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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
現場での二次災害防止
 今日、交差点内で乗用車と原付の交通事故現場に遭遇しました。バイスタンダーになることは、現場の交通状況等を見て止まらない方がいいと判断しました、路上に倒れていた原付の運転手の容態も気になりましたが、すでに当事者らしき人が通報してたので通り過ぎました。現場の状況によりますが、正義感だけでバイスタンダーになることはできない場合もあります。

 この事故で道路は渋滞してました。その渋滞の原因が興味本位に止まって車線をふさいでる車でした。その運転手、降りて何をしてたのかといえば何もしてません。周りのやじ馬に何か話してるだけです。これは、現場で二次災害を引き起こす原因になります。渋滞の原因が分からずに後ろからすり抜けようとするバイクや車がいるかもしれません。
 現場でバイスタンダーとして関わるのなら、少なくとも自分の身の安全だけでなく、車を安全な位置に移動させてから関わるべきです。それが難しかったりできないのなら、通り過ぎる勇気・バイスタンダーにならないことも必要です。人としてどうなの?と言われる方もいらっしゃいます、通り過ぎることで罪悪感にかられる気持ちも分かりますが、無防備な状態で現場に入ることは、二次災害に遭う可能性を高めるだけです。もし、正義感だけで現場にバイスタンダーが入って二次災害に遭ってしまったら・・・助けに行く人が犠牲になってはいけないのです。

 救命講習でも現場の安全確認「周囲の安全よし」とありますが、これは講習の台本セリフではありません。自分の身だけでなく、周りを二次災害に巻き込まないためにも重要なことです。

 
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診て看ぬ不利
タイトルでまとめてしまいましたが、ある現場で、初期評価・判断・手順・処置を、患者が意識がクリアにも関わらず、それで良いの?今は、そうじゃないのでは?それは、しない方がいいのでは?等「それンジャー」が、出てくる事があります。だったら、先にとりかかるか、変われと思ってしまいますが、患者サンに身体の負担をかけたくないので、黙々と処置をし、終った後に、それンジャーに眼見で、「高貴な先生のお陰で処置がスムーズに終りました」と、大人なの処置をしています
2013/12/07(土) 10:54:13 | URL | 3+4=5 #- [ 編集 ]
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