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命のバトン浜松のブログ
静岡県浜松市内でこどものBLS(心肺蘇生法)やけが・病気の応急手当・こどもの事故予防の講習会を開催する市民団体です。ブログでは日々の活動や想いをつづっています。
応急手当普及員講習
 私事ですが、来月応急手当普及員資格の更新講習を受講します。応急手当普及員資格は、3年毎に更新講習を受講します。3年前にいただいた資格証を見てて「3年ってあっという間だなと」

 今年度の浜松市消防局主催で開催される応急手当普及員の受講案内を載せます(以下コピペになります)
興味のある方は、ぜひ受講してください。

 
・Aコース 1.9月13日(金)2.10月11日(金)3.11月8日(金)
午前8時30分~午後5時30分休憩1時間)

・Bコース 1.9月24日(火)2.10月22日(火)3.11月26日(火)
 午前8時30分~午後5時30分休憩1時間)

•各コース全3日間で合計24時間の受講が必要です。
•遅刻、早退、欠席の場合は認定を受けられません。
•開催場所は浜松市消防局6階ホールです。
•定員は各回とも10名(先着順)となります。

・講習内容。
 普通救命講習の指導に必要な知識と技術。
※筆記試験及び実技試験を実施し、普通救命講習の指導に必要な知識と技術のある人に認定証を発行いたします。


・講習対象者※次の全てに該当する人
•市内に在住、在勤または通学している人
•公衆の多数出入りする事業所または自主防災組織そのほか消防防災に関する組織の構成員など
•受講後、職場や活動領域等で普通救命講習の指導に従事する人
•普通救命講習または上級救命講習を修了した人(申請時写しを添付)

・持ち物
•筆記用具
•実技のできる服装
•応急手当指導者標準テキスト(書店等で直接購入してください)


・駐車場
 講習会場には駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください(二輪車用の駐輪場はあります)

・申し込み
 8月15日(木)正午から。
 消防署等にある受講申請書に必要事項を記入して郵送、ファックスまたは直接、消防局警防課へ提出して下さい。
 •申請時に、普通救命講習または上級救命講習修了証の写しを添付してください。
 •申請に証明書が必要なため、電子申請での受付は実施していません。
 •受講決定後、必ず応急手当指導者標準テキストを各自で購入し、受講日当日にご持参してください。
 •定員になり次第、受付を終了させていただきます。
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釣りをする時の注意と魚釣り用針の危険性
 魚釣りは、中学生の時にやったのが最後です(笑)エサも町内の釣具屋さんに100円分下さいと言って買いに行きました。そんなほのぼのとした時代でした。

 魚釣りに必要な物に「釣り針」があります。これがなければ釣りはできませんが、この針が危険です。縫い針を誤って刺した経験は、あるでしょう。縫い針の針は、刺さってもまっすぐですから「痛い」と感じたらすぐ抜くことができます。ブッスリ刺す人は、あまりいないと思いますが。

 魚釣り用の針は、ただ湾曲していているだけでなく針の先に返しがついてます。この返しがあるので魚が針にかかるとなかなか抜けないのです。この針が人の皮膚に刺さったらどうなるかは、針にかかった魚と同じです。
簡単には抜けません。へたにグリグリやると痛いだけでなく傷口を深くし神経や骨を傷つける恐れがあります。
もし、釣り針が刺さってしまったら、さおから伸びてる糸を切ってそのまま病院に行って抜いてもらってください。アウトドア系の雑誌に釣り針が刺さった時の抜き方が載ってるのを見ましたが、危険なことだと思いました。

 釣りは、危険がたくさん潜んでいます。投げ釣りは、周りをよく見てから投げること、周りをよく見ないで投げて、近くにいた人に針やおもりが当たってけがをしたり、自分の身に着けている帽子や服に針がひっかかってパニックになる恐れがあります。足元にも注意してください。捨てた釣り針や糸が足に絡んで転んでしまうこともあります。
 水辺なので誤って水に落ちることもありますので、大人子どもに関係なくライフジャケットを着用しましょう。

 大人は、子どもの動きだけでなく、周りに目を配り、危険要因を排除して、楽しい釣りができるように心がけましょう。



放課後の学童
 小学校の授業が終わった後、家庭の事情ですぐ家に帰れなくて保護者の迎えを待つ間、子どもたちの過ごす施設が各小学校にあります。名前は、地域によっていろいろな呼び方があります。放課後児童会、学童クラブ等。

 意外と知られていないのが、小学校と学童は別物であり、管理しているところが行政の中でも違うことです。
ほとんどの小学校は、学校敷地内に学童の建物なり部屋がありますが、学校によっては、近くの公民館の部屋を間借りしてるところもあります。

 学童で子供たちがけがをしたり体調不良を訴えた時の対応を、副代表が学童の先生に聞く機会があり聞いてみたそうです。その小学校の場合、学童施設内の部屋の片隅にじゅうたんの敷いてある段になったところがあり、そこに寝かせて容態を観察して、保護者へ連絡しお迎えをお願いしたり、緊急時は、119番通報で救急車を要請し対応するそうです。学校にある保健室は、養護教諭がいれば使えるそうですが、保健室を使うとそこから先生が離れることができないので、そうなると学童に先生が戻れなくなる。学童の先生は、年に数回、緊急時の対応を含めた研修を受けてるそうです。最近は、突然嘔吐した子、けがをして傷口がパックリ開いて縫合の必要があった子の対応があったそうです。

