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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
市民向け普及啓発活動の中で感じるAEDの誤解・勘違い
市民向け普及活動の中で「AED、知ってますか?」と聞くと、小学生からは「学校にあるよ、○○というお店でも見たよ」、大人でも○○に置いてあるね等、AEDという言葉が広く浸透していると感じています。

AEDが広く知られるようになったその反面、倒れた人にはとにかくAED!が先行して本来AEDを装着する必要ない傷病者へ誤った使用をするケースも増えることが懸念されています。
倒れた人にAEDは間違いとは言い切れませんが、使うにあたっての使用条件について正しく知らない方も多く、「AEDを使うと必ず電気ショックする」、「電気ショックで止まった心臓を動かす」、この2つの内容が正しいと思っている(勘違いしている)方がかなり多いです。

講習や普及啓発イベントで「AED教えてください」「AED講習お願いします」と言われることが多いのですが、AEDを使えば大丈夫・助かるという過信している方も多く、AEDについての勘違いについて話しをすると、知らなかったという方が多く、以前別のとこで講習を受けた方から「とにかくAEDをつければあとはAEDが判断してくれると教わった」という声もありました。

AEDの設置・普及という点ではかなり進んでいますが、AEDの正しい知識・使用方法については誤った認識を持たれている方が多く、指導する側の質が問われています。

2年前からはオートショックAEDも加わり、当初は不特定多数の施設等には設置されないという話しでしたが、浜松市では閉館した大河ドラマ館にオートショックAEDが設置されていたという話しも聞きました。
弊会の各種講座でオートショック機能のついたAEDトレーナーを使用して説明していますが、従来型のAEDと大きく違うのは、人の手でショックボタンを押さないことで、オートショックAEDがショックが必要と判断すればショックされてしまうことです。
AED装着の条件をしっかり守らなければ、事故に繋がりかねず、今までのように人が倒れたらとにかくAEDという指導ではダメということです。
従来型のAEDも正しく使わなければ事故に繋がります。

弊会の各種講座ではAEDについて時間をかけて説明する必要性が高いと常に感じていますので、なぜも含めてお話しさせていただいてます。

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バイスタンダーに対する救急隊の対応
弊会のX(旧Twitter)アカウントで傷病者へ対応したバイスタンダーに現場に到着した救急隊の対応について弊会の講習受講者の体験、活動を通じて知った現状をツィートしました。

話しでよく聞くのが、救急隊が来るまで行なった応急手当や傷病者や現場の状況報告を救急隊に伝えようとするとちゃんと聞いてもらえなかったり、バイスタンダーに対して最低限の敬意がないという声です。
救急隊にちゃんとお礼を言ってもらえて話しを聞いてほしいということではなく、救急隊が来るまで傷病者対応したことに対して「ありがとうございます」「この手当をしてくれたのですね」等、バイスタンダーの立場だったらどう思うかというところを考えて接してほしいと思います。


119番通報すると、指令員が「救急車が来るまで現場にいてもらえますか?」と聞きます。急いでいたり他の事情で救急車が来るまで待てないこともありますが、特に傷病者から見たら第三者が待ってますという時、しっかり対応されている隊員さんもいますが、最低限の敬意をはらうことは大事ではないでしょうか?
現場や傷病者の状態によっては、バイスタンダーへの対応ができない切迫した状況であれば別ですが、感謝やお礼、消防の連絡先を記したカードを渡している消防もあります。
全ての現場で渡すことは難しいと思いますが、渡せている隊員がいるということはバイスタンダーの行為に対して理解している表れだと思います。

消防の講習で「勇気を出して手をさしのべましょう、助けましょう」とよく聞きます。
日々、多くの出動に追われ大変なことは理解していますが、バイスタンダーが目の前にいる傷病者に声をかける、応急手当をする、通報や安全確保をすることは、バイスタンダーからすると一生に一度のことかもしれません。
心肺停止でバイスタンダーの応急手当で一命をとりとめ社会復帰したケースは大きく取り上げられますが、それ以外でもバイスタンダーの協力で救われた命・心はもっとあると思います。

全国の救急隊の皆さん。
自分が救急隊員ではなく、バイスタンダーの立場で傷病者に向き合った時、救急隊の方にどんな言葉をかけてもらえたら心が救われるか?日々の活動の中で少しでも思っていただけると嬉しいです。