「命のバトン浜松で一緒に活動したい、子どもの事故予防と蘇生法を広めたい」というお問い合わせを多くいただきます。お問い合わせいただいたものについては、個別にお返事をさせていただいています。こうしたお問い合わせをいただくことは嬉しいのですが、
当会の考え方とお問い合わせいただいた方との意識のズレが大きいこともあったため、お話しさせていただきます。
命のバトン浜松の入会条件は、
1.応急手当普及員資格を有していること。
これは、心肺蘇生法を市民の皆さまに普及していくうえで必須の資格というのが当会の考えです。資格がなくても教えることはできますが、その方がいつどこで心肺蘇生法に関する講習を受けたかということもあります。市民向け講習で傷病者の脈拍の確認が必要・胸骨圧迫と人工呼吸が5:1ですと、いう指導を市民向けにされている方もいると聞いてますので、今のガイドラインに沿った講習を受けた方でないと、間違った知識や手技を伝えてしまう恐れがあります。普及員資格を取得して定期的に更新されていれば問題はないのですが、更新がしっかりされてるかも確認させていただいています。
2.浜松市内在住または在勤していること。
これも普及員資格と連動するのですが、基本的に活動場所が浜松市内ということもあり、浜松市内在住または在勤している方とし、浜松市消防局(消防本部時代も含む)で応急手当普及員講習を受講した方となります。浜松市以外の市町村で普及員資格を取得した方の知識や手技が浜松市と受講した市町村の普及員講習で知識や手技の微妙な認識のズレがないとは言い難いこともあり、こうした制限を設けさせていただいています。
浜松市外で応急手当普及員資格を取得された方は、取得した消防機関名・取得年月日・番号、当会で活動したい目的をご連絡いただいたうえでご相談させていただいています。
入会条件は、大きく2つになりますが、当会はボランティア活動です。交通費や食事代等、一切出ません。今のメンバーも手弁当持参で車も乗り合いできたりしてます。市外からの活動の参加は、活動場所までの移動手段や時間等、いろいろと難しいというのがこちらの考えです。逆にこちらが浜松市外に出て活動というのも難しいと考えています。
私たちの定期講習会を一度ご見学いただき、自分が思っていた・考えていた活動なのか?をよく見ていただいてから入会を判断してもらっています。
応急手当普及員は、お住まいの地域で普及活動されることが原則です。また、消防の講習の進め方等を疑問視し、こちらにその解決方法を尋ねてくる方もいますが、それはその普及員ご自身の問題であり、そういったことに当会は一切関わりませんので、ご自分で消防の担当者とお話しして解決してください。またそういったトラブルを起こされた事実が入会後に発覚した場合は、入会を取り消し退会とさせていただきます。
入会条件が厳しいと思われる方もいると思いますが、子どもの事故予防・応急手当の普及啓発をしていくという目的がありますので、ご理解いただけたらと思います。
当会の考え方とお問い合わせいただいた方との意識のズレが大きいこともあったため、お話しさせていただきます。
命のバトン浜松の入会条件は、
1.応急手当普及員資格を有していること。
これは、心肺蘇生法を市民の皆さまに普及していくうえで必須の資格というのが当会の考えです。資格がなくても教えることはできますが、その方がいつどこで心肺蘇生法に関する講習を受けたかということもあります。市民向け講習で傷病者の脈拍の確認が必要・胸骨圧迫と人工呼吸が5:1ですと、いう指導を市民向けにされている方もいると聞いてますので、今のガイドラインに沿った講習を受けた方でないと、間違った知識や手技を伝えてしまう恐れがあります。普及員資格を取得して定期的に更新されていれば問題はないのですが、更新がしっかりされてるかも確認させていただいています。
2.浜松市内在住または在勤していること。
これも普及員資格と連動するのですが、基本的に活動場所が浜松市内ということもあり、浜松市内在住または在勤している方とし、浜松市消防局(消防本部時代も含む)で応急手当普及員講習を受講した方となります。浜松市以外の市町村で普及員資格を取得した方の知識や手技が浜松市と受講した市町村の普及員講習で知識や手技の微妙な認識のズレがないとは言い難いこともあり、こうした制限を設けさせていただいています。