 小学校と学童、一緒の敷地内にあるので、保健室等の施設も利用に制限ないと思っていましたが、そうではないことを初めて知り、学校の先生以上に学童の先生の責任の重さと大変さを知りました。学童施設内にベットを置いて保健室的な機能を持たせることは、難しいと思いますが、外傷の応急手当のできるガーゼや三角きん等の応急手当キット位は、備えておいた方がいいかなと感じました。

 命のバトン浜松で、学童の先生向け救急講習会。学童の立場としての参加は難しいと思いますが、個人的に学びたいと思う人は、多いと思います。心肺蘇生法だけでなく外傷の応急手当やシュミレーションを取り入れたものを企画したら、受講してくれる人いるのかなと考えてます。

  


めったにしないおかわりで給食アレルギー死
 私が小学生の時、給食を残すということが悪という空気がありました。給食の時間に食べれなければ昼休みも食べさせられ、午後の授業が始まっても食べされました。それでも嫌いな物や食べられない物は、食べられません。
食べ物、作ってくれた方への感謝の気持ちも大切ですが、食べられない物を食べて命を失うことは、絶対にあってはいけません。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130723-OYT1T00471.htm
第13回静岡県西部地区救急技術研修会
 午後から袋井市浅羽のメロープラザで開催された第13回静岡県西部地区救急技術研修会に参加してきました。
この技術研修会は、消防・医療関係者だけでなく市民も参加できます。今回は、子どもの救急がテーマでしたので、幼稚園の先生、保育士さんと関係者が多数参加されてたようです。

 今回のテーマは、第一部が実技「知っておきたい小児救急について」第二部は講演「みんなで守る子どもの命」でした。第一部は、救急隊による小児痙攣発作時の対処方、小児転落外傷時の対処法と全身固定についてでした。
第一部は、119番通報し、救急車が到着してから傷病者の観察処置、家族への対応、車内収容までの流れを救急隊の方が展示して、それをアドバイザーの医師が実技指導を行なうというものでした。救急活動の流れを知る機会が少ない医療関係者や市民から「こういう活動してるから救急車はなかなか出発しないのね、通報した身からしたら少しでも早くという気持ちになるけど勘違いしていた」という声がチラホラ聞こえました。

 第二部は、静岡県立こども病院・小児集中治療センター・センター長の植田先生の講演でした。全国で小児集中治療センターを持ってるのは、6都県。そのうちの一つが静岡県で、県内で発生した重症の小児のほとんどは、こども病院で受け入れています。静岡県は、東西に長く伊豆半島もあります。こども病院は、静岡市にありますが、静岡県西部と東部にあるドクターヘリを使い、重症小児患者を受け入れています。講演内容もわかりやすく、私たち命のバトン浜松の活動の柱でもある小児・乳児の心肺蘇生法普及の重要性を改めて感じました。救急隊向けの話しもあり、私も勉強になりました。

 子どもの死亡原因の第一位は、不慮の事故です。家の中、外と大人目線で見るのではなく、子どもの目線になって見てみましょう。事故の原因となりえるものがいろいろ見えてくると思います。100パーセント事故を防ぐことは難しいかもしれませんが、ちょっとした注意から減らすことはできます。
これ位なら大丈夫と思わず、子どもの命を守れるよう、この研修会で学んだことを私たちの活動に活かして、普及活動につなげていきたいと思います。

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周囲を見て落ち着いて行動を
 水の事故で多いのが、溺れた人を助けに向かった人が亡くなるケース。先般も、川で流された弟を助けようとした姉も流されて死亡するという事故があったのは、皆さんの記憶に新しいと思います。

 命のバトン浜松のブログでも、現場での安全確認と安全確保について何度かお話しさせていただいてますが、助ける側が二次災害に巻き込まれることは、絶対に避けなければいけません。今回は、水の事故での命を守るもしもの時の正しい救助知識についてお話しします。

 1.飛び込まないで!人を助けるー最優先は救助者の安全。 

 「泳ぎに自信があるから」「子供なら背負って泳げるはず」は間違った認識です。水中での人命救助は、泳力だけでは不十分です。溺れてる人は、泳いで助けに来た人に助かりたい一心で必死でしがみつきます。その力はものすごいです。しかも水の中で足がつかない状況です。想像していただければ恐ろしいことで、泳いで助けに行った人も溺れてしまう二次事故の危険が大です。
 救助の基本は、救助者の安全確保が最優先です。あわてず周囲の協力を得てください。そのうえで複数の人で協力しあって、陸上から救助する方法を探します。空のペットボトルを投げ入れたり、シャツをロープ代わりに使うなど身の回りの物も活用できます。

