FC2ブログ
命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
蜂に刺された時
 以前、ブログでも蜂に刺された時の応急手当について少し触れましたが、子どもが蜂に刺された時の対応をもう少し深い部分をお話しします。

 子どもが蜂に刺された時、例えば腕を刺されたとしたら、痛がる腕に目がいきがちですが、それはダメです。
刺された部位が痛くて腫れても、それは命に即関わる問題ではありません。痛くて腫れたとこじゃなければどこなの?となりますね。本当の問題は、喉に奥に起きます。虫に刺されたら、重症アレルギー反応の兆候として呼吸困難やショックが出現しないか、30分は観察を続けることが大切です。

 虫さされのファーストエイドで最も重要なのは、アナフィラキシーショックを起こして死亡する可能性があるということです。頻度はそうあるものではないかもしれませんが、全身症状の観察は大切です。刺された部位の応急手当は、二の次です。

 全身症状の観察は、虫さされのファーストエイドに限らず活かすことができます。いつの時点では、この症状だけだったけど、〇分後に別の症状が出てきたと記録しておくと、のちの診察で経過も分かり適切な治療へと繋がっていきます。
スポンサーサイト
救命講習開催の場
 応急手当普及員で「活動の場がない、資格を活かしきれてない」という方が多い現状。

 救命講習=普通救命講習でないとだめと考えてる方も多いのではと感じます。これは、修了証が出る・出ないだけのこと。講習する先で修了証が欲しいと言われて、普及員として修了証が出せるなら手続すればいいのですし、普及員として修了証を出すことができない場合(消防側の事情等で)は、修了証を出すことは出来ませんが同じ内容でできますと説明する。修了証にこだわるなら消防で開催する普通救命講習を受講してくださいとご案内するだけです。
 実際、修了証にこだわる方は結構いました。普及員が開催する普通救命講習で修了証発行ができない消防もあります。出せないから普通救命講習ができないと思わないでください。普及員になろうと思ったきっかけや志を振り返ってみれば、修了証が出せる・出せないにこだわって普及員を目指した人は、ほとんどいないと思います。心肺蘇生法を多くの人に広めたい、その気持ちがあれば、講習の時間は短くても講習を開催する場はあります。

 ある普及員の方は、消防から小児と乳児のマネキンを借りて1~2時間位で小児・乳児の心肺蘇生法の指導に行ったり、勤務時間の合間をぬって成人の心肺蘇生法のレクチャーをしたり。普及員であればマネキンや訓練用AEDを消防から借りることは、難しくありません。時間も3時間という普通救命講習の枠にとらわれなくても、自分がここをしっかり伝えたいというところをたとえ30分であっても伝えていくことが大切だと思います。

 自分一人では自信がないという方もいるでしょうが、人に教えるということは、自分も勉強するということです。これは1人の活動・組織に入っても同じです。

 私たちも活動していく中で、これは活動に必要かな?活かせるかな?と思った情報を得れば、会の中で情報を共有し、参加できる時は積極的に参加しています。講習会だけでなく、市民向けのセミナーも活動と直接関係ないと思っても、そこから活動のヒントを得ることは、結構あります。

 何度も言います。救命講習=普通救命講習ではありません。短時間でも普及員講習で学んだことを少しでも伝えていくことが自分の糧となり自信になります。消防からマネキンや訓練用AEDを借りる手続きも自分で連絡して書類を書いて提出して当日借りに行き、終わったら返却する。文字にすれば簡単ですが、実際にやってみると分かります。これもやらなければ覚えないことです。そういうところから人とのつながりができてきます。いいこと言われることもあれば嫌な想いをするかもしれませんが、これも経験して学んでいくことだと思います。

 活動も最初から順調に進むことは決してありません。時に苦しみ、1人悔し涙を流すこともあります。これらは無駄にはなりませんから、まず、自分の身の回りでできることから活動に取り組む普及員が1人も多く増えることを願っています。



 
AEDのレンタル
 施設や会社等に設置されてるAED。購入するとウン十万としますが、レンタル制度を活用することにより、個人でも持つことができるようになりました。今回は、個人でに長期にAEDを持ちたいと考えているかた向けのお話しになります。

 国内では、ほぼ3つの会社のAEDが採用されてます。1つは、フィリップス社製。訓練用AEDもフィリップス社製の物を見ることが多いと思います(本体の表面が赤いモデルです)現行最新モデルはFR-3かな。消防では多く採用されてます。
 2つめは、日本光電社製。AED本体がオレンジ色なのですぐ分かります。AEDのフタを開けると電源が入るモデルでパットもAED本体に差し込まれているので、すぐ使うことができるのが特徴です。
 3つめは、メドトロ社製。こちらは残念ながらほとんど見ることができませんが、レンタルで採用されてるモデルです。