浜松市外で応急手当普及員資格を取得された方は、取得した消防機関名・取得年月日・番号、当会で活動したい目的をご連絡いただいたうえでご相談させていただいています。
入会条件は、大きく2つになりますが、当会はボランティア活動です。交通費や食事代等、一切出ません。今のメンバーも手弁当持参で車も乗り合いできたりしてます。市外からの活動の参加は、活動場所までの移動手段や時間等、いろいろと難しいというのがこちらの考えです。逆にこちらが浜松市外に出て活動というのも難しいと考えています。
私たちの定期講習会を一度ご見学いただき、自分が思っていた・考えていた活動なのか?をよく見ていただいてから入会を判断してもらっています。
応急手当普及員は、お住まいの地域で普及活動されることが原則です。また、消防の講習の進め方等を疑問視し、こちらにその解決方法を尋ねてくる方もいますが、それはその普及員ご自身の問題であり、そういったことに当会は一切関わりませんので、ご自分で消防の担当者とお話しして解決してください。またそういったトラブルを起こされた事実が入会後に発覚した場合は、入会を取り消し退会とさせていただきます。
入会条件が厳しいと思われる方もいると思いますが、子どもの事故予防・応急手当の普及啓発をしていくという目的がありますので、ご理解いただけたらと思います。
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命のバトン浜松のメンバーは、全員応急手当普及員資格を取得しています。会として普通救命講習を開催したことはありませんが、開催することも可能です。
昨日、代表が普通救命講習に普及員として参加してきました。
講習には、町内にあるディとショートスティ施設の施設長さんはじめ職員さんも参加されたそうです。この施設さんは、施設独自に救命講習や地域の自治会防災訓練に積極的に参加されている防災だけでなく、防犯に関してもお巡りさんを講師に呼び、防犯や交通安全講習を開催する等、意識の高い施設さんです。
講習の中で代表がAEDは施設にありますか?と聞いてみると「置いてありません」と。
AEDは、利用者さんだけに使うものではないですよ、もしかしたら職員さん自身がAEDを装着されることも十分考えられます。心肺蘇生法とAEDは、利用者さんだけでなく、これから施設を担っていく職員さんの安全安心、施設周辺に住んでる人たちのためにもなっていきますよ、と話したら「今まで利用者に何かあったらという想定は常にしていましたが、職員が職場で倒れてAEDや心肺蘇生法をすることになるという考えがなかった」そうです。
その後の心肺蘇生法の実技は、AEDは、まずは電源を入れてあとは音声メッセージに従って操作してくださいとだけ伝え、やってもらいましたが、皆さん、音声メッセージを聞きもらすまいと必死に耳をかたむけ、胸骨圧迫と人工呼吸も真剣に取り組んでいたそうです。
浴槽内で意識消失、心肺停止時の対応手順の質問もあったそうで、まず最初にやることに重点をおいて確認してもらったそうです。
私たちの定期講習会や依頼講習、心肺蘇生法は、ガイドラインに沿った内容で進めていますが、受講者さんの背景にあるものを知り、それを講習の中にちりばめていくと、受講者さんの食いつきはすごく変わってきます。
これからも受講者の背景やニーズにあわせた講習会を開催していきたいと思います。
昨日、代表が普通救命講習に普及員として参加してきました。
講習には、町内にあるディとショートスティ施設の施設長さんはじめ職員さんも参加されたそうです。この施設さんは、施設独自に救命講習や地域の自治会防災訓練に積極的に参加されている防災だけでなく、防犯に関してもお巡りさんを講師に呼び、防犯や交通安全講習を開催する等、意識の高い施設さんです。
講習の中で代表がAEDは施設にありますか?と聞いてみると「置いてありません」と。
