講習会等を開催していても開催場所の町内からの受講者はゼロ・・・。これだけ見ても私たちの活動が地域で受け入れられていたとはいえないものでした。
私たちもこれだけやってるのに何で知ってもらえないのだろう?講習会に来てもらえないのだろう?と活動を続けていくなかで自分よがりになってたことも受け入れられなかった一つの理由であると感じています。
市民目線、母親目線での子どもの事故予防や応急手当を伝えることがこんなに難しく厳しい目で見られるんだ、これ以上、私たちが声を上げて身を削って頑張ることはない、こういった活動は、救急の経験が豊富な医師や関係者がやることなんだ、これが私たちの今の心境であり、市民活動の限界を感じました。
今後、会の活動は大きく縮小しますが、悔いはありません。活動を始めた時の想いも何一つ変わっていません。短い間でしたが、私たちの想いが誰かに伝わり、バトンが繋がっていたらいいなと思います。
私たちのやってきた活動をもしどこかで必要としてくれる人がいるのでしたら、会としてではなく個人でできることをできる範囲でやっていきたいと考えています。
2月から新代表のもと、活動が再スタートします。新代表をぜひ温かく見守ってくださり、応援・ご支援いただると嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
命のバトン浜松.代表.鈴木直浩
旧年中は、命のバトン浜松の活動を応援いただきましてありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願い致します。
新しい年を迎え、命のバトン浜松の今後について皆さまにご報告申し上げます。
命のバトン浜松が発足し、今日まで手探りの中、無我夢中で活動してきました。活動を続けていく中、定期講習会の受講者数の低迷、依頼講習会の減少、地域での認知度が上がっていかない、会の運営に関わる資金不足等、いくつかの問題点はありましたが、私たちの活動を応援・ご支援くださる皆さまのお力をたくさんいただき、何とか乗り越えてこられました。
昨年度の活動がスタートし、間もなくこれらの問題が顕著に現われるようになり、それらの解決に向けて私たちでできることをいろいろと取り組んでまいりました。そうした様々な悩みや葛藤が交わる中、活動資金も底を尽き、今までのように活動を続けていく意味はあるのか?という話しが持ち上がり、会の中で何度も話し合いを重ねた結果、今までのように活動を続けていくのは難しく縮小しようという結論になりました。
1.現在の代表.鈴木は、1月31日をもって代表を退き、新代表は、現在の副代表.田中となります。
2.定期講習会、活動拠点での活動を休止します。
3.昨年12月末をもって活動休止した提携団体.BLS浜松で開催していたAHA(アメリカ心臓協会)公式コースを引き継ぎます。こちらについては、今後、開催場所も含めてどのようにしていくか検討していきます。
4.依頼(出張)講習会は、今まで通り続けていきます。講習会についてのご相談は、お気軽にお声がけください。
大きく1~3が変わるところとなります。ブログ・フェイスブック・ツイッターでの情報発信は、頻度は減りますが継続していきます。
「多くの人に子どもの事故予防やいざという時の応急手当を知ってほしい」そんな想いから始めた活動。
1年目は、まず身近な人や場所から知ってもらうことを始め、お店へのチラシ掲示、公共施設や団体へチラシを置いてもらえるように訪問とお願い、ミニ講習会の開催、こどもの応急手当や事故予防の勉強会への参加。
2年目からは、毎月イベントのように定期講習会を開催、内容も季節に応じた内容を交えたり、こども病院の先生を講師にお招きしたりと開催準備、チラシの印刷も毎回2000枚近く、配布先回りや受講の勧誘に時間と費用を費やし、それがいつしか大きな負担となり、会の中で余裕がなくなっていました。
各種団体との連携も、子育て支援団体交流会も何度も参加する中、一部の事故予防意識の高い団体さんとの連携はとれたものの限定的だったこと、行政や保健師との連携模索も「とてもいい活動されてるのにね~何で知ってもらえないんですかね~」「事故予防や蘇生法の話しをお母さんの前ですると精神状態が不安定になるので、食育や子育ては楽しいというお話しをした方がお母さんたちに喜んでもらえるので事故予防や蘇生法はさらっと話す程度です」と体のよいお断り。
とある子育て支援者向け講習会に行った時「子どもを預かるということは責任が発生します、応急手当ができませんでしたは言い訳になりません、実際、プールで溺れた子を発見しても、救急車を呼ばずに近くにある病院に連れていくことを優先し、結果、その病院の医師が救急車を呼び、搬送された別の病院で亡くなった子どももいます、これは裁判にもなってます、通報と応急手当は大事なんですよと話したら受講生の一人が「救急車を呼ばなかったことや応急手当をしなかったこと、近くにある病院に連れて行くことのどこが悪いですか?何で訴えられなきゃいけないのですか?」と大勢の受講者がいる前で罵倒されたこと、そうした発言に講習会主催者も何も言わず・・・。この時は、私たちの活動を否定された想いになり後から副代表と泣きました。
医師でもなく救急に関わってない一般人のあなたたちが何でそんなことやってるの?あなたたち臨床経験はあるの?と言われたり、応急手当講習、消防なら無料でやってくれるけど、バトンさんは受講料かかるでしょ?それだと講習会に行こうと思わないよねと言われたり、冷ややかな目で見られることも日常茶飯事でした。
「応急手当、すごく大事だね、自分たちのとこでもやりたいわ~、〇〇幼稚園でやってほしいんだけど、私が話しするから大丈夫」とその言葉に何度も期待を持ち、内容を考えていた時「ごめん、聞いてみたらやっぱりできないって言われた」と終わったこと。
私たちの活動拠点だった施設で定期講習会等を開催していても開催場所の町内からの受講者はゼロ・・・。これだけ見ても私たちの活動が地域で受け入れられていたとはいえないものでした。
私たちもこれだけやってるのに何で知ってもらえないのだろう?講習会に来てもらえないのだろう?と活動を続けていくなかで自分よがりになってたことも受け入れられなかった一つの理由であると感じています。
市民目線、母親目線での子どもの事故予防や応急手当を伝えることがこんなに難しく厳しい目で見られるんだ、これ以上、私たちが声を上げて身を削って頑張ることはない、こういった活動は、救急の経験が豊富な医師や関係者がやることなんだ、これが私たちの今の心境であり、市民活動の限界を感じました。
今後、会の活動は大きく縮小しますが、悔いはありません。活動を始めた時の想いも何一つ変わっていません。短い間でしたが、私たちの想いが誰かに伝わり、バトンが繋がっていたらいいなと思います。
私たちのやってきた活動をもしどこかで必要としてくれる人がいるのでしたら、会としてではなく個人でできることをできる範囲でやっていきたいと考えています。
2月から新代表のもと、活動が再スタートします。新代表をぜひ温かく見守ってくださり、応援・ご支援いただると嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
命のバトン浜松.代表.鈴木直浩
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