 どのAEDを導入するかは、個人の好みや価格によりますが、毎月の契約料がかかります。これはAEDの機種によっても異なりますが、AEDを持つなら5年は持つ物と考えてください。5年の契約が一般的です。中途で解約すると違約金が発生します。
 毎月の契約料もさることながら、AEDのパットや電池は使用しなくても定期的に交換しなければならない物。
万一、AEDを使うことがあったら、使用したパットや電池の費用は・・・となります。毎月の契約料だけを見るのではなく、定期的に交換しなければならない消耗品や万一、使用した場合の消耗品の交換費用や通常のメンテも含めたアフターサービスをトータルで見て、どの会社のAEDレンタルプランが最適かを判断してください。

 中には購入したいという方がいるかもということで、AEDを取り扱ってるのが「ビックカメラ」です。機種は限定されますがここなら普通に買えます。が、ほぼ定価販売。実際、月に1台売れるかどうかだそうです。

 一般向けAEDのレンタルは、警備会社大手の「セコム」と「ALSOK」が取り扱っていますが、2社とも取り扱ってるAEDが違いますので、各AEDの特徴を比べることもできますので、興味のある方は、比較してるといいかもしれません。

 続編は、短期間レンタルのAEDについてお話ししたいと思います。

ハンズオンリーCPR
 消防の救命講習では、人工呼吸することが難しい時(できない時も含む)は、胸骨圧迫のみ続けてくださいと言います。これがハンズオンリーCPRです。

 ハンズオンリーCPRは、目の前で人が倒れたら、119番通報して救急車が到着するまでの間、胸の真ん中を強く押すことです。

 救命講習を受けた方なら「大丈夫ですか?」と反応確認から入りますが、仮に頭の中が真っ白になって反応確認をすっ飛ばした、講習受けたことはないけど、倒れてる人がいたら胸を押しなさいって聞いたことあるなと思いだしたら、胸の真ん中を強く押してください。もし、何かの間違いで心停止じゃなければ、胸を押した段階で、痛がったり、何すんだこの野郎となるか分かりませんが、何らかの反応がでるでしょう。
 このハンズオンリーCPRが適応になるのは、思春期以降(小学校卒業から中学生になる頃)です。AEDパットも成人と小児パット、どちらを使うかの判断に思春期の終わりを迎えた等、思春期という言葉がでてきますが、成人と小児の境目が思春期です。この頃になると体の成熟がほぼ完成し、子どもにありがちな呼吸原性による心停止が少なくなる年齢層を示しています。

 ハンズオンリーCPRのもう一つの条件は「人が目の前で突然倒れた」場合です。
突然の卒倒、心停止なら血液中に酸素がたっぷり残っているので、人工呼吸は必ずしも必要ないというのがその理由です。子どもの場合や水に溺れた場合、倒れてから発見するまで時間が経過してた場合は、ハンズオンリーCPRだけでは十分ではありません。

 人が倒れて意識がなく、呼吸があるかどうかも分からないと119番通報すると、指令員から「胸の真ん中を押し続けてください」と言われます。これはその場に居合わせた人が救命講習を受けてなくても、最初に始めることができる蘇生行為だからです。

 

 
応急手当普及員資格の活かし方
 前回のブログで応急手当普及員講習と普及員になってからの資格活用についてお話しさせていただきました。

 実際、普及員になられた方は、職場や地域で救命講習を開催したい等、それぞれ目的意識を持って受講されてると思います。資格取得後は、家庭・仕事等で思うように活動できない現状もあるでしょう。地域によっては、普及員が集って組織を立ち上げ活動してる団体もあります。今回は個人レベルで資格を活かして活動できる領域をお話ししたいと思います。

1.地域の自主防災組織に積極的に加入し自分をアピールする。
 お住まいの地域にもよりますが、災害時に活動する住民が主体となった自主防災組織が編成されています。
初期消火班・救護班・炊き出し班等、防災の日等に定期的に訓練してます。こういった組織は、今年は、おたくがやって来年はあなたねという感じがありますが、順番が回ってこなくても、お住まいの地域で自主防を取りまとめてる方が必ずいますから、自分から「私、応急手当普及員の資格を持ってますから、応急救護の講習できます」とアピールしてみましょう。自主防組織も持ち回りという感は否めませんから、自分から申し出て協力してくれる人を自主防も拒まないはず。むしろ歓迎してくれると思います。