 2.服を着たまま水に落ちてしまった時ーあわてずまず浮こう。

 突然、水に落ちてしまうとパニックになりがちです。でも緊張して体に力が入ると、余計に沈んでしまいます。
大切なのは落ち着くことです。私も冬に浜名湖でカヌーをやっていてカヌーが転覆して落水したことがあります。
この時は、ライフジャケットもつけて服も着ていたのですが、服の間に入ってる空気の浮力が意外とあることを知りました。まず顔を上にした状態で仰向けになるように心がけ、呼吸を確保し救助を待ちます。水辺で遊ぶ時は、大人も子供もライフジャケットを着用しましょう。ペットボトルやクーラーボックスなど身の回りの物が浮き具になります。
 泳ぎに自信があっても、服を着たまま泳ぐのは、危険です。
傷病者への声かけ
 人が倒れています、もしもし、大丈夫ですか?救命講習で聞く言葉です。

 倒れてる人は、意識がはっきりしてる人、呼びかけに反応が鈍い人、全く反応しない人とさまざまです。講習では、訓練用人形相手なので反応することはまずありません。あったら怖いですが(笑)二次救命処置の訓練で使う訓練用人形は、うめき声みたいな声を操作によって出すことができます。

 倒れてる人に声をかけるのは、勇気がいりますし、不安もあります。でも、声をかけなければその人がどういう状態なのか分かりません。もし心肺停止だったら、時間は過ぎて救命できる確率は下がっていきます。AHA(アメリカ心臓協会)のファーストエイドコースでは、倒れてる人や周りにいる人に「私はファーストエイドの訓練を受けてる〇〇です、何かお手伝いしますか?」と自己紹介から入ります。消防でしたら「救急隊です、どうされましたか?
」と声かけしますが、市民で救命講習や応急手当に関する何らかの講習を受けた方が自己紹介して応急手当に加わるということは、救命講習でも深く言われてません。

 倒れてる人に声をかけるということは、最初の声かけから救急隊に引き継ぐまで続けなければいけません。傷病者だけでなく、関係者がいれば関係者への声かけも重要です。やじ馬や関係者から「本当にそれでいいの?」と言われたとしても、自分のやってる応急手当に自信があり、もし傷病者が最悪の状態だったとしてもそれに対応できること、やじられても絶対にめげない心が大切だと思います。

 声のかけ方は、人それぞれいろいろあると思います。自分が傷病者だったら、こういう声かけをしてもらうと安心する、こうしてくれたらいいなと思うことをイメージするといいでしょう。自分より年上の人、年下の人と年齢に応じた声のかけ方が大切です。これは、傷病者の状態やこの年代の人にはこういう声のかけ方がいいでしょうという答えはありませんから。
 
副代表、災害研修へ参加する。
 7月14日(日曜日)副代表が県看護協会主催の災害研修に参加してきました。内容は、災害時に対応できるナースになるというのが目的。ナースといっても、部署によって救急と無縁のところもあります。

 研修前日に副代表へ災害時におけるトリアージの勉強会を私が開催。トリアージとは何ぞやから始まり、トリアージの基本、トリアージタッグの書き方等、研修に行くのに知っておいた方がいい内容をやりました。時には、私が傷病者役になって、この症状だとトリアージの区分は?ってことも。

 研修では、前日に勉強していったことは役立ったようですが、トリアージは難しい、頭疲れたと・・・。研修で学んだことを職場でみんなに伝えるのも大切ですよ、副代表。
 一日、お疲れさまでした。
 
トリアージタッグ
正しく知ろう水遊びの危険ポイント
 1.安全な海岸で遊ぼう。

 海水浴場以外や遊泳禁止区域は、水深が深かったり、流れが速かったりする場所です。海水浴場内でも監視区域
の外側は、監視員の目が行き届かず危険です。遊泳禁止の赤い旗が出ている時は、水に入ってはいけません。

 2.浅瀬の川も油断しないで。

 川遊びでは、流れや深みに足を取られたり、苔(こけ)で足を滑らせてしまう危険があります。足のつく場所でも、流れが強いと溺れてしまうことがあります。水面の色がほかと違う場所の川底は深いことが多いので注意してください。

 3.プールサイドは、ゆっくり歩こう。

 濡れているプールサイドは滑りやすく、転んだり人とぶつかってけがをすることがあります。排水口付近は、吸い込まれる危険があるので要注意。子供が大好きな流れるプールは、特に事故が多いので気をつけてください。

 4.水遊びは1人では絶対にダメ!

 1人で遊んでいると、溺れたり流された時の発見が遅れて手遅れになってしまいます。水遊びは、2人以上でお互いの安全を確認し合うようにしてください。また、小さな子供からは、絶対に目を離さないようにしてください。
JR東海浜松工場「新幹線なるほど発見デー2013」開催案内
 JR東海浜松工場「新幹線なるほど発見デー2013」が開催されます。

JR東海浜松工場を一般開放する大人気イベント。
なるほど発見デー!新幹線や電気軌道総合試験車両「ドクターイエロー」など特別展示・運転台見学やタイヤ式のミニ新幹線N700Aが運行します。※事前申込イベントは、すでに申し込みは締め切られています。

 開催日:2013年7月20日(土)、21日(日) ※雨天開催
     (ただし、悪天候等の場合は中止になることもあります。)
 時  間:10:00~15:00 (最終入場受付14:30)
 会  場:浜松市中区南伊場町1-1 JR東海浜松工場
料  金:入場無料
駐車場:一切なし。
    浜松駅北口より無料シャトルバス運行 所要時間 約15分
    9:30頃より5分~10分おきに運行開始予定。
※無料シャトルバス乗り場は、浜松駅北口を出てすぐ右へ。
  横断歩道を渡ってすぐ。アクトタワー方面、東海道線高架横です。
※浜松工場周辺にも駐車場はありません。