AEDは、利用者さんだけに使うものではないですよ、もしかしたら職員さん自身がAEDを装着されることも十分考えられます。心肺蘇生法とAEDは、利用者さんだけでなく、これから施設を担っていく職員さんの安全安心、施設周辺に住んでる人たちのためにもなっていきますよ、と話したら「今まで利用者に何かあったらという想定は常にしていましたが、職員が職場で倒れてAEDや心肺蘇生法をすることになるという考えがなかった」そうです。
その後の心肺蘇生法の実技は、AEDは、まずは電源を入れてあとは音声メッセージに従って操作してくださいとだけ伝え、やってもらいましたが、皆さん、音声メッセージを聞きもらすまいと必死に耳をかたむけ、胸骨圧迫と人工呼吸も真剣に取り組んでいたそうです。
浴槽内で意識消失、心肺停止時の対応手順の質問もあったそうで、まず最初にやることに重点をおいて確認してもらったそうです。
私たちの定期講習会や依頼講習、心肺蘇生法は、ガイドラインに沿った内容で進めていますが、受講者さんの背景にあるものを知り、それを講習の中にちりばめていくと、受講者さんの食いつきはすごく変わってきます。
これからも受講者の背景やニーズにあわせた講習会を開催していきたいと思います。
救命講習の必要性や重要性を感じ、応急手当を周りに広めたい!そう思う方は、結構いらっしゃいます。私たちもそういう想いや気持ちを持つ方からメールをいただき、アドバイスさせていただいたこともあります。また、ネット上では全国で活躍する普及員の方と繋がりもできました。
こうして全国各地で多くの普及員が活躍されてますが、資格は取ったけど活かせていない、思うように活動できていない普及員が多くいる現状です。実際、資格をフルに活かして活動してる普及員は全国でも数少ないと思います。これはなぜなのでしょうか?
普及員資格を取得しても、活動の場が地域もしくは職場領域と制限がついてます。もともと普及員は、地域や職場でリーダー的立場にいる・立つ方が資格を取得して地域・職場で普通救命講習を開催することが主な目的となっています。
しかし、講習開催はできるものの、普及員が講習開催しても修了証が発行できない・消防職員の立会が必要等、地域によって普及員の活動に制限をかけてる消防もあります。こうした状況は、少しづつ改善されてきているものの現場まで浸透しているとは言い難い現状です。
普及員資格を取っても、そのあとのフォローアップ体制がないことも問題です。アクティブに活動されてる普及員は、定期的に資格更新をし、有料講習をはじめ、知識や手技のアップデートを欠かさないことが特徴です。消防も、資格を取った人に何のフォローもせず、普及員講習だけを漫然と続けているのは、なぜなのでしょうか?普及員講習を毎年やってるからとお作法のようにやるなら、私はそんな講習はやる必要はないと思います。やる以上は、それなりにフォローすべきです。最低でも何かあったらここに連絡や相談してくださいということだけでもやる、それで普及員が問い合わせも相談もしてこなければ、それは普及員個人の問題です。普及員のフォローをしっかりしている消防もあります。東京消防庁のようにガイドライン変更時に資格更新をしっかりしている普及員対象のフォローアップ講習会の開催等。消防も組織ですから定期的に人事異動があります、普及員を担当する部署も人が変われば、よきにつけ悪きにつけ考えがガラリと変わることもあります。それに振り回されてしまっているのも普及員です。こうしたことも普及員の活動意欲を低下させる要因になってると思いますが、普及員自身も分からないことや不安なことは、こんなこと聞いたら恥ずかしいとか思わず、消防の担当者に積極的に聞くことも大切だと思います。そういったところから
普及員に対する消防の考え方も変わってくると思います。
普及員と指導員の違いは?ということになりますが、指導員になると普通救命講習だけでなく上級救命講習を開催することもできます。普及員から指導員になるには、普及員としての指導経験も必要ですし、指導員講習も受講しなければいけません。実際、普及員から指導員になったという方は、私の周りで1人だけです。その方は看護師で消防団員ということもあったのですが、看護師と消防団員でなかったとしても、普及員から指導員になる道は、限りなく狭いです。