2.消防団に入団する。
 消防団で応急手当を指導する機会は結構ありますが、消防団活動は応急手当の普及啓発がメインではないので、普及員資格を活かして応急手当の普及啓発だけをやりますというのは現状かなり厳しいと思いますが、応急手当普及啓発以外で消防団活動に興味があるなら一つの選択肢としていいと思います。
 ただし、消防団は組織ですから団だけでなく常備消防とも連携してやらなければいけないので、周りと協調性をもつことが大切になります。今は、女性団員も増えてるので女性だけの分団があったり、女性団員が応急手当普及員になり活動してる団もあります。浜松市では、女性団員が普及員資格を取得し、団員だけでなく、地域での救命講習開催や自主勉強会等の活動している分団があります。消防団の入団資格は、基本的に団のある市町村内に在住もしくは在勤になります。
 消防団の入団や活動に関してのお問い合わせは、お住まいになってるお近くの消防署へお願いします。

 2つの領域を簡単にお話ししましたが、地元だけにこだわっていると情報もなかなか入ってこないので、他地域にも目を向けて情報を集めてみるといいでしょう。

 私たち命のバトン浜松は、普及員資格は、資格があるから救命講習ができるというのではなく、それもベースにしつつ、自分たちに何ができるのか?求められていることは何か?を地域から情報を収集しそれを把握して活動に活かしていくことが大切だと考えています。 
来月の講習会打ち合わせ
 今日は、お昼から副代表と16時頃まで来月の講習会の打ち合わせをしました。

 会場設営から講習内容の細部にわたるまで細かく打ち合わせをしました。副代表の厳しい!?突っ込みもありましたが、受講する皆さんに「受講してよかった」と言っていただける講習会になるように、今日の打ち合わせの結果をもとに準備を進めていきます。
 3月に受講したICLS-WSで学んだアンケートの作り方、早速活かしてます。

 
応急手当普及員講習と普及員になってからの資格活用について
 命のバトン浜松では、代表.副代表ともに応急手当普及員資格を取得してます。
命のバトン浜松で普通救命講習を開催することは、もちろんできます。

 代表は、応急手当普及員講習を静岡市で受講しましたが、普及員名簿を静岡市から浜松市に移籍してもらい、今は地元浜松市の普及員です。当時、浜松市では応急手当普及員講習が開催されていませんでした。

 応急手当普及員資格を持っていても活かす場がない、これから資格取得を目指す方へ、応急手当普及員制度と活かし方についてお話ししていきたいと思います。

 応急手当普及員講習制度や内容は、総務省消防庁が定めてます。どこの消防で受講しても、一応全国で通用する資格となっています。認定は各自治体消防の消防長になりますが、認定を受けた都道府県以外に引っ越しても資格は、通用します。
 応急手当普及員の上位資格に応急手当指導員という資格があります。これは消防の上級救命講習まで教えられるものです。普及員から指導員へのステップアップは一応可能です。

 応急手当普及員の認定を受けるためには、総務省消防庁が通達として出したカリキュラムに則って24時間の講習を受ける必要があります。これが応急手当普及員講習。浜松市ですと3日間かけて行なわれます。

 講習内容は、代表が受講した静岡市と副代表の受講した浜松市では内容が若干異なってましたので、代表が受講した静岡市の内容ですが、あくまで参考ということで。

 1日目…普通救命講習の復習、手技の再確認。
 2日目…自分で企画した模擬講習会の発表.講評。階段を使った担架搬送、マネキンの消毒管理要領。
 3日目…普及員受講生を対象に普通救命講習の指導要領の展示、マネキンの借用要領、通信指令室の見学。

 個人的には模擬講習を何度も繰り返したことが記憶に残ってます。一緒に普及員講習を受講した皆さんは、モチベーションが高く、地域や職場等で救命講習を受け、地域や職場で広めていきたいという方ばかりで、この普及員講習がきっかけで今でも繋がりのある方もいますし、お互いに協力して救命講習を開催したこともありました。

 普及員講習会が無事に終わり、応急手当普及員資格を取得すると、普通救命講習を開催することができます。
応急手当普及員個人が開催した普通救命講習であっても消防の正式な講習ですので、開催に必要な手続きをすれば正式な消防の修了証が発行されることになっていますが、実際のところ消防によって対応はマチマチで、普及員が開催した普通救命講習で修了証を出せないところも多いようです。

 浜松市は、数年前から普及員が開催する普通救命講習で修了証を出すことが可能になりました。以前は、消防職員の立会がないとできない、普通救命講習を開催しても修了証は出せないと言われてましたが、今は遅くても開催10日前までに開催にあたって必要な書類やマネキン借用の調整と手続きを取れば、問題なく開催できるようになりました。

 これから応急手当普及員を目指す方、応急手当普及員資格で「できること」が自治体によって違う可能性が大きいです。受講する前に下記のことをあらかじめ確認した方がいいと思います。

 1.普及員単独での普通救命講習が開催できるか?
 2.修了証は発行できるのか?
 3.資器材(マネキン.訓練用AED等)の貸し出しはあるか?
 