<イベント内容>
新幹線N700系、700系や電気軌道総合試験車両「ドクターイエロー」などの特別展示、整備作業・車両移動の実演、車体上げ・載せ作業実演(N700系)、タイヤ式のミニ新幹線N700Aの運行、制服記念撮影など、当日参加可能なイベントも多彩に行われます。普段入れない場所に潜入できるチャンスです。
もうすぐ夏休み。安全守って水のレジャーを楽しもう。
 今日から数回に分けて水のレジャーの注意やポイントを紹介していきます。

 私もでしたが、子供たちは水遊びが大好きです。つい熱中し過ぎて周りが見えなくなりがちです。水の転落し、溺れてしまうような事故もそうした状況から起きています。大人は、子供の様子に十分注意してください。また、子供の周りの状況をよく見て行動することや、どんな場所やどういうことをすると危険かということを教えて、そこには近づかない等のルールを守るように話してあげてください。

1.出かける前は大人が確認すること。
 夏休みは、子供同士で出かける機会も増えます。「どこに誰と、何をしに行くのか、何時に帰るのかを必ず確認してください。そのうえで、1人では行かせない、海や川に子供だけで行かせないことが大切です」 
 もちろん、子供の体調や天気の注意も必要です。また、熱中症は、水遊びの最中にも発症します。帽子をかぶらせたり、水分補給にも気を配ってください。
    
経口補水液の飲み方と注意
 経口補水液の飲み方は、一気に飲むのではなく、点滴を受けるように少しづつチビチビ飲むのがいいでしょう。
脱水症状になったからといって、あわててたくさん飲むと吐いてしまう場合があります。

 おしっこの量が増えてきて、おしっこの色が薄くなってきたら、脱水状態が改善している一つの目安になります。

 経口補水液は、熱中症だけでなく、下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状にも使えますが、病院を受診し、医師の指示に従って、購入する際は、薬剤師から説明を受けて飲むことが大切です。
包帯や三角きんの使い方
 包帯法や三角きんの講習、私も依頼を受けて三角きんの講習を地域防災訓練でやることがありますが、その効果に疑問を感じています。依頼してくる側は、毎年やってるからと言いますが、毎年やってても、毎年畳み方に始まり本結びとほどき方を教えてるところで時間切れ、時間は1時間。結果、受ける側は何も得るものがないというのが正直な感想です。

 包帯法や三角きんの使い方は、応急手当手技の中で基本中の基本で基礎的なものということは理解しています。包帯や三角きんがしっかり教えて、傷病者の観察や心肺蘇生法、大量出血に対する確実な止血といった生命を左右する手技をさておいて指導する方はいないと思いますが。

 野外で足をねんざした時、靴の上から三角きんで固定といった手技は、知ってていいと思いますが、骨折疑いで副子固定する場合、一人で固定するのは、相当訓練された人でないと難しいと思いますし、三角きんもそれなりの枚数を使います。大災害で救急車もすぐ来れない、自分たちで応急手当して救護所に搬送しなければならないという状況でなければ、骨折疑い・骨折の固定は、プロに任せるべきです。

 包帯も薬局等で販売されているのは、弾力性包帯がほとんどです。これは、巻く時にテンションかけて巻けば固定効果もあるので、使ったことない人でも比較的スムーズに使えますが、そうでない包帯は、訓練をしっかり受けないとユルユル巻きになってしまい包帯の意味がないです。

 三角きんは、固定だけでなく傷口の被覆にも使えますので、傷口をガーゼで覆いその上から三角きんで被覆する方法もあります。

 包帯や三角きんの使い方は、一人で練習できるものではないので(三角きんの畳み方や包帯巻きは別です)忘れないように練習しようと思っても難しい部分がありますが・・・。

 何事も基本基礎ができて応用ができるので、包帯法や三角きんの使い方、日赤の救急法講習や地域の防災訓練ではやってるところも多いので、興味のある方は、日赤の救急法講習や地域で開催される防災訓練に参加し、学ぶことをお勧めします。

 
気温が高い時に注意すること(ベビーカー)
 今日の昼間、ベビーカーに乗った赤ちゃんを見ました。ベビーカーを押してるお母さんもなるべく日かげを通るようにしてましたが、ベビーカーの中の赤ちゃんも暑そうでした。

 ベビーカーは、高さが低いため地上から近いうえ、路面からの反射熱が冷やされずに直接当たるため、立ってる大人以上にベビーカーに乗ってる子供は暑いと思います。体が未熟な分、汗をかく等体温を調節する機能がうまく働かず、熱が体内にこもってしまい、熱中症になりやすいです。晴れた日は、地面に近いほど気温が高くなります。通常、気温は、1.5mの高さで測るのですが、東京都心で32.3度だった時に、幼児の身長である50cmの高さでは35度を超えており、さらに地面近くの5cmは36度以上になっていたという報告もあります。
繰り返しになりますが、大人よりも子供は、暑い環境にいます。
車を運転する方は、夏の自動車の車内温度がどの位になるかご存じでしょうか?ドアを開けた時、暑い~早くエンジンをかけてエアコン・エアコンとなりますが、車外の気温が25度程度でも窓を閉め切った車内の温度は50度となり、1時間後には58度、2時間後には、62度にもなります。これを知ってたら、子供を車に残してちょっと買い物なんてできますか?
新生児は、体重の80パーセントが水分。大人が喉渇いてなくても、子供が水を欲しがっていないかよく見て、脱水症状を起こさないように注意してくださいね。