以前、消防に普及員から指導員になれる道はありますか?と聞いたことがありますが、指導員は消防職員を対象にしてるので普及員が指導員になるということは、ないですと。ネックになるのが指導員講習の時間のようで、普及員ですと毎月1回の講習を3~4回に分けての講習になりますが、指導員はそれ以上。普及員から指導員になりたい人を対象に募集をかけたとしてどの位の人が応募してくるのか?というのもあります。そうなると職員の指導員講習開催にあわせて受講というのが現実だと思います。
かといって、全く道がないということではありません。総務省消防庁からでている応急手当指導要綱には、普及員は指導員になれませんということはどこにも書かれていません。普段から地道に講習会を開催し、消防や地域から「あの普及員、いつも熱心だよね、ああいう人に指導員になってもらいたい、指導員講習を受けてもらいたい」そう思ってもらえること、やはり熱意と実行力だと思います。機会あるごとにそういった要望を出していくことも大切でしょう。普通救命講習は、3時間で内容も少ないですが、上級救命講習になると8時間、内容も厚みが増してきます。それなりの知識や手技も必要になってきます。
普及員として活動が停滞してる皆さん、せっかく取得した資格、普及員講習で学んだこと、出会った人との熱意を思い出してください。私も普及員講習で学んだこと、出会った人の熱い想いは、今も自分の活動の中で活かされています。たくさん講習やることが普及員ではありません。市民向けに地道に講習会を開催して救命の連鎖の大切さを伝えていくこと、それが普及員の姿だと思います。それが繋がっていった時、指導員という道も見えてくるのではないでしょうか?
全国の普及員の皆さん、頑張ってください。
こうして全国各地で多くの普及員が活躍されてますが、資格は取ったけど活かせていない、思うように活動できていない普及員が多くいる現状です。実際、資格をフルに活かして活動してる普及員は全国でも数少ないと思います。これはなぜなのでしょうか?
普及員資格を取得しても、活動の場が地域もしくは職場領域と制限がついてます。もともと普及員は、地域や職場でリーダー的立場にいる・立つ方が資格を取得して地域・職場で普通救命講習を開催することが主な目的となっています。
しかし、講習開催はできるものの、普及員が講習開催しても修了証が発行できない・消防職員の立会が必要等、地域によって普及員の活動に制限をかけてる消防もあります。こうした状況は、少しづつ改善されてきているものの現場まで浸透しているとは言い難い現状です。
普及員資格を取っても、そのあとのフォローアップ体制がないことも問題です。アクティブに活動されてる普及員は、定期的に資格更新をし、有料講習をはじめ、知識や手技のアップデートを欠かさないことが特徴です。消防も、資格を取った人に何のフォローもせず、普及員講習だけを漫然と続けているのは、なぜなのでしょうか?普及員講習を毎年やってるからとお作法のようにやるなら、私はそんな講習はやる必要はないと思います。やる以上は、それなりにフォローすべきです。最低でも何かあったらここに連絡や相談してくださいということだけでもやる、それで普及員が問い合わせも相談もしてこなければ、それは普及員個人の問題です。普及員のフォローをしっかりしている消防もあります。東京消防庁のようにガイドライン変更時に資格更新をしっかりしている普及員対象のフォローアップ講習会の開催等。消防も組織ですから定期的に人事異動があります、普及員を担当する部署も人が変われば、よきにつけ悪きにつけ考えがガラリと変わることもあります。それに振り回されてしまっているのも普及員です。こうしたことも普及員の活動意欲を低下させる要因になってると思いますが、普及員自身も分からないことや不安なことは、こんなこと聞いたら恥ずかしいとか思わず、消防の担当者に積極的に聞くことも大切だと思います。そういったところから
普及員に対する消防の考え方も変わってくると思います。