 浜松市は、上記3点は、クリアされてるので問題ないかと思います。あとは、普及員の上位資格の指導員になれる道があるかないかも、活動していくうえでポイントになってくると思います。私の周りで消防職員以外で指導員資格を持ってる方は1名。この方は浜松市在住ではありませんが指導員になるハードルは高いかなと。しかし、普及員が声を出していけば、状況も変わってくると思います。

 消防開催の救命講習は、時間も日も決まっていて必ずしも自分が受講したいという日と時間に合致するとは限りませんが、普及員の方が職場にいる・地域にいれば、ある程度、融通が効きますので受講の選択肢は増えてきます。消防に頼みたいけど、どう話しを持ってたらいいか分からない、頼みづらいという声も聴きました。こういう時に近くにいる普及員の存在は大きいですし、救命講習を受講したいという方は、潜在的に多くいるというのが私の今までの経験から感じてます。

 普及員になって活動する場は、視野を広げれば結構あります。普及員を目指す方、資格を活かしきれてない方、ぜひ頑張ってください。
やけどの応急手当・その2
 やけどの応急手当をイラストを入れてお話しします。

 1.一般的なやけど(イラスト左側)
 ・冷水で冷やす(蛇口から出てる水をやけどした箇所に直接当てない)
 ・刺激が強い場合は、やけどした箇所に直接水圧がかからないよう洗面器の水などで冷やす。
 ・服は着たままの状態で、無理に脱がさない。

 2.薬品によるやけど(イラスト真中)
 ・化学薬品などを被った場合は、体に付いた薬品を流水でよく流す。
 ・目に入った場合は絶対にこすらず流水または洗面器の水等で洗い流す。

 3.広範囲のやけど(イラスト右側)
 ・ホースやバケツで水をかけ、水につけた清潔なシーツなどでやけどをした所を冷やす。

  応急手当のポイントは?
 ・広範囲のやけどは、冷やしすぎに注意して下さい。
 ・水ぶくれをつぶしたり、むけた皮膚を取らないようにして下さい。
 ・やけどした部分に薬等を塗らないようにして下さい。


やけどの応急手当・その1
 今日から数回に分けてやけどの応急手当についてお話しします。

 ニュースで報道されてますが、福知山市の花火大会で爆発事故が発生し、多くの方がやけどを負い、
亡くなられた方も発生する痛ましい事故がありました。重体で予断を許さない方もいます。重傷の方も
多くいらっしゃいます。やけどを負われた方の一日も早いご回復をお祈りします。
 夏休みもあと少しですが、屋内外で火を使う機会が多いと思います。予防から防げることはたくさんあります。
親だけでなく、周りも目を配ってあげてください。ちょっとした隙が一生悔いることになりかねませんから。

 今回は、やけどの程度と留意点についてです。
やけどが軽いか重いかは、やけどの深さと広さで決まります。

1.一番浅いやけどの場合(Ⅰ度 皮膚が赤くなる)
 •一番浅いやけどは、日焼けと同じで皮膚が赤くなり、ヒリヒリと痛みますが、水ぶくれ(水泡)はできません。
このような場合は、よく冷やしておくだけで、ほとんどは病院に行かなくても自然に治ります。

2.中くらいの深さのやけどの場合(Ⅱ度 水泡が出来る又は水泡が破れている)
 •中ぐらいの深さのやけどは、水ぶくれができるのが特徴です。
水ぶくれは、やけどの傷口を保護する役割があるので破いてはいけません。すぐに水で冷やした後に、
指先などのごく小さいやけどを除いては、ガーゼやタオルで覆って水ぶくれが破れないように気をつけて
できるだけ早く医療機関を受診してください。なお、水ぶくれが破けても薬などを塗ってはいけません。
ガーゼやタオルで覆いきれないような大きな水ぶくれになったときは、救急車を呼ぶことも考慮します。

