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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
AEDは心臓を止める道具
「AEDは心臓を止める道具、AEDは完全に停まった心臓には効果がない、AEDだけでは助からない」このことを講習会で話すとびっくりされる方がほとんどです。

 AEDは、自動的に心電図を解析して、電気ショックが必要なら電気ショックを与えますが、電気ショックが作動するのは心臓が停まっているときではありません。
 
 通常、規則正しく脈を打っている心臓が何らかの拍子に乱れ、不規則なけいれんを起こしてしまっている時にだけ「ショックが必要です」となります。

 この突然起こる心臓の不規則なリズムを「心室細動」と言い、心臓がけいれんしてる状態のことです。
また、AEDの電気ショックのことを「除細動」と言います。細かく動く不規則な心臓のリズムを取り除くという意味になります。AEDは停まってしまった心臓を再び動かすために「喝」をいれるものではありません。

 停まった心臓に喝を入れるものでなければ、AEDを使って心臓の不規則な動きをどうやって取り除くの?となりますが、AEDの電気ショックで一度心臓を止めてしまいます。要は心臓をリセットすること。電化製品の調子が悪い時、コンセント抜いて電源のON.OFFすること。それと似ています。

 AEDの電気ショックによって一度停まった心臓は、心臓の細胞にエネルギーが残っていれば、またすぐ動き出します。その時は元の通りの規則正しい心臓のリズムに戻ってくれるはずというのがAED(除細動)の仕組みです。一度停まった心臓が再び正しく動き出すかは、心臓に残ってる力によります。

 前にお話しした「心室細動」始まってすぐに電気ショックをすれば、心臓に力がたっぷり残ってますから、元に戻ります。時間が経てば経つほど、心臓のエネルギーと酸素が消費されていきますから、停まった心臓が再び動く可能性が低くなってきます。
 5分経つと助かる可能性は、5割以下、10分だとほぼゼロと言われています。

 AEDだけあっても助からない理由、では何をしなくてはいけないかは、次回のブログで。

 


 
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