 熱中症を防ぐためにできること。子供の様子をよく観察しましょう。顔が赤かったり、急に黙ってしまったり、汗をダラダラかいているような場合、子供を涼しい場所に移動させて、冷たいタオルなどでわきや首すじ等体を冷やし、休ませてあげましょう。体温計があれば体温も測ってみてください。こまめに水分を飲ませてください。

 
水の飲みすぎに注意しましょう
 お昼の全国ニュースでも報道されましたが、今日、浜松市内の中学校で熱中症になった生徒が多数発生し、病院に搬送され手当を受けました。

 熱中症予防でこまめに水を飲むということは、耳にタコができる程、聞くようになりましたが、逆に水を飲み過ぎて「低ナトリウム血症」という症状を来す例は、あまり知られていません。

 低ナトリウム血症とは、水中毒とも呼ばれていて、水を飲み過ぎて血液が薄まってしまい、体に必要なナトリウム(塩)が相対的に不足することで起きます。症状は、体のだるさや吐き気、ひどくなると意識障害や昏睡、けいれんを起こすこともあります。
 汗や不感蒸泄(体から自然に蒸発していく水分のことを言います)として出ていく水以上にたくさんの水を飲みすぎてしまったことにより、電解質(塩等)が足りないという2つの問題が関係しています。

 熱中症の応急手当で水を大量に一気に飲ませないというのがありますが、低ナトリウム血症を防ぐ方法の一つでもあります。

 もうひとつは、スポーツドリンクを過信しないこと。水と比べると電解質が入っているため、体にはいいのですが、それでも電解質の量は少ないのです。軽く汗をかいたあとにはいいのですが、脱水状態の補正に飲むには、塩分濃度が薄すぎることは、あまり知られていません。

 では何を飲んだらいいかとなりますが、薬局で売られている経口補水液(商品名はOS-1等)見たことある方が多いと思います。経口補水液は、飲む点滴とも言われ電解質バランスに優れています。私も何度かお世話になりました(汗)何もない時に飲んでみると分かりますが、スポーツドリンクよりはるかにしょっぱいです。当たり前ですがおいしくありません。経口補水液は、発展途上国でコレラで脱水になった子供たちを救うために開発されたWHO(世界保健機構)推奨の飲み物です。

 経口補水液は、これから汗をかくから飲むぞと予防的に飲むものではありません。本来は、脱水の補正に使うものです。また塩分が濃いため、血圧が高い人や心臓が悪い人が飲むとよくないこともありますので、購入の際は、薬剤師さんに注意事項等を聞いてから購入してください。



暑いですね、脱水に注意
 東海地方が梅雨明けして数日、暑いですね。テレビや新聞で熱中症に関することが多く報道されています。

 さて、この時期、脱水症状に注意してください。私の経験上、暑くなってから数日後が危険なことが多いと感じます。数日後には、脳梗塞や心筋梗塞といった怖い病気が・・・。

 血液中には赤血球、白血球といったものや、大きな蛋白質がとけています。水が減れば濃くなります。その粒が血管の細いところに詰まって発症します。例えば、同じ量の砂糖は、水が多ければサラサラに溶けますが、少ない水では粒が残ってガリガリするのと一緒。

 汗をかいたという意識が無くても、水分に吐く息とかジワッとする皮膚からもでていきます。特に中年以降の方、喉が渇いたという意識が無くても定期的に水分を取ることをお勧めします。
量は、一概に言えませんが・・・。
第一回子育てサークル交流会に参加しました
 7月6日(土曜日)の午前中、副代表とともにタイトルの交流会に参加しました。
私の心の中では、どんな団体がくるのかな?自分たちの活動を受け入れてもらえるのかな?期待と不安が入り混じってました(意外と小心者です)

 会場の福祉交流会館に着き、部屋を確認。会議室と思ってましたが和室。座卓もなく座布団に座っての交流会、なかなかいいじゃないですか~

 今回の交流会を企画してくださった「ぴっぴ」の理事長さんのご挨拶から始まり、参加したサークルさんの自己紹介が始まりました。いろいろなサークルさんの紹介を聞いてて、共感できるものも多くありました。私たち「命のバトン浜松」の順番です。私が会の紹介をして副代表が会のチラシを配ってくれました。皆さん、救命というサークルに興味を持っていただけたようで、チラシに見入る姿を見て嬉しく思いました。

 サークルさんの自己紹介が終わったところで、活動における問題点や疑問をみんなで共有。これはとても大事なことだと思いました。私たちも何気なく見ていた内容が「えっ、そうだったんだ」と分かったことや、自分たちが活動していくうえ、ぶつかるだろうと思う問題もあり、勉強になりました。

 残りの時間は、各サークルさんとの情報交換や交流の時間に。私たちの活動に興味を示してくれたサークルさんが多くいてくださったこと、私と副代表で時間の許す限り、お話しさせていただきました。具体的に講習会の話しをくださったサークルさん、救命講習を取り入れたいと希望されたサークルさん、救命講習だけでなく防災に関することも話してほしいというリクエストもあり、予想していた以上の反響にありがたい気持ちでいっぱいになりました。