3.最も深いやけどの場合(Ⅲ度 皮膚が白くなる)
•最も深いやけどは、水ぶくれにならずに、皮膚が真っ白になったり黒く焦げたりしてしまいます。
やけどがここまで深くなると、かえって痛みを感じなくなります。このようなやけどは治りにくく、手術が
必要になることもあるので、痛みがないからといって安心せずに必ず医療機関を受診してください。
やけどが大きい場合は、すぐに119番通報をしてから、流水で冷しながら救急車を待ちます。

 やけどの応急手当の基本は、まず冷やすことです。冷やしたあと、ガーゼ等で患部を保護し、医療機関を
受診してください。
 絶対にやっていけないことは、市販されてる塗り薬やアロエ(医者いらずとも言います)味噌といったものを
塗らないこと。アロエや味噌は、お年寄りが昔の知恵から言われることがあります。

 ※やけどの程度が次の場合は「重傷」であり、直ちに救急車を呼び、専門医の処置を受けてください。

 1.Ⅱ度のやけどで、体表面積の30%以上なやけど
 2.Ⅲ度のやけどで、体表面積の10%以上のやけど
 3.顔のやけどで、Ⅲ度以上のやけど又は鼻毛が焦げたり痰が黒色になっているやけど(気道熱傷)
 4.老人や乳児はやけどの広さが狭くても重傷となる場合がある
講習時間・会場・時間
 私たちの講習について、講習時間はどれ位なの?受講料は?会場は?といった詳しい内容。チラシでは紙面の都合上必要最小限の内容だけになってましたので、講習時間・会場・受講料についてお伝えします。

1.講習の受講可能人数は1回最大5人にしています。
受講者が多くなると一人あたりの実技の時間は、どうしても少なくなります。
それを少しでも減らすため人数を制限しています。希望する人数によって回数を分けたり、状況によっては
お断りするケースもでてくるかもしれませんが、午前と午後に分けての講習等、受講人数についてはお気軽
にご相談ください。個人からの講習依頼(1人だけの受講)については、お断りしています。
 心肺蘇生法講習は、基本1人に1体のマネキンで進めていきますが、依頼内容によって1体のマネキンを数人で
使用することもあります。消防の普通救命講習をご希望の場合、別途ご説明させていただきます。
 
2.講習時間は、約3時間になります。
長いと思われる方がいらっしゃると思いますが、座学と実技を交えてなのでこの時間を短縮することは、座学・実技ともに十分な時間を確保できず実りある講習に結びつきません。
 消防の普通救命講習をご希望される場合は、カリキュラムと時間が決まっていますので時間の短縮に応じることは一切できません。
 開始と終了の前後30分は、会場準備・受付・片付けの時間になりますので、実時間は4時間になります。
午前開催の場合、8:30~12:30。午後開催の場合、13:00~17:00です。
午前・午後ともに開催時間は、使用する施設で決められた時間によりますので上記の時間はあくまで目安になります。

3.開催場所は、こちらが主催する場合を除いて、依頼者・団体で手配していただきます。
視聴覚機材(パソコン・DVD等)は、当方で所有している物を持参しますが、開催場所で借用可能な物については、借用をお願いする場合があります。依頼側で会場を用意することが難しい場合、こちらで手配することも可能ですが、ご希望の会場と時間を手配できないこともありますので、あらかじめご承知おきください。

4.講習の基本となる心肺蘇生法講習の受講料は、1人600円をお願いしてます。
内訳は、訓練用人形消毒代と人形借用時の往復送料になります。会で訓練用人形を保有していないので講習ごとに訓練用人形とAEDを借りています。人形を使用しない講習(座学)の受講料は無料ですが、資料をこちらで用意する場合、資料印刷代で1人300円をお願いしています。
消防の普通救命講習をご希望の場合、受講料は無料になります。

 時間・人数・場所・講習内容については、依頼者・団体のご希望をお聞きして、できる限りご希望に沿った
講習会を開催していきたいと考えていますので、何なりとご相談ください。

 講習についてのご質問がありましたら、ブログのコメント欄に、依頼者のお名前もしくは団体名とご連絡先メールアドレスをいれてお知らせください。こちらから折り返しご連絡させていただきます。

 私たちは、貴重なお時間を割いて受講してくださる皆さまに、受講してよかった、また受講したい、周りにも
勧めたいと思っていただける講習をすすめてまいります。

回復体位
 安楽体位という方もいますが、下の画像のような体位を回復体位と言います。

 どのような時にこの体位にするかをお話しします。呼びかけに反応はないが、普段どおりの呼吸がある場合は、傷病者を回復体位にして 救急隊の到着を待ちます。 回復体位は患者を横向きに安定させることにより、気道の確保と嘔吐物をのどに詰まらせることによる窒息の防止を目的としています。