普及員と指導員の違いは?ということになりますが、指導員になると普通救命講習だけでなく上級救命講習を開催することもできます。普及員から指導員になるには、普及員としての指導経験も必要ですし、指導員講習も受講しなければいけません。実際、普及員から指導員になったという方は、私の周りで1人だけです。その方は看護師で消防団員ということもあったのですが、看護師と消防団員でなかったとしても、普及員から指導員になる道は、限りなく狭いです。
以前、消防に普及員から指導員になれる道はありますか?と聞いたことがありますが、指導員は消防職員を対象にしてるので普及員が指導員になるということは、ないですと。ネックになるのが指導員講習の時間のようで、普及員ですと毎月1回の講習を3~4回に分けての講習になりますが、指導員はそれ以上。普及員から指導員になりたい人を対象に募集をかけたとしてどの位の人が応募してくるのか?というのもあります。そうなると職員の指導員講習開催にあわせて受講というのが現実だと思います。
かといって、全く道がないということではありません。総務省消防庁からでている応急手当指導要綱には、普及員は指導員になれませんということはどこにも書かれていません。普段から地道に講習会を開催し、消防や地域から「あの普及員、いつも熱心だよね、ああいう人に指導員になってもらいたい、指導員講習を受けてもらいたい」そう思ってもらえること、やはり熱意と実行力だと思います。機会あるごとにそういった要望を出していくことも大切でしょう。普通救命講習は、3時間で内容も少ないですが、上級救命講習になると8時間、内容も厚みが増してきます。それなりの知識や手技も必要になってきます。
普及員として活動が停滞してる皆さん、せっかく取得した資格、普及員講習で学んだこと、出会った人との熱意を思い出してください。私も普及員講習で学んだこと、出会った人の熱い想いは、今も自分の活動の中で活かされています。たくさん講習やることが普及員ではありません。市民向けに地道に講習会を開催して救命の連鎖の大切さを伝えていくこと、それが普及員の姿だと思います。それが繋がっていった時、指導員という道も見えてくるのではないでしょうか?
全国の普及員の皆さん、頑張ってください。
12月15日の午前中、代表が市民対象の救命講習会の座学のコマを担当してきました。持ち時間は30分。
参加者は、8名。年齢も60才代の方がほとんどでしたが、保育園やディーサービスで働く若い方も参加。自己紹介されてる中で、人が倒れてる現場に遭遇したけど何もできなかった、家族が倒れて救急車を呼んだけど、救急車が来るまでに何かできたのではないか?と身近であったことがきっかけで受講されてる方がほとんどでした。
私の話しは、救命の連鎖から始まり、救急車をすぐ呼ぶ症状や事故、心肺蘇生法の市民向けに強調されてる点の説明をしました。その中で119番通報した時の指令の対応や救急車が到着した時の隊員の対応に不満を持たれてる方が、数名いらっしゃいました。そういった対応から、救急車を呼ぶのをためらったことがあること、現場でこんなことで救急車呼ぶなと言われたこと等・・・。
たしかに緊急度の判断は、人それぞれで難しいですが、119番通報した時の指令の対応、現場での対応、通報者と通報を受けた側、救急隊の認識の違いがあることは否めません。こんなことで通報してと通報時や現場で言われたら、通報者は、どんな気持ちになるか?救急隊員も人です、自分の感情や気持ちを抑えられなくて言ってしまう時もあるかと思いますが、119番通報する人は、それが一生のうちの一回かもしれない、指令や現場はそういう心構えで接するべきだと思います。
119番通報時、消防が何を知りたくて求めているのか?これは、救命講習指導者としてしっかりと知っておき、それを講習を通じて市民に啓発していくこと、講習でもさらっと流してしまう内容になりがちですが、ここはそれなりに時間をかけて学ぶところだと思います。
参加者は、8名。年齢も60才代の方がほとんどでしたが、保育園やディーサービスで働く若い方も参加。自己紹介されてる中で、人が倒れてる現場に遭遇したけど何もできなかった、家族が倒れて救急車を呼んだけど、救急車が来るまでに何かできたのではないか?と身近であったことがきっかけで受講されてる方がほとんどでした。