 ぴっぴの理事長さん、副理事長さんからも今後の活動へのアドバイスもいただくことができ、行政から参加された方にも私たちの活動を知っていただくことができて、実りある交流会になりました。副代表も、以前一緒に活動していた仲間と交流会で再会できました。

 この交流会を教えてくださった副代表の友人はじめ、参加する機会をくださった「ぴっぴ」の皆さま、ありがとうございました。
命のバトン浜松活動方針
 命のバトン浜松を立ち上げて1年が過ぎました。まだまだ手探りの中での活動ですが、今年度からブログ、フェイスブックでの情報発信を始めて、多くの方にブログを読んでいただけるようになったこと、感謝申し上げます。

 私たちは、会が大きくなることは望んでいません。小さい会ですが自分たちができることをやっていこうと思っています。また、現状消防では開催されていない小児・乳児の心肺蘇生法講習をはじめ、行政ではできないことで私たちができることを柔軟に対応していきます。

・講習の受講可能人数は1回最大5人にしています。受講者が多くなると一人あたりの実技の時間はどうしても少なくなります。それを少しでも減らすため人数を制限しています。希望する人数によって回数を分けたり、状況によってはお断りするケースもでてくるかもしれませんが、午前と午後に分けての講習等、受講人数についてはお気軽にご相談ください。私たちの希望は、1回の講習で2~5人が理想と考えています。個人からの講習依頼(1人だけの受講)については、お断りしています。
 心肺蘇生法講習では、訓練用人形を基本1人に1体のマネキンで進めていきますが、依頼内容によって1体のマネキンを数人で使用することもあります。消防の普通救命講習をご希望の場合、別途ご説明させていただきます。
 
・講習時間は、約3時間になります。長いと思われる方がいらっしゃると思いますが、座学と実技を交えてなのでこの時間を短縮することは、座学・実技ともに十分な時間を確保できず実りある講習に結びつきません。
 消防の普通救命講習をご希望される場合、カリキュラムと時間が決まっていますので、時間の短縮に応じることは一切できません。開始と終了の前後30分は、会場準備・受付・片付けの時間になりますので、実時間は、4時間になります。午前開催の場合、8:30~12:30。午後開催の場合、13:00~17:00です。午前・午後ともに開催時間は、使用する施設で決められた時間によりますので、上記の時間はあくまで目安になります。

・開催場所は、こちらが主催する場合を除いて、依頼者・団体で手配していただきます。視聴覚機材(パソコン・DVD等)は、当方で所有している物を持参しますが、開催場所で借用可能な物については借用をお願いする場合があります。依頼側で会場を用意することが難しい場合、こちらで手配することも可能ですが、ご希望の会場と時間を手配できないこともありますので、あらかじめご承知おきください。

・講習の基本となる心肺蘇生法講習の受講料は、1人600円をお願いしてます。内訳は、訓練用人形消毒代と人形借用時の往復送料になります。会で訓練用人形を保有していないので講習ごとに訓練用人形とAEDを借りています。人形を使用しない講習(座学)の受講料は無料ですが、資料をこちらで用意する場合、資料印刷代で1人300円をお願いしています。消防の普通救命講習をご希望の場合、受講料は無料になります。

 時間・人数・場所・講習内容については、依頼者・団体のご希望をお聞きして、できる限り、依頼者・団体のご希望に沿った講習会を開催していきたいと考えていますので、何なりとご相談ください。

 講習についてのご質問がありましたら、ブログのコメント欄に依頼者のお名前もしくは団体名とご連絡先メールアドレスをいれてお知らせください。こちらから折り返しご連絡させていただきます。

 私たちは、貴重なお時間を割いて受講してくださる皆さまに、受講してよかった、また受講したい、周りにも勧めたいと思っていただける講習をすすめてまいります。

無料と有料講習
 日本では、消防の救命講習、日赤の救急法・水上安全法等各種講習、AHA(アメリカ心臓協会)のコース、MFA(メディックファーストエイド)のコースがよく知られています。
 上記の機関で指導できる資格を取得した方がボランティアで講習を開くこともありますが、大々的に公募してやってるわけでもなく、ごく少数です。

 上記の講習の中で無料で受講できるコースは、消防の救命講習位です。消防の救命講習も完全無料というところばかりではなく、有料で開催してる消防もあると聞きます。命のバトン浜松の活動拠点の浜松市は受講は、無料ですが、講習で使用するテキストは、講習時に貸出で持ち帰りはできませんし、テキストへの書き込みももちろんできません。応急手当普及員講習は、テキストは事前に自分で購入しなければなりませんが、受講は無料です。