 画像だけ見ると体を横に向けて気道を確保(息の通り道)するだけで簡単じゃないか?と思う方も多いと思いますが、これを意識のない傷病者にやる時は、1人では難しいです。救命講習等で、回復体位を体験的にやる場合もありますが、これは元気な人にやりますよね?傷病者役も力の加減をしてくれますから、意外とすんなりできます。その感覚で実際に意識のない傷病者にやるというのは、至難の技です。

 意識のない状態ですから、全身の力はほとんど抜けた状態。体ですからぐにゃとなります。回復体位を実際にやる時は、数人で首を固定する人、体を起こして支える人等、人数を確保してください。一人で無理してやろうとすると腰を痛めたり、最悪傷病者に無理な力がかかり思わぬ障害を与えてしまうことがあります。

 今日の経験からお話ししました。ちなみに画像のモデルは、管理人ではありません(笑)

cpr-kaifu.jpg
人工呼吸の重要性
 このブログでも、溺水や子どもの場合は、人工呼吸が重要というお話しを何度かしてきました。
幼児・小児は、心原性(心臓が原因)で心停止することは少ないです。呼吸原性(呼吸が原因)で心停止にいたってしまうことのほうが多いのです。

 このニュースを見る限り、人工呼吸だけで回復したのかはわかりませんが、保育士の発見が早く応急手当が適切だったと思います。水深が浅くても何かの拍子に滑って転んだりして顔が水面につけば息ができなくなるのは、大人も子どもも同じです。

 水に溺れた場合、まず苦しくなり息ができなくなります。呼吸ができないので脳の酸素が不足し、意識を失い、同時に心臓も弱っていきます。意識がなくなる→呼吸が止まる→心臓が止まる。この順番が入れ替わることはありません。救命講習でも、意識の確認→呼吸の確認→胸骨圧迫。これを上記に当てはめていくと分かりやすいです。

 溺水は、酸素不足が原因ですから人工呼吸が特に大事です。かといって胸骨圧迫しなくていいとかAEDを用意しなくていいというわけではありません。

 溺水ではありませんが、高校生が意識を失い呼吸停止状態になった現場に出動した時のこと。現場で接触時、意識はなく気道確保して呼吸確認し人工呼吸してる最中に意識を取り戻した事例がありました。

 暑い日が続き、水と触れ合う機会も多いと思いますが、溺水や子どもの場合、人工呼吸が大切ということを改めて知っていただけたらと思います。

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20130809ddlk45040550000c.html
普通救命講習受講
 今日の午前中、普通救命講習を受講してきました。

 受講者は30名。土曜日ということもあり年齢も高校生からおじいちゃん世代までと幅広かったです。
 私は、応急手当普及員資格更新を兼ねての受講でしたが、しばらく講習から遠ざかっていると手技や知識は、薄れてきます、反省しました・・・。

 講習の中で指導員の方が、現場での安全管理について詳しく話しをしました。水難を例に出し、現場に救急隊が先に到着しても、水難救助隊なり救助できる隊が来るまで、救急隊が泳いで助けにいったりしないこと。周りから見たら非情なこともしれないが、助けに行った人が二次災害に遭うことは絶対にあってはいけないと。119番通報とAED持ってきて下さいも、しっかり相手を指名すること、誰か来てくださいと人を呼ぶのも講習だからと抜かさないようにと、救命講習でお作法的にやる「周囲の安全、よし」「あなた、119番してください、あなた、AED持ってきてください」から踏み込んだお話しで、私的にはいいことだと思いました。

 普及員更新講習も無事に終わりました。来月、講習の依頼も入ってきましたので、よりよい講習ができるように頑張っていきます。


 
命のバトン浜松チラシ
 今日、浜松市男女共働参画推進センターへ命のバトン浜松のチラシを持って訪問しました。

 6月に副代表がチラシを持って訪問してから、チラシの減り具合等の確認になかなか行くことができませんでしたが、私も先方にご挨拶をしてなかったので、今回ご挨拶を兼ねて訪問しました。

 6月に副代表がチラシを持って訪問した時は、リニュアル前のチラシと新しく作ったチラシの入れ替えでしたが、この時は、チラシが減ってなくて残念でした。今回は、チラシが一枚も残ってない状態で私たちの活動に興味を示してくれる方が多くいてくださったのかと思うと、嬉しかったです。これからは、定期的に訪問してチラシの確認と補充をしていきます。

