先月、副代表が参加したとある講習(訓練)、バトンとは関係のない講習(訓練)です。最初は、受講生として三角きんをやってたそうですが、いつの間にか受講生のフォローに回ってたそうで、副代表らしいです(笑)
講習(訓練)で、副代表が脳卒中について話しをしたとのこと。その中で脳卒中の兆候がいくつか出ていたのにも関わらず数日様子を見て病院を受診した、この位の症状で救急車を呼んだら申し訳ないと自分で近くの病院を受診したという話しを非常に多く聞いたということで、脳卒中の兆候と応急手当のポイントについてお話しします。
救命講習というと心肺蘇生法とAED、窒息の解除法、大出血時の止血方法が主な内容で、脳卒中の兆候や応急手当といった話しを聞くことは、時間の制約もあり、ほとんどないと思います。
脳卒中とは、脳梗塞/脳出血の総称で、脳の血管に問題が生じる緊急事態で、日本人の死因の第3位で、寝たきりになる原因の第1位と言われています。
脳卒中は、中高年の方を中心に、突然発症する病気ですが、兆候を見分けて素早い119番通報と病院での適切な治療が行われれば寝たきりにならないで済む可能性が非常に高い病気でもあります。
脳卒中の兆候とは何か?「手が挙がらない、顔がゆがむ、言葉がもつれる(ろれつがまわらない)」
1つ目は、手が挙がらない、食事をしようとお箸を持とうとしてもうまく持てない、何か物を持とうとしてもうまくつかめない、高齢の方だと歳だから仕方ないなと周りもスル―してしまいがちですが、今までちゃんとお箸を持ててた人がうまく持てなくなったら要注意です。

2つ目は、顔がゆがむ、食事をしていて本人は普段通り口に入れてるのですが、顔がゆがんでいるので口に入らずボロボロこぼしている、これも「こぼしてるよ」、顔がゆがんでるため本人は、いつも通り話してるつもりでも話せていない、これももしかして?と疑うことが大事です。

言葉がもつれる。今までちゃんと喋れてたのがうまくしゃべれない、ろれつが回らない。ちゃんと喋ってよではなく、これも要注意です。

この3つの兆候(症状)が1つでも出たことに気付いたら、ためらわずすぐに119番通報すること。脳卒中の応急手当で一番大事なことです。
実際に身近であった症例、高齢の女性、手が挙がらない・うまく喋れない、何かいつもと違う感じがする。言葉がうまく喋れていないことに家族が気付き、自家用車で病院へ。受診の結果、軽度の脳卒中と判明。医師から「そういう時こそ救急車を呼んでください、何で救急車で来なかったんですか」と言われたとのこと。この方、症状が出てすぐ病院を受診したことで今は後遺症もなく普通に生活されています。
救急車を呼ばなかった理由は、以前、足を骨折した時、救急車を呼んだけど搬送中、救急車がボンボンはねて怖かったこともあったそうです。
脳卒中は、発症から3時間以内なら、詰まった血栓を溶かす特殊な治療が行えます。
119番通報した時、手が挙がらない、顔がゆがむ、言葉がもつれる、などの症状をきちんと伝えてください。もし、伝えられなかったとしても到着した救急隊にその旨を伝えれば、脳卒中を疑って、適切な治療を行える病院を選んで搬送してくれます。
発症から3時間以内に適切な検査と治療が行える病院に搬送されれば、後遺症が残らず助かる可能性があるのです。
近くの○○先生がかかりつけだから・普段診てもらっててよく分かってるからと自家用車で行った場合、その病院ですぐ診察してくれるかどうかも分かりませんし、そこで脳卒中の治療が適切にできるかどうかも分かりません。そこから119番通報して救急車で別の病院に搬送されたりと貴重な3時間がどんどん失われていきます。
大したことないから、しばらく様子をみようではなく、また本人が「大丈夫」といっても、周りがためらわずにすぐ119番通報すること。家族や職場の人が自家用車で病院に行ってはダメなんです。救急車を呼ぶのは大げさな感じがしても必ず119番通報してください。
実際、家族で食事をしていた時、小学生のお子さんがおじいちゃんがうまく箸を持てずにボロボロこぼしていたのを見て「おかしい」と感じ、すぐ119番通報し事無きを得たという事例もあります。
脳卒中の応急手当と聞くと、難しい・医者でもないのにそんなことできないと思われる方が多いと思いますが、脳卒中の3つの兆候の中で1つでも該当するものがあれば、迷わず119番通報することが最大の応急手当です。
私たちは、心肺蘇生法・窒息の解除法だけでなく、脳卒中の兆候を見分けて素早い119番通報の大切さ、活動で得た知識等をバトンの講習会の場だけでなく、さまざまな機会を通じて広く地域の皆さまにお伝えしていければと思います。
講習(訓練)で、副代表が脳卒中について話しをしたとのこと。その中で脳卒中の兆候がいくつか出ていたのにも関わらず数日様子を見て病院を受診した、この位の症状で救急車を呼んだら申し訳ないと自分で近くの病院を受診したという話しを非常に多く聞いたということで、脳卒中の兆候と応急手当のポイントについてお話しします。
救命講習というと心肺蘇生法とAED、窒息の解除法、大出血時の止血方法が主な内容で、脳卒中の兆候や応急手当といった話しを聞くことは、時間の制約もあり、ほとんどないと思います。
脳卒中とは、脳梗塞/脳出血の総称で、脳の血管に問題が生じる緊急事態で、日本人の死因の第3位で、寝たきりになる原因の第1位と言われています。
脳卒中は、中高年の方を中心に、突然発症する病気ですが、兆候を見分けて素早い119番通報と病院での適切な治療が行われれば寝たきりにならないで済む可能性が非常に高い病気でもあります。
脳卒中の兆候とは何か?「手が挙がらない、顔がゆがむ、言葉がもつれる(ろれつがまわらない)」
1つ目は、手が挙がらない、食事をしようとお箸を持とうとしてもうまく持てない、何か物を持とうとしてもうまくつかめない、高齢の方だと歳だから仕方ないなと周りもスル―してしまいがちですが、今までちゃんとお箸を持ててた人がうまく持てなくなったら要注意です。

