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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
7月31日(日)保育士.幼稚園先生対象.小児救命法講座.開催のお知らせ
 7月31日(日曜日)浜松市内で保育士さん・幼稚園の先生対象の小児救命法講座を開催、受講者募集を開始します。

 受講のお申し込み、お問い合わせは下記のフォームに必要事項を入力し送信してください。
http://my.formman.com/form/pc/BTsoTKVdFFJP5mvJ/

 「子どもが急に具合が悪くなった時の対応に不安がある」現場の保育士さんや幼稚園の先生からそんな声を聞きます。
119番にかけたらどんなことを聞かれるの?なぜ子どもには人工呼吸が大事なの?AEDって子どもに使っても本当に大丈夫?そうした疑問に一つ一つ分かりやすくお話しします。
 日本版JRC蘇生ガイドラインでは、学校教職員や子どもの保護者には、市民向け一般蘇生法講習ではなく、小児一次救命処置(PBLS)の習得が推奨されています。保育士・幼稚園教諭・学校教職員・学童指導員・子育て支援で子どもを預かる支援者が市民向けの蘇生法と同じでいいわけがありません。
 当コースでは、受講者1人に1体の小児・乳児マネキンを使用し、人工呼吸の重要性にフォーカスした救命法をシュミレーションを通して習得します。

・日  時:平成28年7月31日(日曜日)13時00分~15時00分(12時45分受付開始)
・会  場:浜松市浜北地域活動・研修センター.研修室
 〒434-0015 浜松市浜北区於呂2829-1
 遠州鉄道「岩水寺駅」東出入口から徒歩1分。新東名浜松浜北インターから車で約10分。無料駐車場あります。
・主 催:命のバトン浜松
・コース内容: 乳児・小児への心肺蘇生法(AEDの取り扱い含む)をシミュレーションを通して学びます。
・受講対象 :保育士・幼稚園教諭(学校教職員の方で受講を希望される方はご相談ください)
・受講料:1000円
・コース時間: 2時間半
・修了証: 特定団体の修了カードの発行はありません。

http://my.formman.com/form/pc/BTsoTKVdFFJP5mvJ/
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預かる側、預ける側双方共に『責任』が伴うこと
 子どもの夏休みに部活遠征や合宿の話しを聞く季節になりました。他校との試合や練習や交流は、厳しい中にも楽しさもあり、子どもたちも楽しみにしてると思います。

 そういった遠征や合宿、学校の先生だけでなく、保護者も付き添いで行くことが多くなりますが、当会のメンバーに保護者からこんな質問がありました。
 子どもたちをいくつかのグループに分けて付き添いで行く保護者が面倒みるということになり、その方が担当するグループに持病を持った子がいるそうで、体調不良の際の対応や過呼吸発作時の対処法を教えてほしいという質問でした。他、熱中症にならないためには?なってしまった時の対応、経口補水液の作り方等。

 過呼吸発作時の対処法を知ることも大事ですが、まずは、その子の保護者に持病の程度、薬を飲んでいたり、かかりつけ医から症状発生時の対処法や指示が出ているかを確認することが大切です。発作時の対処法だけ知っていても、それ以外の症状が出た時に対応できないという事態も考えられます。

 部活遠征や合宿で付き添いといえど他人の子を預かるということは、責任も発生してきます。そういった危機意識を持たないとだめです。過呼吸発作時の対処法は知っていても、もし心肺停止になったらどうしますか?何もできませんでしたは、言い訳になりません。

 預かる側、預ける側双方共に『責任』が伴うことを自覚した上で、楽しい部活・青春を親子共に過ごして頂きたいと願っています(´▽`*)

 子どもの安全管理・安全教育を学べる手段として、BLS.ファーストエイドコースを受講して正しい知識と手技を学ぶことをお勧めします。
6月4日.AHA.BLSヘルスケアプロバイダーコース(G2015 Interim(暫定)開催しました
 今回の受講者さんは、愛知県新城市のしんしろ助産所の助産師さん2人。

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 しんしろ助産所の助産師さんは、命のバトン浜松の定期講習会を受講し、浜松からのバトンをつないでくださり、助産所で定期的に子どもの心肺蘇生法と窒息時の対処法講習会を開催しています。
 愛知県新城市の消防は、新城市、北設楽郡設楽町、東栄町及び豊根村の全域を管轄していて、広範囲という地域性もあり、現場に最も近い消防署所の救急車が出動中の場合、その現場から遠い署所の救急車が出動するため、現場にもよりますが救急車の到着に20分くらいかかる場合もあると聞きました。
 救急車が到着するまでの間、自分達に何が出来るか、何をしなくてはいけないか、という事をお母さん達が常に危機感を持ち、主体となって講習会やお便り等を企画・作成している地域全体での取り組みに感動しました!

 コース中は、助産師さんならではの興味深いお話しを聞くことができ、助産所での講習会のご苦労だけでなく、私たちの活動へのヒントもいっぱいいただきました。 
 窒息時の対処法は、助産所での講習会で指導されてることもあり、乳児への手技は、日頃の成果がよく出ていました。2人法も同じ助産所内のスタッフ同士ということでチームワークもバッチリでした。筆記と実技試験ともに合格です、おめでとうございます(´▽`*)そしてお疲れ様でした(´▽`*)

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 助産師さんとお話しする中で、「妊婦さんは、産むことがゴールなので」とよく聞きます。自分も経験して思いますが、10ヶ月という月日は短いようで長く、そして心身ともにたくさんの負担がかかってきます。また出産後は育児奮闘にて講習会に参加したり、ゆっくりと育児書を読む余裕すらなかった大変ながらも懐かしい記憶があります。
 お腹に我が子を宿したその日から、我が子の命を守り育てるという『親としての責任』があります。第一のゴールでもある出産後、もしもの時にパニックにならないように、出来るだけ落ち着いて対応できるように、母親・父親学級や退院時指導、または育児書やホームページ、講習会などを通じ「事故予防」や「もしもの時の対処法」についての正しい情報・知識について、妊婦さんやパパ達にも是非知ってほしいと私達は思っています。