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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
市民が参加する病院前救急医療「心肺蘇生法とその功罪」講演会に行ってきました。
 昨年の12月の報告で申し訳ありません。

 12月15日に名古屋国際センターホールで開催された「市民が参加する病院前救急医療(心肺蘇生法とその功罪)」
講演会に副代表と行ってきました。普段、電車に乗ることがほとんどない私と副代表。豊橋駅から名鉄乗り換えから会場までの地下鉄と楽しみました(笑)

 本題の講演会の内容は、医療への参加者が感じるストレスに焦点をあわせた講演会で蘇生法におけるバイスタンダーの
役割とストレス、心停止から生還した方の講演、AED使用にかかわる人々のストレスとその解消方法等、バイスタンダーを意識した内容でした。

 愛知万博をきっかけに普及と設置が加速したAED。愛知万博でAEDを使用して救命された生還者のお話し。本人と家族のギャップ。自分がその立場だったらどう思うのかということを真剣に考えました。

 バイスタンダーの心のケア。心肺蘇生法に限らず、現場で救急隊到着前に応急手当をして救急隊に引き継ぐとい経験をお持ちの方は、いるかと思います。自分のした手当が本当に正しかったのか?等、不安に駆られたり悩みそれを誰にも言えないというバイスタンダーは潜在的にかなりいるかと思います。消防の表彰は、心肺蘇生法で救命できた事例が主になってますが、心肺蘇生法を施す一歩手前の応急手当で命を救えた事例や現場で傷病者を適切に保護した等の事例も私は表彰に値すると考えています。そういう小さな事例も消防がしっかりフォローすることが、実行力あるバイスタンダーの増加につながっていくと思います。

 一般市民のバイスタンダーだけでなく、現場の消防職員のストレスや心のケアの重要性も知ることができました。

 現状の救命講習では、バイスタンダーの現場での応急手当に関するストレスの予防教育というものがされていません。
講習で学んだことをいざ現場でして、それに対する不安や相談をできるところがありません。近くの消防署に相談というのも一つの方法ですが、現場であったことを把握して確認するまでに時間がかかったりと現実的ではありません。
 バイスタンダーの心のケアは、消防だけでできることは限界もありますが、何かあったら連絡してくださいという連絡先と連絡する時に教えてほしい内容を記した簡単なカード(コピー)位は、すぐできることです。これは、消防だけでなく、行政の広報紙等を通じて周知することもできます。

 少しづつですが、消防でこうした取り組みが広まってきました。救命の連鎖にもあるように市民の応急手当だけでは命は救えません、救急隊だけでもできません。救命の連鎖が繋がって初めて一つの命が救えるということを改めて認識した講演会でした。お土産にいただいたバックとフェイスシールド、バッジ。嬉しかったです。

 この講演会を聴講して、いろいろと自分の中で考えが交錯して、講演会聴講報告アップが今になってしまったこと、申し訳ありませんでした。

 


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