2つ目は、顔がゆがむ、食事をしていて本人は普段通り口に入れてるのですが、顔がゆがんでいるので口に入らずボロボロこぼしている、これも「こぼしてるよ」、顔がゆがんでるため本人は、いつも通り話してるつもりでも話せていない、これももしかして?と疑うことが大事です。

言葉がもつれる。今までちゃんと喋れてたのがうまくしゃべれない、ろれつが回らない。ちゃんと喋ってよではなく、これも要注意です。

この3つの兆候(症状)が1つでも出たことに気付いたら、ためらわずすぐに119番通報すること。脳卒中の応急手当で一番大事なことです。
実際に身近であった症例、高齢の女性、手が挙がらない・うまく喋れない、何かいつもと違う感じがする。言葉がうまく喋れていないことに家族が気付き、自家用車で病院へ。受診の結果、軽度の脳卒中と判明。医師から「そういう時こそ救急車を呼んでください、何で救急車で来なかったんですか」と言われたとのこと。この方、症状が出てすぐ病院を受診したことで今は後遺症もなく普通に生活されています。
救急車を呼ばなかった理由は、以前、足を骨折した時、救急車を呼んだけど搬送中、救急車がボンボンはねて怖かったこともあったそうです。
脳卒中は、発症から3時間以内なら、詰まった血栓を溶かす特殊な治療が行えます。
119番通報した時、手が挙がらない、顔がゆがむ、言葉がもつれる、などの症状をきちんと伝えてください。もし、伝えられなかったとしても到着した救急隊にその旨を伝えれば、脳卒中を疑って、適切な治療を行える病院を選んで搬送してくれます。
発症から3時間以内に適切な検査と治療が行える病院に搬送されれば、後遺症が残らず助かる可能性があるのです。
近くの○○先生がかかりつけだから・普段診てもらっててよく分かってるからと自家用車で行った場合、その病院ですぐ診察してくれるかどうかも分かりませんし、そこで脳卒中の治療が適切にできるかどうかも分かりません。そこから119番通報して救急車で別の病院に搬送されたりと貴重な3時間がどんどん失われていきます。
大したことないから、しばらく様子をみようではなく、また本人が「大丈夫」といっても、周りがためらわずにすぐ119番通報すること。家族や職場の人が自家用車で病院に行ってはダメなんです。救急車を呼ぶのは大げさな感じがしても必ず119番通報してください。
実際、家族で食事をしていた時、小学生のお子さんがおじいちゃんがうまく箸を持てずにボロボロこぼしていたのを見て「おかしい」と感じ、すぐ119番通報し事無きを得たという事例もあります。
脳卒中の応急手当と聞くと、難しい・医者でもないのにそんなことできないと思われる方が多いと思いますが、脳卒中の3つの兆候の中で1つでも該当するものがあれば、迷わず119番通報することが最大の応急手当です。
私たちは、心肺蘇生法・窒息の解除法だけでなく、脳卒中の兆候を見分けて素早い119番通報の大切さ、活動で得た知識等をバトンの講習会の場だけでなく、さまざまな機会を通じて広く地域の皆さまにお伝えしていければと思います。
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3月28日に当会のFacebookでアップさせていただきましたが、反響が大きかったのでブログでも再掲載させていただきます。
ニュース元は下記のURLからご確認ください。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170327-00000036-ann-soci