 浜松市男女共働参画推進センターへお立ち寄りの際は、ぜひチラシを見ていただけると嬉しいです。
 
 


 
8日の緊急地震速報
 昨日の夕方の緊急地震速報。皆さんがお持ちの携帯電話から聞き慣れない音が鳴り、びっくりした方も多いと思います。結果、誤報でしたが、緊急地震速報が流れた時間帯が帰宅時間帯と重なったこともあり、公共交通機関が一時ストップして影響が出ました。

 東日本大震災の時は、首都圏の交通が麻痺し「帰宅難民」が多く発生したことは、記憶に新しいところだと思いますが、特に公共交通機関を使ってる方へバックに入れておきたいお勧めグッズを紹介します。

 食料や飲み物といったものを挙げるとキリがないのですが、下記の物を入れておくといいと思います。

 1.携帯電話
 2.携帯電話バッテリーの予備
 3.小型懐中電灯
 4.エマージェンシーブランケット(アルミシート)

 東日本大震災発生直後から携帯電話は、発信規制がかかりほぼ通じなくなりました。アンテナは立っていても回線が混雑して通話はまず無理で携帯メールも送信できなかったり、受信が遅れました。
 メールや電話は、無理でもはインターネット回線は比較的使えて、ウェブの閲覧等は普通にできました。また、フェイスブックやTwitterでは、公共交通機関の運行状況や震源地情報、避難所情報等、ローカル情報が次々と流れてきました。

 携帯電話で情報収集していると心配になるのが電池の持ち。特にスマートフォンは普通に使っていても電池があまり持ちませんから、予備電池の携行は必須です。携帯電話各社で安心プランみたいなものに入っていると電池パックを1年経つと無料で送ってくれるサービスがありますが、そこで予備電池を確保して携行するのも一つの方法です。

 小型懐中電灯は、停電時や夜間に威力を発揮します。今は、単三電池1本で使える懐中電灯もありますし、流行りのLED懐中電灯もあります。家電量販店やホームセンター等でいろいろな種類がありますので、自分の好みや用途にあったものを選んでください。

 エマージェンシーブランケット、これはアルミホイルを大きくしたような保温グッズになります。
折りたたむと折り畳み携帯電話位に小さくなりますが、広げて全身を覆えばとても暖かく、冬場でも屋外で夜を明かすことができます。もともとは宇宙開発で作られたもののようですが、登山などの緊急用や、救急隊の保温シートとしても使われています。

 皆さまのご参考になれば幸いです。
引き返す判断と勇気も必要
 ネットニュースからの転載(以下コピペになります)

 富士山御殿場口で7日に大阪府の男児(8)が保護された事案で、御殿場署は同日深夜、下山した父親(53)に男児を引き渡し、父親を厳重指導した。父親らは、避難設備も無い中腹に男児を残したまま登山していた。県警などは「弱者に合わせるのが登山の基本。登山を断念する判断も必要」と注意喚起している。
 同署によると、男児は、父親と兄(11)の3人で同日午前5時に新5合目(1440メートル)から入山。6合目(2590メートル)に着いたのは6時間以上たった昼ごろだった。男児が「歩きたくない」と登山を嫌がり、兄が「登頂したい」と言ったため、困った父親は男児にその場を離れずに待つように指示。休館中の山小屋がある6合目に、菓子などを持たせた男児を残し、兄と登山を続けた。
 1人でいた男児を目撃した下山者が110番し、危険性があると判断した県警が保護した。天候の急変が多い富士山では、突風や大雨、夜間の気温低下など命の危険もある。御殿場口では、7合目(3040メートル)以上まで山小屋やトイレも無く、避難は困難。親子は登山経験も少なく「マイカー規制が無い」との理由で最難関の御殿場口を選んだという。関係者は無謀な子連れ登山だと指摘し「事前の情報収集や、体力、経験に合わせたルート選択を」と計画的な登山を求めている。

 私も何度か富士山に登ってますし、登山での救護経験もありますが、休館中の山小屋、しかも避難設備も何もないところに子どもを置いていくなんて、ある意味「児童虐待」だと思います。せっかく来たのだから、山頂まで行きたいという父親と長男の気持ちも分かりますが、富士山に限らず山の天気は急変します。天気の急変だけでなく気温も標高が上がれば上がるほど下がってきます。
 歩きたくない、体調が悪いと言った時点で引き返す決断も必要です。今回は、下山者の110番通報で子どもを保護することができましたが、これがなかったら、子どもの生命に関わる事態になってたことは、容易に想像できます。
 引き返す、あきらめる勇気、恥ずかしいことではありません。自分、子どもと家族の命を守ることにつながりますから。