 消防は、行政機関の一つです。救命講習は無料というと図式ができあがっていますが、無料だからテキストも受講者分用意されて当たり前という空気も少なからずあります。一部の消防では、救命講習が有料というところもあったり、有料化を検討してるところもあると聞きます。一年間を通してみれば、毎月救命講習が開催され多くの方が受講しています。全受講者に配布するテキスト、訓練用マネキンのメンテナンス代、訓練用AEDの電池代も大きくなります。
無料といっても、それを指導するのは、消防職員(常勤・非常勤を含む)です。勤務として講習に携わることもあれば、勤務明けに講習に携わることもあります。また勤務として講習に出向くことも多いと聞きます。この時は、出動態勢を維持しつつ講習をします。講習中に出動指令が入れば、講習はその場で中断ということもあります。中断とならないように配慮はされてると聞きますが、出動指令はいつ入るか分かりません。
救命講習は、総務省消防庁から示された応急手当普及指針に沿って講習が進みます。指針に書かれてる内容以上のことを教えることもないし、それ以下もないわけです。受講者から質問があれば、講習の内容に含まれてないので答えられませんということはありませんが、最低限の内容に留まると思います。
救命講習に係る経費は、すべて税金から支出されています。消防で開催する無料講習は、正直限界があるのです。
熱意ある職員のご努力によって支えられてるということもぜひ知ってほしいです。
消防の救命講習に限らず、行政機関が行っている各種無料サービスは、無料が当たり前と思わず、自分がそれなりのものを得たいと思うなら、有料で行っている団体等を利用すべきだと思います。

 消防の救命講習は、これから救命手技を学びたい・覚えたいと思う方には、おススメです。そこからもっと深く知りたいと思えば、日赤や各種団体が開催している有料講習で学ぶのが一番だと思います。
有料講習は、開催している団体によって国際ライセンス資格取得もできますし、実技メインであったり講義メインであったり、それぞれ特色があり、自分が求めてるものの中から自分にあう団体が開催している講習を選択することができます。

 浜松市は、普通救命講習に関しては、応急手当普及員資格を取得した市民に地域や職場でドンドンやってもらうという流れにになってきました。これは、消防が本来の業務に専念できることになり、普及員資格は取ったけど、活かす場がなかったという普及員にとって朗報ですし、相互にメリットがあると思います。






 
自転車も車と同じ
 ネットニュースからの転載になります。

2008年9月、小学5年だった少年(15)の自転車に衝突されて転倒し、意識が戻らない状態が続いている神戸市内の女性(67)の夫が、少年の母親を相手取り、約4590万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が4日、神戸地裁であった。田中智子裁判官は「少年に自転車の運転に関する十分な指導や注意をしていなかった」として母親の監督義務違反を認め、約3520万円の支払いを命じた。

 夫は女性の成年後見人として提訴した。判決によると、女性は08年9月22日夕、同市北区の坂道を歩行中、下ってきた少年の自転車と衝突して転倒。病院に搬送されたが、意識は戻っていない。

 判決は、自転車が時速20~30キロ程度で速かったとして、「前方を注視して交通安全を図るべき基本的な注意義務を尽くさなかった」と指摘。母親側は「注意はしていた」と主張したが、判決は「指導や注意が奏功していなかった」と退けた。

 
 親が子供に注意していたといっても、被害者にも加害者にもなる可能性があることを子供にしっかり伝えるべだと思います。
 車を運転していて危ない運転をする自転車を大人・子供に関係なくよく見かけます。信号無視や急な飛び出し。車と自転車の事故だと車の方が悪くなる傾向がありますが、自転車も車と同じという意識づけが必要だと思います。
現場での安全確認
 救命講習を受講した時、現場の安全を確認する動作があります。

 人が倒れています→周囲の状況≒異常なしまたは安全です。こんなセリフを言うと思います。講習会場は、室内で実技をする時は、広い場所でやることがほとんどです。またほぼ安全と言えます。
講習の中で習った安全確認を実際、現場でやると安全です、異常なしと言えることは、まずありません。

 私が訓練を受けた時、こんな状況が出されました。
公園の水飲み場で人があおむけで倒れています。蛇口から水は出っ放しで倒れてる人の体が濡れ続けています。水飲み場近くに設置されてる街灯の電線が切れて地面に垂れ下がっています。さらに倒れた人の近くに血のついたナイフが落ちてます。あなたはどう対応しますか?というシナリオでした。こんな現場は、あり得ないだろうと思う方がほとんどだと思います。

 まず倒れてる人に取りつくまでに障害となってるものを排除しなければなりません。凶器となりそうなナイフ、水を止める、切れた電線より遠くへ倒れた人を移動させる、感染防御。これだけではありません。倒れてる人の観察と状態に応じた応急手当てもしなければなりません。

 このシナリオは、一例に過ぎませんが、現場の安全確認≒自分の安全確保が第一優先です。まず助ける人間の安全が確保できない状況で活動するのは、非常に危険なことです。

 車で高速道路を走っていると、故障車有の電光掲示板表示を見かけることがあると思います。この時、JAFなり修理業者が現場に駆けつけますが、必ず2台で活動してます。1台は、故障車に対応する車と人。もう1台は、後方警戒する車と人です。これにも鉄則があって、2台の車が着いてから活動することになってます。これも現場での安全確認と確保の一つです。後方警戒車が走ってくる車に「ここで何らかのトラブルが発生してますから注意してください」と注意を促しています。これによってもう一台の車と人は、安全確保された状態で活動できます。これで完全に安全確保できたとは言えない部分もありますが、安全確保してる人がいることは、安心につながります。