私の話しは、救命の連鎖から始まり、救急車をすぐ呼ぶ症状や事故、心肺蘇生法の市民向けに強調されてる点の説明をしました。その中で119番通報した時の指令の対応や救急車が到着した時の隊員の対応に不満を持たれてる方が、数名いらっしゃいました。そういった対応から、救急車を呼ぶのをためらったことがあること、現場でこんなことで救急車呼ぶなと言われたこと等・・・。
たしかに緊急度の判断は、人それぞれで難しいですが、119番通報した時の指令の対応、現場での対応、通報者と通報を受けた側、救急隊の認識の違いがあることは否めません。こんなことで通報してと通報時や現場で言われたら、通報者は、どんな気持ちになるか?救急隊員も人です、自分の感情や気持ちを抑えられなくて言ってしまう時もあるかと思いますが、119番通報する人は、それが一生のうちの一回かもしれない、指令や現場はそういう心構えで接するべきだと思います。
119番通報時、消防が何を知りたくて求めているのか?これは、救命講習指導者としてしっかりと知っておき、それを講習を通じて市民に啓発していくこと、講習でもさらっと流してしまう内容になりがちですが、ここはそれなりに時間をかけて学ぶところだと思います。
講習でのアンケート結果や終了後に受講生とお話ししてると、現場での経験や事例を話してほしいと言われることがよくあります。
指導者が医療従事者であれば、現場での経験や事例は豊富といえば豊富です。指導者は、医療従事者だけではありません。
一般市民の応急手当普及員、数は少ないですが、職業として心肺蘇生法をはじめとする応急手当の有料コースを開催してる方もいます。これらの人は、現場での実践経験があるかといったらどうでしょう?指導者になるまでの過程もありますから、一概にある・ないを判断できませんが、少なくとも現場での実践経験は、指導者に必要とは思いません。
現場での実践経験があれば、講習で話す引き出しは増えますし、自分の経験談をもとに手技をはじめとする現場でのポイントを話すと、受講生の食いつきも違ってきます。救命講習を受講する方の多くは、自分の身の回りで救命講習の大切さを知る何かきっかけがあって受講する方が多いと感じます。実践経験を話すことで怖いこともあります。それはその経験談が、そっくりそのまま使えると思い込んでしまうこと。現場の状況は、天気・時間・現場の状況によって異なります。指導者の経験談の動きがそのまま使えるかといったらNGです。
講習で実践経験を話すことは、受講生のモチベーションを上げる武器にもなりますが、指導者に必須のものかと言ったら、そうでもありません。
救命講習指導者に求められるものは、説明下手でも型にはめずに受講者のバックグランドにあわせた指導ができることが大切と感じます。
指導者が医療従事者であれば、現場での経験や事例は豊富といえば豊富です。指導者は、医療従事者だけではありません。
一般市民の応急手当普及員、数は少ないですが、職業として心肺蘇生法をはじめとする応急手当の有料コースを開催してる方もいます。これらの人は、現場での実践経験があるかといったらどうでしょう?指導者になるまでの過程もありますから、一概にある・ないを判断できませんが、少なくとも現場での実践経験は、指導者に必要とは思いません。
現場での実践経験があれば、講習で話す引き出しは増えますし、自分の経験談をもとに手技をはじめとする現場でのポイントを話すと、受講生の食いつきも違ってきます。救命講習を受講する方の多くは、自分の身の回りで救命講習の大切さを知る何かきっかけがあって受講する方が多いと感じます。実践経験を話すことで怖いこともあります。それはその経験談が、そっくりそのまま使えると思い込んでしまうこと。現場の状況は、天気・時間・現場の状況によって異なります。指導者の経験談の動きがそのまま使えるかといったらNGです。
講習で実践経験を話すことは、受講生のモチベーションを上げる武器にもなりますが、指導者に必須のものかと言ったら、そうでもありません。
救命講習指導者に求められるものは、説明下手でも型にはめずに受講者のバックグランドにあわせた指導ができることが大切と感じます。