これからお盆休みに入り、ご家族で出かけることが多くなると思いますが、出かけた先では無理せず焦らずでお過ごしください。
第1回こども救急クラブ
 8月4日の日曜日、静岡県立こども病院で開催された「第1回こども救急クラブ」に参加しました。

 こどもの事故予防では、命のバトン浜松のブログでも何度もお伝えしてますが、こどもの死亡原因の第一位は、不慮の事故。事故を防ぐ方法。予防が大切ですが、いろいろな視点から見ていくことが大切ということを学ぶことができました。

 遊びを通して考える事故予防では、大人がこどもの目線になる紙製のメガネを使ってこども目線になってレクリエーションでフルーツバスケットをしました。こどもの目から見るのと大人の目から見るのでは、大きく違うことを改めて認識することができました。

 急な発熱、けいれん、そんな時の対処法、普段なかなか聞けないこと、こんなこと聞いたら恥ずかしいかもと思うようなことも小児救急の先生が丁寧に答えてくださいました。

 こども救急クラブ開催中、託児もありましたので、お子さん連れの方も参加されてましたし、お子さんを託児に預けずにこどもと一緒にお話しを聞くのもOKでした。

 第一回こども救急クラブを企画開催してくださったこども病院の先生、関係者の皆さま、ありがとうございました。

 次回のこども救急クラブの開催案内は、静岡県立こども病院のホームページにアップされますので下記のURLにアクセスしてチェックしてください。
 
 静岡県立こども病院 http://www.shizuoka-pho.jp/kodomo/



スポーツドリンク比較
 熱中症対策でスポーツドリンクが推奨されてます。お店によって品揃えや価格は異なりますが、スポーツドリンクなら何でもいいんじゃない?って思う方も多いと思います。

 スポーツドリンクもカロリーオフといったいわゆるダイエット用だと低カロリー、低ナトリウムで栄養や塩分補給になりません。意外かもしれませんがカロリーオフのスポーツドリンクが多いのです。
 ペットボトルに表示してある100mlあたりの栄養成分も比較してみましたが、メーカーによってバラバラでした。購入する際、栄養成分も比較してみるといいでしょう。味や飲みやすさといった好みもありますし。

 一番いいのは、OS-1ですが予防として飲むものではありませんのであしからず。

救急箱の中に備える物
 救急箱の中に何を入れておいたらいいですか?と講習会で聞かれることがあります。皆さんのお宅の救急箱に何が入っているか?しっかりと見たことあるでしょうか?買った時からそのままとか、常備薬のセールスさんが定期的に来てくれて中身をチェックしてるから大丈夫、といろいろだと思います。

 私は、外で活動することが多いので、私が常備してる救急箱(実際は救急バックとポーチ)中身は、滅菌ガーゼ(大・中・小)各10枚以上。三角きん5枚。ガーゼを固定するサージカルテープ3本。コールドスプレー2本。使い捨て舌圧子(木製)5本。包帯3本。ムヒ1本。アルミシート1枚。カットバン(大・中・小)各20枚。はさみ1本。ピンセット1本。毛抜き1本。人工呼吸用ポケットマスク(成人・小児用)各1。使い捨てグローブ、サージカルマスク多数。AED(これは別格ですが)ざっとこんな感じです。これとは別にミネラルウォーターとOS-1です。
 ほとんどが外傷関係の応急手当用品になりますが、ご家庭の救急箱でしたら、滅菌ガーゼ、カットバン、コールドスプレー、冷湿布、はさみ、ガーゼを固定するサージカルテープ。あとは必要に応じた塗り薬(ムヒ等)鎮痛剤等をご家族の状況にあわせて揃えればいいかと思います。

 ご家庭の救急箱でよくありがちなのが、病院で処方したもらった薬の余りを入れてあることがあります。これは、処方された本人でなく、家族の誰かが「何の薬か分からないけどお腹調子悪いから」と誤飲する可能性が高まります。もし、子どもが誤飲して喉につまらせたりしたら大変なことです。こうしたことをなくすためにも、救急箱に処方したもらった薬が余ったから捨てるのはもったいないといって救急箱に入れるのは絶対にやめてください。

 野外で活動する機会が多い方は、自分なりの救急キットを作ってみてはいかがでしょうか?本格的なバックやポーチを買わなくても家に眠っている物で意外と使える物があります。私の救急ポーチも、わかふじ国体の医療救護班ボランティアで参加した時にもらったふじっびーのイラスト入りポーチです(笑)