 講習では、現場は安全ですとさらっと流してしまいますが、想定できる状況をイメージすると容易に近づくことができないことがお分かりいただけると思います。

 私が講習をやる時は、何らかの状況を出して受講者さんに、さぁどうしますか?と投げかけてみます。いろいろな答えが出ますが、時には、なるほどと思うこともあります。

 現場の安全確認もいろいろな現場の状況があります。傷病者の安全確保も大事ですが、まず自分の安全を最優先に行動してください。
水の事故
 昨日、愛知県豊橋市の幼稚園でプールで4才の男の子が死亡する痛ましい事故が発生しました。男の子のご冥福をお祈りします・・・。

 夏が近くなると、学校のプール当番、プール監視のアルバイト等で心肺蘇生法講習を受ける機会が多くなります。私も依頼を受けてプール監視のアルバイトを対象に救命講習を何度か開催しました。

 水の事故の場合は、溺水で低酸素(酸素不足)になってることは、たしかですから、酸素を体内に送ることが
救命の鍵となります。それが人工呼吸です。

 前回お話しした胸骨圧迫も大切ですが、血液に酸素が溶け込んでいることが前提です。水におぼれた場合、血液中の酸素を使い果たしてしまい心停止となるわけですから、人工呼吸をしないで胸骨圧迫だけ続けても低酸素という心停止の原因解消になりません。

 水の事故で起きる心停止は「AEDと胸骨圧迫」ではなく「人工呼吸と胸骨圧迫」です。かといってAEDを装着しなくていいということではありません。

 夏休みに入るとプールや海、川と水と接する機会が多くなりますが、心肺蘇生法だけでなく、水の事故を予防するという視点を大切にしていただけたらと思います。
  
 
胸骨圧迫の重要性
 前回の続きになります。

 胸骨圧迫。以前は、心臓マッサージ・心マとも言っていました。心臓は、体のどの位置にありますか?と聞くと、左胸に手を当てる方が結構います。私も小学生の時(?年前だ!?)心臓は、左と教わりました。
 心臓は、胸の真ん中にあります。ここを圧迫することを胸骨圧迫といいます。

 AEDだけあっても助かる例は、非常に少ないことが前回のブログでお分かりいただけたと思います。
 
 心室細動という心臓がけいれんしている間、心臓のポンプ機能は働いていません。これは、全身に血液を送れないだけでなく、心臓自身にも血液と酸素が供給されてないことになります。
また、AEDの電気ショックで一旦心臓の動きを停めた後、自然に心臓が動き始める可能性は低いです。

 そこでAEDの電気ショックの前と後に胸骨圧迫が必要になってきます。救助者の手が心臓の代わりをし、全身に血液を巡らす必要があるのです。仮に電気ショックで心臓が動き出したとしても、最初は弱い血流しか出せません。全身には、5リットルの血があってよどんでますから、意識が戻るほどの有効な血流ではありません。

 AEDが到着する前、到着し電気ショック後もすぐ胸骨圧迫をして血液の循環を助けてあげることが大切になってきます。AEDだけあっても命は助かりません。早期の119番通報や協力者を求めることが大切です。
 
 胸骨圧迫は、一人でずっとできるものではありません。電気ショック直後の5秒の間に胸骨圧迫をしていたかどうかで蘇生率が全然違うというデーターもあります。

 AEDだけじゃ助からない。胸骨圧迫大事です!!
 

 

 
AEDは心臓を止める道具
「AEDは心臓を止める道具、AEDは完全に停まった心臓には効果がない、AEDだけでは助からない」このことを講習会で話すとびっくりされる方がほとんどです。

 AEDは、自動的に心電図を解析して、電気ショックが必要なら電気ショックを与えますが、電気ショックが作動するのは心臓が停まっているときではありません。
 
 通常、規則正しく脈を打っている心臓が何らかの拍子に乱れ、不規則なけいれんを起こしてしまっている時にだけ「ショックが必要です」となります。

 この突然起こる心臓の不規則なリズムを「心室細動」と言い、心臓がけいれんしてる状態のことです。
また、AEDの電気ショックのことを「除細動」と言います。細かく動く不規則な心臓のリズムを取り除くという意味になります。AEDは停まってしまった心臓を再び動かすために「喝」をいれるものではありません。

 停まった心臓に喝を入れるものでなければ、AEDを使って心臓の不規則な動きをどうやって取り除くの?となりますが、AEDの電気ショックで一度心臓を止めてしまいます。要は心臓をリセットすること。電化製品の調子が悪い時、コンセント抜いて電源のON.OFFすること。それと似ています。

 AEDの電気ショックによって一度停まった心臓は、心臓の細胞にエネルギーが残っていれば、またすぐ動き出します。その時は元の通りの規則正しい心臓のリズムに戻ってくれるはずというのがAED(除細動)の仕組みです。一度停まった心臓が再び正しく動き出すかは、心臓に残ってる力によります。

 前にお話しした「心室細動」始まってすぐに電気ショックをすれば、心臓に力がたっぷり残ってますから、元に戻ります。時間が経てば経つほど、心臓のエネルギーと酸素が消費されていきますから、停まった心臓が再び動く可能性が低くなってきます。
 5分経つと助かる可能性は、5割以下、10分だとほぼゼロと言われています。

 AEDだけあっても助からない理由、では何をしなくてはいけないかは、次回のブログで。