チャイルドシートが元々、事故を起こした車に装着されていたかニュースからは分かりませんが、チャイルドシートに男の子をしっかり座らせていれば子どもが命を落とすことはなかった事故であることは確かです。
子どもの死因第一位は不慮の事故、予防に努めていても防げる事故ばかりではありませんが、予防に努めていたことですぐに気付いて大事に至らずという経験のある方は、多いと思います、私たちが常々お伝えしている応急手当も含めた予防が大事というのがここにあります。
チャイルドシート装着の重要性は、私たちのブログやFB、講座等で小児科医からもお伝えさせていただいてますが、チャイルドシート装着は、法的義務であることはもちろんですが、子どもを車に乗せる時の親の責任でもあります。
子どもを抱っこして車に乗せてるのは、お父さん・お母さんだけではありません、祖父母の方も結構いらっしゃいます。
運転手だけでなく乗る側も子どもを乗せたら、どんなに子どもがぐずってもチャイルドシートにしっかり座ってベルトを締めるまで車を発進させないこと。根負けしてしまいそうになるのもよく分かりますが、抱っこしてるから大丈夫、ちょっとそこまでだからということは、絶対にだめです。自分たちは安全運転だから事故を起こさないと自信をもっていても相手車に突っ込まれることもあります。
シーベルトをしてない状態で車が急ブレーキ踏めば大人も簡単に吹っ飛びます。低速でも体重のある大人の体でもシートからずれて前のめりになります。その時、赤ちゃんを抱っこしてたらどうなりますか?
ニュース元は下記のURLからご確認ください。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170327-00000036-ann-soci
チャイルドシートが元々、事故を起こした車に装着されていたかニュースからは分かりませんが、チャイルドシートに男の子をしっかり座らせていれば子どもが命を落とすことはなかった事故であることは確かです。
子どもの死因第一位は不慮の事故、予防に努めていても防げる事故ばかりではありませんが、予防に努めていたことですぐに気付いて大事に至らずという経験のある方は、多いと思います、私たちが常々お伝えしている応急手当も含めた予防が大事というのがここにあります。
チャイルドシート装着の重要性は、私たちのブログやFB、講座等で小児科医からもお伝えさせていただいてますが、チャイルドシート装着は、法的義務であることはもちろんですが、子どもを車に乗せる時の親の責任でもあります。
子どもを抱っこして車に乗せてるのは、お父さん・お母さんだけではありません、祖父母の方も結構いらっしゃいます。
運転手だけでなく乗る側も子どもを乗せたら、どんなに子どもがぐずってもチャイルドシートにしっかり座ってベルトを締めるまで車を発進させないこと。根負けしてしまいそうになるのもよく分かりますが、抱っこしてるから大丈夫、ちょっとそこまでだからということは、絶対にだめです。自分たちは安全運転だから事故を起こさないと自信をもっていても相手車に突っ込まれることもあります。
シーベルトをしてない状態で車が急ブレーキ踏めば大人も簡単に吹っ飛びます。低速でも体重のある大人の体でもシートからずれて前のめりになります。その時、赤ちゃんを抱っこしてたらどうなりますか?
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